【大事件】これは夢！？気づけば大逆転の将棋が凄すぎました・・・ 藤井聡太王座 vs 伊藤匠叡王　王座戦第2局　【将棋解説】

【大事件】これは夢！？気づけば大逆転の将棋が凄すぎました・・・ 藤井聡太王座 vs 伊藤匠叡王　王座戦第2局　【将棋解説】

はい、こんにちは。ミルシ将棋チャンネル のKです。え、今回は第73期大座戦5番 勝負第2局先手藤井蒼太大座対手伊藤匠 AOの対局を検討していきます。初心者 旧者の方にも分かりやすい解説を心がけ ます。はい、ということで今回は大座戦第 2局ついに決着がつきましたので検討の方 をやっていこうと思います。大座戦は第1 局は、え、藤井大座が勝利したことが記憶 に新しいかと思います。第2局はどうなる のかというところですが、ただね、大座線 は5番勝負ですので、ま、先に2連勝さ れるとね、ま、非常に厳しいということも ありまして、伊東としましてはここは何と しても取り返したいところかと思います。 先手版が藤井大座で始まりまして、後手で 迎え打つのが伊東王という形になりました 。両者得意の角代わりの出出しとなりまし て、ま、このまま定石系で角代わり腰銀の ような形でがっつりと進むのかなと思って いたんですが、 本局はどうやら模様が違ったようです。 今後もですね、藤士井大座の対局は大座線 やその他の期戦なども取り上げていこうか なと思いますので、気になる方がいまし たら是非今のうちにチャンネル登録や高 評価ボタンを押して応援していただけると 嬉しいです。伊藤王の狙いは7筋から銀を 繰り出す早く銀でした。これはまた違った 展開になりそうですね。で、66歩に75 歩と仕掛けていったんですね。この歩を 同歩取りますと同銀と出る手がありまして 、次に86歩からの銀のさきを狙ってくる んですね。ま、ここまで銀が来ると76歩 では受けになっていなくて86歩が 間に合ってしまいますね。ま、同歩同銀と ということもあり、本譜はここで665歩 を入れまして以下歩に同銀、73銀に77 角打ちという進行になりました。 で、54歩に48金とここではまだ前例が 1つだけありまして、その前例は42格闘 打つ手だったんですね。そして35歩に 同歩34歩22銀45銀とこんな感じで 先定の方がむしろ主導権を握って攻めて いくという将棋が過去に1個だけありまし た。ただ本譜はですね、逆に逆に伊東王が 積極的にということで5手番にこう84銀 と銀の繰り返っていきます。で、37Kに 94角と、ま、この手もね、非常に積極的 ですね。角を手放して、ま、現状働き弱い んですけど、86歩とついた時に角の働き がこうぐーっとね、通ってくるということ でね、ま、未来に投資した角ということに なります。で、45系と跳ねるんですが、 ここで単に44銀と逃げるのは例えば67 銀、75銀と済んだ時に、ま、57Kなら ずがあるんですね。これで、ま、大手 金取りと、ま、仮に同銀とっても11角 なりがちょっと嫌ですよね。ということで 、ここは開き直ってKOを受けずに86歩 と攻めたんですね。 で、え、53系ならず、31玉、61系 なりと金は渡す方針のようです。で、75 銀にこれは取れませんね。取ると8、7が ありますので、75銀に本譜は85金と 止めまして、76銀に86角とこれが大事 な一手ですね。ここで1回歩を取りながら 大手、これを入れることによって22玉と させてから安全に94金と角を取ることが できたんですね。はい。で、同歩とで49 玉局と1回安全にしてから 55歩といきましたね。これで同銀はね、 ちょっとあまりにも形がバラバラになると いうことで、本譜は47銀と引きまして 73Kに77歩と打っていきます。で、 65銀に51角とこれで、ま、先手もこの 73の桂マを狙って味がいいですね。ここ で伊藤AO王が取れる選択は概、ま、 もしくは3択ぐらいですね。ま、1つは 受ける手。桂マを受ける手ですが、飛車の 横聞きが止まってしまうので、ちょっと 消極的ではありますね。1つは、もう1つ は攻めるですね。56歩と。で、56歩を 先につくことによって同銀とは取りにくく なっていますね。同銀と取ると同銀同歩に 6系と桂マを逃げながらこの57の地点を 狙うことができますね。ま、なので56歩 にはおそらく同歩と取るしかなくて、ま、 66銀に73角なりで飛を切って86車 同歩に57金ですね。ま、こんな感じで 絡めついていくても有力です。これ結構 受けにくいですね。まあ、桂馬打って57 の地点を受けるぐらいですけど、 ま、48金から同玉に59銀と落として、 ま、しつこく37角と、ま、こんな感じで 大手飛車を狙っていくような変化もあり ますね。で、最後の選択肢は66銀と 攻める手ですね。ま、本譜伊藤AO王が 差したのもこの66銀という手でしたね。 ま、56歩の突き捨てはなくなりましたが 、ま、いきなりもう57銀なりの突進を 考えているということでしょう。で、73 角なりと、ま、ここまで来たら勢いとして は当然飛車を切るんですね。飛を逃げて しまうと、ま、ここでなんかこの駒まを じっと寄られる有効活用。ま、うまく引い てるんでね、51なり系とかもちょっと嫌 ですし、ま、普通に玉上がってね、人系 立て直されても嫌なんで、ま、さすがに ここは勢いとしては切るということで、ま 、本譜も86したと言ったんですが、 ま、同歩に、え、57銀なりですね。ま、 これは、ま、当然の一手と言いますか、先 に66銀と言ったんでね、ここで、まあ 56歩とついても同銀と取られちゃうん ですね。はい。なので本譜は57銀なりを 入れまして24歩と、ま、この瞬間金は 取れるんですけど、ま、48な銀としても ね、ま、同玉で、ま、結局24歩と手を 戻すはめにはなりそうなので、ま、本譜は 先に同歩と取りまして57金に37金と 打って絡みついていきましたね。ま、金で いくのがポイントで、ま、一見角も良さ そうに見えますけど、ただ角の場合は こういちゃガチしたと逃げられた時に手が 難しいと、ま、金にも3玉でまだ寄らない ですね。で、ま、金を基本的にはこの1番 下に金をね、手放したくないんで、 ま、37金がいいのかなというところです ね。ま、37金であれば飛が逃げた時に 今度は27角という手が出てきますからね 。はい。ということで本譜は23歩と打っ ていきました。ま、かわすとね、ちょっと 玉の形が悪いし、金が浮き駒になっちゃう んで、ま、かわすことはできないんです けど、ま、でも同金と取ると玉の横が弱く なるんで、ま、52から 銀を打って68飛車と逃げて飛車のを見せ られるだけでも厳しいですね。気づけば5 手はコ不足で先手局を寄せることができ ません。なので本譜は仕方なく同玉と取っ たんですが51下と打って21の地点を 狙います。ま、ここはもう開き直って28 金と飛車を取るしかなかったんですが21 飛りと迫っていきます。ペースは藤井座か なというところですね。で、22銀と がっちり受ける手に58玉とこの58玉で 先手は左側が広いです。ま、かなり入玉も 視野に入ってきまして、ま、先手は早そう 負けない局面かなと思っていたんですが、 ま、この先ね、さらに2波乱もある、一乱 ある感じですね。はい。ということで 31金とね、はい、引いて受けていきまし た。ま、時給でいくのであればこう31下 車と打って、ま、同流同金のが形はいいん ですけど、ま、こう高みの過去みたいな 感じでね、囲が残るんで。ただ結構勝負に 行きましたね。31金と。で、同流同銀で ちょっとご手人形は悪いんですが、ま、 飛車を手に入れたんでね、それがどうなる かというところですが、ま、55馬と引い たんですけど、ま、ここで中途半端に44 角とか合わせると、ま、56馬とか引かれ て、ま、5手の角の働きが弱いということ でね、ここは、ま、我慢の22銀だったん ですが、ま、これがね、結構渋いと評判で 意外となんかすっきりとしたが寄せが 見つからないとプロの間でも、え、南回な 局面に陥ってるということでしたね。ま、 確かに難しいんですよね。例えば、ま、 45馬とかでこの玉を狙いに行くもあり ますけど、ま、29下車とかの反撃もある んでね、難しいところですね。ま、35系 と打って、ま、13玉に23銀とかで 決まればいいですけど、決め損ねた時は 大変ですよね。ま、あるいは26系と言う てもAIの候補種にはありましたが、ま、 これも簡単ではないですね。ま、1金と 根元の強射を取られて5手も入玉の準備が はどります。で、ま、34系と跳ねる手は ありますけど、ま、これだけで勝てるわけ でもないので、もっと何十手何百点手と 変化を読まなくてはいけませんということ で、ま、非常に難しい終盤戦になってい ました。気づけば。で、藤大座が差した手 は3号歩と3筋をじっと狙うという手でし たね。で、3車と3筋に守りと攻めにも 聞かして 34歩に32Fと受ける将棋になりました 。で、25歩と急所を玉頭を狙っていくん ですが、ま、同歩と取りますといつでも歩 を叩けるということがありますので本譜は 無視して1球と強射を取って後の入玉を 狙います。で、24歩とつくんですが、 本譜は同玉だったんですが、ここでは13 玉もあったようですね。13玉ですと、ま 、先手も67玉という手がありますけど、 ま、49角と打って、ま、58は8歩と1 回受けると、ま、こんな感じで差していく みたいな展開もAIは予想していたんです が、本譜は同玉等を取りました。同玉と 取るとデメリットとしては36系の大手が あるんですね。で、25玉と上がっても 17銀と先手は最後の維持で後手の入玉を 阻止することができるんですね。で、仮に まあ、18下車と打っても28金と打って 熱車を閉じ込めることができるので、意外 とこの17銀が結構うるさいんで、36系 からの攻めも有力ではないかという風に声 が上がっていたんですが、藤井座は1回 67玉とね、受けに回りました。ただ、ま 、これも自然な手ですけどね。で、49角 に56玉と、ま、先手陣も硬いのですぐに はよりません。で、27角くなりと、ま、 これで、ま、後手の入玉もちょっと現実的 になってきたかなというところで、ま、次 にこう54歩とから叩かれるとね、こう馬 効いてるんで、ま、1回こう45歩とね、 本譜はついてこの馬止めたんですけど26 したと。いや、見えにくいんですけど、 これ最前手ってね、AIは言ってたんです よね。なかなかすごいですよね。これで 大手をしていきまして、で、46金に54 歩とま、ここ9位移中馬もあるんですけど 、ただ91馬でね、この強射取ってる瞬間 は気分がいいんですけど、まあなんか64 とかでこう馬止められるのもね、ちょっと 気分が悪いんで、ま、65歩でね、強者 止まるんですけど、ちょっと、ま、65歩 ってこう強者を取りに行くみたいな展開も ちょっと遅いんでね、ま、その瞬間28馬 とかでこう急勝狙われる可能性もあるんで 、ま、これに対しては本馬と取ったんです が、 え、34なりと龍を作って馬を狙いに行く と、ま、ここシンプルにね、63馬も有力 だったと思いますね。はい。ただ本譜は ですね、44系とね、こう筆を止めたん ですが、この辺りからね、ちょっと風きが ね、変わってきたという感じでしょうか。 で、52、え、失礼戻しまして、え、 桂打ちですね。はい。44系と打って、 ここでね、ちょっと風きが変わってきて、 52強ね、打ったんですよね。これが 素晴らしい手で、なかなかね、これ ちょっと難しいんですよね、対応が。ま、 自然なのはこう53歩なんですけど、ま、 53歩に同胸、同馬、ま、4号流として、 ま、これがね、取れないんで馬が効いてる んで同玉は無理。飛車が効いてるんで同金 は無理ということでここでまあ67玉とか だったら46下車で気づけば先手がね入極 できないみたいなね、そういう展開にも なりそうですよね。はい。だから53歩で も結構自理品になるかなと思って藤井座は 、え、3号銀という勝負では放ちましたね 。まあ、AI的にはね、え、評価値は 下がりますが、ただもう1将棋なので、 あんまり評価値云々ってよりはもう勝負 勝負で行った方が結構勝ちやすいんじゃ ないかなというところで、ま、勝負手を 放ちましたね。で、ま、同流でこの瞬間に 52系なりとさっきまではね、52系な りってやるとね、こう龍で馬を取られ ちゃうんで、1回こう龍をずらしたという ね、そういう勝負点になりますね。 で、38馬には57金と打ってこの46の 地点を守りますけど、37銀とあまで しつこくこの金を狙ってきます。で、ここ では25歩があるのではないかと言われて いました。同玉であれば43馬という手が 大手で入るんですね。で、ま、これで1回 入極を阻止することができるわけですね。 あるいは 25歩213 玉手もあるんですけど、そうするとこで 36歩が有効になります。こによって 46 銀なり同金で気持ちとしては切りたいんですけど流動玉に例えば 36 とやっても同銀でこれはよりがないんですね。 ただ ポンプは先に36歩打ってしまったことに より伊東Aを大チャンスとなりました。 理由としては46銀なり同金同流と進んで いきまして同玉に36車という手が必殺技 で入ってしまいました。先ほどの変化の 検討ではね、25歩に13玉を入れている とここで積まないんですけど玉が24に 言いますとこれ積んじゃうんですね。取る と玉がなんとね、寄せに働くということで ね、これが運命の違いなんですよね。と いうことで結論ね、これが取れないという ことになっていますね。同銀とっても今度 はこっちなんですね。で、玉が効いてるん で上がれないと13玉であればね、全然 良かったんですけど、この形に追い込まれ てしまったというところが苦しいところ ですかね。本譜は55玉と逃げるしか なかったんですが、当然47馬と銀を ボロっと取りますね。これは、ま、入玉し たとしても点数勝負でちょっと怪しくなっ てきましたね。で、63馬に、え、56 飛車で54、64玉に、え、37馬ですね 。はい。こんな感じでどんどんどんどん、 え、玉を追い詰められていくということで 、ま、これ以上はね、ちょっと厳しいと いうことで、藤井大座ここで潔ぎ玉く投領 ということになりました。それではね、 糖量図加の理由や、え、検討なんかもして いこうかと思います。え、まず先ほど言っ た通りね、ちょっと、ま、点数勝負でも、 え、厳しくなってくるというところもある んですけど、ま、そもそもよりまで見えて くるというのが1番の問題ですね。はい。 例えば、ま、これ飛が効いてるんでね、 こう相駒が効かないんで、ま、74玉なん ですけど、そこでね、まあ8銀とか縛って もいいと思うんですけど、ま、いきなり ドカンと83銀みたいな手も有力になって きますね。これも寄せを狙った手ですね。 で、同玉に82金とこれをされるとね、馬 が効いてるんで、ちょうど入玉できなく なってますね。で、74玉に、え、73金 とこれが厳しくて同馬は同金からの65玉 74角75玉に64馬で積みがあるんです ね。ま、なのでこの金打ちが取れないん ですがとなると、ま、85玉になるんです けど、ま、そこで63金とこういう馬を ただで取られてしまっては攻防ともに 見込みなしと気づけば入玉はできない。で 、語5手局は広ということでね、え、ま、 本当に気づけば大戦ということでね、 ちょっと、ま、びっくりしてるんですけど 、え、この37の馬で藤の投領となりまし た。いや、衝撃の1局だったと思います。 はい、ということで今回の検討は、え、 この辺りで終わろうかなと思います。え、 許可を通してなんですが、え、ま、 繰り返しになりますがね、本当に凄まじい ものを見たというところですね。途中 なんかもう不ジ局が安全になった辺りは、 え、ま、先点の負けはないかなと、ま、 本当に心からそう思っていたんですが、ま 、我はというですね、伊藤王の1分将棋に なってからの勝負手がすごかったですね。 し、もう気迫を感じましたね。勝負勝負で 迫っていってね。ま、気づけば藤井座が、 ま、おそらくあの36歩とかの辺りで ちょっと見落としがあったんですかね。ま 、1回2号先に打ってれば、ま、全然違っ た将棋だとは思うんですけど、ま、 おそらくちょっとどっかで見落としがあっ て、ま、気づけばもう大逆転ということで ね、ま、凄まじい内容だったかと思います 。ま、ともあれこれで大座戦は一勝1ぱと いうことでね、はい。ま、糸王としては なんとか取り返したというところですかね 。ま、5番勝負なんでね、かなり熱い展開 となってきました。ということで、え、 今後もね、大座線など、え、色々ね、 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主催：日本将棋連盟
　　　日本経済新聞社

第73期　王座戦　五番勝負　第2局
先手：藤井聡太　王座
後手：伊藤匠　叡王
戦型：角換わり
藤井王座vs伊藤叡王の対局。棋譜並べ。棋譜解説（ハイライト）初心者、級位者の方にも分かりやすい解説を心がけます。

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