愛し君へ(2004)第7 ~ 9 話 | 菅野美穂×藤木直人主演 ‧ 命と愛が交差する感動のヒューマンドラマ
お父さん納豆いる? まだ怒ってる。男の人と会ってたのは薄う 気づいてるみたい。本当のこと知ったら 寝込んじゃうかもね。 [音楽] そろそろ機嫌直してよ。 嘘ついたのは 心配かけたくなかったから [音楽] 行ってきますみご飯は いらない どうしよお腹空いちゃうわ よ。早く帰ってこいよ。その人が明するだなんて知ったら。 先生にはご迷惑をかけしました。 これからはできる限り治療して仕事も続けたいと思います。 仕事できそうですか? まだ分かりません。 前にもお話ししたと思うんですけども、神奈川にベチェット病に強い病院があります。一度一緒に行ってみませんか?よろしいんですか? もちろん君も一緒に話を聞いといた方がいいだろう。 はい、よろしくお願いします。 [音楽] あ、写真のお兄ちゃん。 おお。 あ、お兄ちゃんお兄ちゃん。 また来てくれたの? 約束したじゃん。 なんで最近来てくれなかったんだよ。 そうだよ。 今日1日行ってくれる? いいよ。 父にはまだ話してません。多分反対されると思います。 しかしつまでも隠してるわけにはいかないだろう。 [音楽] そうか。 ギリギリまで頑張ってみるか。 ただその 見えなくなることがあるんだよな。 今のところはすぐに収まるし での撮影だったらしょうがないと思うんだ 。 そうか。無理言ってるのは分かってる。 大きな仕事じゃなくて構わない。何でも やるよ。分かった。いくつか当たってみる よ。 ありがとう。いや、気合して大丈夫ですか? [音楽] しょうがないだろう。無限に断るわけにはいかないし。 ただいま。 うわあ、美味しそう。 お前の分はないぞ。 もう信吾もおじさんも子言葉みたいな悪すんじゃないの? 振られたくらいで情けない。 うるさい。ほら早く食えよ。はい。 [拍手] あれ?水は? うん。まだ帰ってこないんだ。 なんか様子が変なんだよね。勉強まく行ってないのかね? 今更始まったことじゃねえだろ。どいつもこいつもよ。 ほら、なんかストレスで毛抜けちゃってよ。お前 別に今で始まったことじゃないでしょ。 うるせえ。どうぞ。 父親の涙を見たことがありますか? みお君だよね。 ごめんなさい。え、 ごめんなさい。 姉ちゃんと別れてください。 父ちゃんに知られる前に。 母が死んだ日、父は私たちに涙を見せない ようにと トイレに隠れて泣いた。 ちょっと、ちょっとここにじゃ、コロケに醤油かけんの? [音楽] ソースじゃないの? ソースだよな。 はあ。には決まってんじゃねえか、お前。 喧嘩してもやっぱり親子だね。 ね、親子だよな。 トイレのタンクが殻になっても何度も何度も水を流しながら父は泣いた。お父さん、私はまだあなたの涙を見たことがありません。 [音楽] 今降参って言ったっけ?学校の帰り。 あ、腹減ってる。あの大したもの作れない んだけどさ。パスタぐらいだったら ちっちゃい頃。 俺の弁当箱を包んでた風呂です。 へえ。 うちの母ちゃんは 俺が生まれてすぐに死んだんです。だから 俺の弁当はいつも父ちゃんが作ってくれて ました。 毎朝早起きして俺と姉ちゃんのために弁当 作ってくれてました。でも俺 弁当包んでたこの風呂式が嫌で嫌で 仕方なかったんです。他の子はみんな お母さんが選んでくれた可愛いおしゃれな ハカ値とか漫画の絵が書いてるようなやつ なのにもう俺恥ずかしくてみんなに見せ たくなくて ある日 学校の帰りに捨てたんです。 そしたら姉ちゃんに引ったかれました。 どうしてそんなことするんだって。父さん 毎朝眠い目こって弁当作ってくれてるの。 なんでそんなことするんだって。 めちゃめちゃ怒りました。 姉ちゃん 父さんを悲しませるようなことするなって 。 [音楽] 喧嘩ばっかりしてるけど 姉ちゃんは父さんのことが大好きです。で も 姉ちゃんと、あず美みさんのこと知ったら 父ちゃんは絶対反対します。 そしたら1番苦しむのは姉ちゃんに決まっ てるんです。 誰も悪くないのに みんなが悲しむんです。 [音楽] ごめんなさい。 [音楽] みお君、 どんどん会いに似てくよね。 そう。 うん。性格も似てるかも。 式とお父さんみたいに やめてよ。似てないわよ。頑だ負けすぎ嫌らいだし。なんか心配。え?何が? [音楽] ん?あずみさんのことでぶつかったらお互いに引かなくて石頭対石頭の大戦争になるんじゃないかなってね。硬そうだもんな。 おい、しご、お前知ってんだろ?な んすか? 好きに音ができてんだろうよ。おい、 知りませんよ。 たくよ。てめらせねえからよ。こそこそと男作ったりするんじゃねえか。こら 俺に言われたって。 バならよ。略奪しろ。略奪。 略奪すか。お前が式と結婚すだ。 無理っすよ。 おい、こら。父の俺がよ力かすってんだよ。お前分かる?こらいいか?こんな汚れて使ってもいいからな。そいつから取り返してお前が結婚するんだわか?しかしな。式に手を出したらただじゃおかねえぞ。こら [音楽] 言ってることめちゃめちゃっすよ。 式のことが好きじゃねえのか。ほら、 いや、痛、好きなき好き。 何してんのよ。 別に気にしなくていいからな。 いや、気にはしてないけど。 ちょっと気にしろよ。おい、しくよ。あれはどうだったんだ?あれは。 え?あれ だだだから。うん。長崎だ。 うん。あ、うん。うん。うん。いいとこだったよ。 いや、だからさ、あれは、あ、あれしたのか は? あれって。お前そうわかった。おさ。 お帰り。 ただいま。 お帰り。 おいてめ、この野郎。こんな時間までどこ行ったんだ。こら別に 別にだ。どこる?これ悪かったよ。 た よ。 ご不安ですか? でもまだ他人ごのような感じがします。 別にあなたを慰めるわけじゃないが、 私の場合説明して困ったことは 1つしかありませんよ。 1 つ。歯ブらシに歯磨き子が上手に載せられない。あ、ただそれも簡単な話でね。先に歯磨きを加えてチ中しまえば解決する問題なんですよ。 なるほど。初めのうちはね、 周りの人間が何をしてるか分からないし、 どんな顔をしてるか分からないしでね、 不安になるかもしれません。 要は人を信じられるかどうかです。 と言ってもそれは見えてる人間も見えて ない人間も同じことです。 [音楽] 彼以前は家庭を帰り見ない仕事人間で奥 さんとも離婚寸前だったそうです。ところ が失明をきっかけに家族の元に戻ったそう です。ま、彼が言うには失明は失うこと ばかりじゃなく人生を見つめ直す1つの チャンスだったと。 [音楽] あみさんこういう考え方ってね、例えば どっか別の国に移住することになったとか 。別の国。 ええ、そこでは違う言葉を覚えなくとはいけないし、文化や風習にもなれなくてはいけないから結構大変ですよね。 [音楽] ええ、 でもそこには新しい世界が広がってます。 国道さんは今お子さんのために展示本を読んであげているそうです。 ま、考え方次第でいろんな可能性が見えてくるんじゃないですかね。 [音楽] あずみさん、うちの病院の子供たちの写真撮ってやってもらえますか [音楽] どんな感じなのかな?クリア先生がいる新しい世界って。 え、 試してみようかな。 え、 ここから東京まで見ようとして帰ってみたい。はい。 [音楽] 要は人を信じられるかはどうかです。 [音楽] ゆっくり 1歩ずつ。1歩ずつ。 階段です。 方はこの辺にしましょう。 い ね、窓の外にさ、何が見える?湘南の海が見えます。夕暮れの海です。 ええ、 ウィンドサーフィンをしてる人たちがいます。 そう。 あ、びきました。 電車の窓の景色なんて 最近は気にもしてなかったんだ。 夕日 綺麗ですよ。 [音楽] ついたな。 ここにいますよ。新しい国の感想は。 うん。 本当にやってけるのかな? できることを見つけてくしかないんだよな 。 はい。 こないだうちにみお君が来たよ。 え、 心配かけてるみたいだ。どうしたらいいんだろうな。 今日 1つ 私にできることを見つけました。 あなたの手を握ることです。 [音楽] お [音楽] すいません。すいません。 [音楽] 何やってるんですか? あ、すいません。 そこ立ってられると邪魔なんだけど。 すぐにあの収まりますんで。 店の前だからさ、困るんだよね。 そんな言い方ないんじゃないですか。 と川さんから聞いてるよね。 ええ、よくあんな風になるんですか? だんだん回数も増えてきてるし、タイミングを選んでくれないから困ったもんです。 気をつけて帰ってください。ありがとう。今度友川さんと君の店に食事しに行くよ。 式のこと好きなんですか?今後のことをどう考えてるんですか? 分からない。 分からないって自分のことも分からない人が人のことを幸せにできるんですか?そうだね。 すいません。 [音楽] でも 式とのことは応援できません。 [音楽] 頑張ってください。 [音楽] ちょっと出かけてくれ。 お父さん。 あ、 飲みすぎないでね。 うん。 み晩御飯直しか あずみさんのとこに会いに行ったんだって みが私の こと心配してくれるのは嬉しいんだけどさ。 母ちゃんってさ、どんな人だった? え、 俺の母ちゃんはいつも写真だった。母ちゃんは俺に人の心の痛みが分かる優しい男の子になって欲しいって言ってたみたいだけど、母ちゃんがどんな風に怒んのかもわかんないし、そんな願いは叶えられないかもしんない。 俺は姉ちゃんを困らせる人がいたら絶対許さない。それがどんなかわいそうな人でも 姉ちゃんがさ、姉ちゃんが幸せになんなきゃ母ちゃんも報われないんじゃないのかな。 先生に嘘つかれるとは思わなかったな。 すいません。 いや、いいんだがよ。しかしまあ、なんつうかよ。先生はよ、あいつが付き合ってる男知ってんのかい? [音楽] 立派な年ですよ。 え、それを結婚する可能性があるってことかよ。 やくせいやくせていいよ。あ、 はい。 そっか。ほらよ。昔から泣き虫でよ。 うん。 そうですか。そういうの見えませんけどね。 が死んだ時よ。 俺が泣いてばっかいたんじゃよ。子供を つがろうと思ってよ。それ気に泣いてねえ よ。 その時は車でよ 取っとこうと思ってるよ。 よし。 ワニに合わせ。 ワニ、ワニ、ワニ、ワニ、ワニ。よし、よし、行くよ。行くぞ。 [音楽] 3mだからこの辺がなった。あ、 [音楽] すごいちゃんだね。すごいね。なん [音楽] 1 冊の写真集にできればと思ってさ、 あの子たちの うん。1 つの病等テーマにした記録みたいな。 へえ。楽しみです。ただ今のまま君に甘えてていいのか? [音楽] 別に甘えてたなんて。 みが言ったこと気にしてるんですか?君のお父さんに会いたい。 え? 会って全部話しときたいんだ。僕の病気のことも全部ありのまま。 [音楽] だめ。 それでダめだとしたら仕方がない。君が大切にしてる人たちを悲しませてまで君にそばにてもらうわけに行かないよ。 [音楽] 熱はないみたい。まだお腹痛い。 うん。もうちょっと。 ああ、なんか大丈夫か?おいなあ。に見せた方がいいんじゃないのかよ。 多分食べすぎです。こな間だもういうことあったんだ。ママと一緒にあったかくして寝よ ね。う、ちゃんとね、あったかくしてねんだよね。おやすみなさい。 ただいま。 大りお父さん。 うん。よっしゃ。なんで お父さんさ、 明日いるよね。 うん。もういるよ。なんで? あずみさんがお父さんに会いに来るから。 あずみさん?ああ、この間来た。あの年屋の兄貴か。 うん。ふん。ふん。 俺に俺に会いに行くんの? うん。あ、あ、あ、そっか。あ、また。うん。じゃあ明日あげとくよ。 [音楽] うん。 あ、そうか。そうか。 道はえ、いや、あの道はこんでなかったか? あ、してきたから。 そうか。 うん。 そうか。でさ、そ、そのパス何色だ? そんなこと聞いてどうすんのよ。 あ、そっか。 あ、あの、あ、君はそのご飯、それともパ島かな?関係ねえだろ、そんなこと。 ご飯です。 おたな。 お父さんは釣りなさるんですか? おお。なさりますよ。 磯ですか?川ですか? 釣りといえば川に決まってんだろうよ。 そうですか。いや、磯も結構いいですよ。 バカ言ってんじゃね。あんな船乗ってバタバタと女のな。味けね。冗談じゃねえ。あんなもの釣りたいねんだんな。 そうかな。 じゃ、今度川連れでってやるよ。本当の釣りっての教えてやるからよ。 ぜひ。 ほ。 はい。 でも俺がお前を大してた時におま母ちゃんが来てよ。 おい、お前これから盛り上げんだよ。バカ、この野郎。てめえ。おい、 私もカナ見てこようかな。まだ寝てると思うけど。ん、なんだあいつらよ。おめ。 お父さんと、あみさんが話しやすいように気を使ってくれたのよ。 うん。 あの、友川さん、 長崎のお母さん元気かよ。 お父さん 元気です。 うん。 親高校せんとな。 はい。 そんなこと言わなくたってアみさんがちゃんとしてるわよね。そんなことより しちゃった。 昔な、 こいつの親父さんは俺のこと気に入らなく てよ。何度通っても温前払いされてよ。 そのうち感動騒ぎになってよ。こいつは もうお父さんのことは気にしなくていい なんて言い出したんだけどよ。 俺はよ、こいつを産んで育ててくれた大事 な人じゃねえか。 ないがしるにはできねえよ。毎日通って 8年で 8 年経ってようやく許してもらいて親父さん俺と一緒に飲んでくれてよ。俺はよしくて嬉しくてよ。 酒の味なんだか涙の味なんだがわかんなく なっちまってよ。 今は そんな時代とは違う。 だからよ。付き合ってる付き合ってねえ だろ。そんな七めんどくせえよ話はいら ねえよ。 あみさん はい。 飲むかい。はい。 お父さん。 [音楽] すいません。 ちょっと待ってください。 お、 この先をいただく前にお話ししておかなくていいなことがあります。 お、そうかい。 うん。 2 ヶ月ほど前僕は病院でベーチェット病と診断されました。 ベーチェット? え、その病気はえちゃん、えちゃん か?ナちゃんが かナが、かが ちょっと来て。早く早く。 なんだよ。おい、なんだよ。 大丈夫? え、急にひどくなって。かちゃん、ちょっと見せてね。あ、 ちょっとお腹見せてね。福君を起こしてるかもしれない。すぐに病院に連れてきましょう。 お休憩。 車でうちの病院に連れてった方が早い。 あ、そうか。じゃあ車だ。車。 みんな飲んでんのに誰が運転すんだよ かな。 ん?踊りに行ったらすぐタクシー拾えるね。 はい。 行こう。 [拍手] [音楽] もしもし。高倉先生いる?あのね、今友達の子供を連れてそっちに向かってるの。 [音楽] あ、仕事さん、 大丈夫。45 日入院することになると思うけど福園にはなってなかったから。そう。 よかった。 仕方ないよ。子供の中水は進行が早くてどんなに気をつけていても吸変するものだから。 皆さんありがとうございました。えい。おじさんがさ、電話でかなちゃんがかなちゃんがって大声で下げんでくからびっくりしたね。 ええ。うん。ありがとうよ。うん。 いえ、 あんたそんなひろっこいのにな。しっかりしたもんだな。 内心は慌ててました。 大したんだね。 ママ。ん?お、気づいたみて。お、 そういう雰囲気じゃなくなりましたね。 また次の期間聞いてもらえよ。 ありがとうございました。僕も君のお父さんのことが好きだ。 だから お父さんを悲しませるようなことは 絶対にしない。 [音楽] おやすみ。 [音楽] あのね、 言っとくけど、俺はあの人嫌いじゃないから。分かってる。 [音楽] みの言ってること 私ちゃんと分かってるつもり? 別に闇雲になってるわけじゃないから お父さんにはちゃんと分かってもらうから 。 まあなんかあったら俺が親父に一言言って やるよ。 [音楽] マき言うな。 すいません。 [音楽] わざわざこんなうちまで挨拶しにきしてくれてよ。これがなかなかいい男なんだ。まだよ。どんな人だかわかんないけどよ。 カよ。 おら、子を信じてみようと思うんだ。 ひょっとするとよ。ひょっとするかもしん ねえぞ。うん。そうなったらよ、そん時は もう構わねえよな。泣き虫の鉄になって いいよな。 これはよ。 あいつがよ。うん。 あいつの好きの花嫁姿を見た時にはおめ [音楽] マジか?まずいよな。ボロボロ泣いちゃうかもしんないもんな。お前嬉し涙だ。嬉し涙流して酔っ払りてよ。ちゃよ。裸踊りでもしてお前。え、結婚式ぶち壊しるか。走るわ、俺。 [音楽] そうする。ああ。あ、寝ちゃったよ。親父さんには [音楽] [拍手] [音楽] まだ話そうとしたらかちゃんがなって。 じゃあ親父さんは何も知らないってことか。 ま、うん。また今度話すよ。な んでそんな自信があるんだよ。 え、 人を支えていくなんて簡単にできると思ってんのか? あ、そうじゃなくて病気がどうとか親父さんがどうとかじゃなくてただ俺じゃダメなのか。 俺は待ってっから。悔しいけど待ってっから。 [音楽] 信吾。 [音楽] ある日、旅人は左の山を越え、冬の海を 渡り、温かな家を見つけました。 1日目に暖炉に火を首、 [拍手] [音楽] 2 日目にシュを作り、 3日目に仲間を作り、 [音楽] 4 日目に家中をピカピカに磨いて、僕は病院でチェット病と診断されました。 [音楽] 5日目に全てを捨て また旅ん出ました。旅人にはたどり着くべき束の場所があったから。 [音楽] 君のお父さんに会いたい。 え、 全部話しておきたいんだ。 これがなかなかいい男なんだ。まだよ。どんな人だかわかんないけどよ。 おら、地を信じてみようと思んだ。 [音楽] お話しておかなくていいなことがあります。 うん。そうか。 2 ヶ月ほど前僕は病院でベーチェット病と診断されました。 [音楽] よっしゃ。え、 思い病気の子もいるんでしょ。 でもみんな前向きで明るいでしょう。 いつも私たちの方が励まされてるの。 え、 ママ からのお飯もみんなに見せる。 ちょっと待って。しさ、あずみさんの目が見えなくなってもお医者さん続けていられるの。あ、 すきお兄ちゃん目が見えなくなるの? はい。 フあ、こんにちは。 どうしました? ベチェット病ってのは何なんだ?あれ はい。 スタスタスタは [音楽] 彼がそういう病気だと聞いたもんだからよ。確かにベージェット病は病が眼球にまで及んだ場合するケースがあります。で、どうなんだよ彼は。 [音楽] あみさんのその目はご本人が今商病等にいます。彼の仕事ぶりを見てあげていただきますか?仕事入れて欲しいって事務所と頼んでるんだけどさ、なかなか難しいみたいで。 そうですか。 でも今はすごく充実してるよ。この子たちのおかげで。 あ、お父さんかな?おじちゃんがお見舞いに来てくれたよ。 おおかちゃん。ああちゃん。あお。どうだ?元気になったか?ああ、そらそらかった。こんにちは。 あな顔色も良くなってな。 本当元気になって嬉しいぞ。 あ、よかったらか?ナちゃんと1 枚どうですか? おお。お、お、いいよ。俺はいい ね。はい。ね、あみ君さん、あの、どうで?俺と 1 杯飲みに行かねえか?はい。あ、じゃあすぐに片付けます。そうしよう。そうしよう。 お兄ちゃん、この写真どこの国? どれ?彼はあっていつも子供たちに世界中の話をしてくれてるんですよ。 [音楽] ほ、ここ。 これがこの子たちの住んでる家なんだ。中すっかくって綺麗な渋滞がいてる。 へえ。そんなミサイルが落ちてくるような戦場であるかい仕事してたのか。 ええ、 大したもんだね。君は俺なんか飯したまじでコメ打ってるだけな男だからな。スケールが違うね。 そんなことないですよ。 僕はそこでも下町のパン屋さんの撮影してました。 パン屋? ええ。 ミサイルが降るような街でもパン屋のおじさんはいつもと変わらず店を開けてるんです。それってすごいことだと思いませんか? お、そう、そうだな。そうだよ。うん。人間ってのはどんなこんな時もな、そうやって毎日を生きてくもんだ。うん。僕はしさんからもそのことを座りました。 式がねえ。とかさん。 うん。 僕はもうすぐ失明するかもしれません。 [音楽] よ、なんで俺に黙ったんだ?え?何のため に娘をあんたに預けたんだ?教えてくれ。 どうすりゃいいんだ?俺はどうすりゃいいんだ?オ 6 でもねえ野郎ならよ迷わずぶっ飛ばしたよ。 娘さんは真剣です。彼だからこそ支えていこうって決めたんじゃないですか。 だからよ。だから俺が止めなきゃなんねんだ。 絶対止めてやる。 [音楽] お父さん。 そう、 みんな書いてるのね。 だってもうすぐ父の日だから。 あ、そっか。 見せて。 [音楽] 止めてやる。絶対に止めてやるから。 止めてやる。 [音楽] おじさん日曜日だったのにどこ行ったんだろう?あのクソやつのことだから絶対なんか企らんでんだよ。うん。 あずみさんおじさんに病気のこと話したんでしょ?なんか言ってた?それは何にも言わないの?こっちから話振ってもああとかああとかしか 罠だな。 何の罠よ。 どっかで具合悪くなったりしてないかな。 確かにここんとこお酒の量も増えてたっぽいしね。 入った。 お帰り。 お帰りなさい。 お帰り。 よし。 お父さん、これなの?じゃ、私かナんとこ行ってこようかな。 あ、送ってくよ。 うん。今日は立先生が登板だと思うから。分かった。 じゃあね。 ね。よし。 何してるの? あった。 飯作るぞ、飯。 いやいや、飯もうここにあるけど。 違う。母ちゃんの飯だ。地方向けの広告なんだけどスケジュールも余裕持ってくれるそうだし。ばっちりだろ。あ、この条件だったら取れるよ。ありがとう。仕事取ってくるの大変だった。 いや、実はこの仕事のクライアントさんからお前指名できたんだよ。ちゃんがよ、前に残してくれた料理のレピだ。ほら、ずっと気になったんだよ。 [音楽] 俺はよ、母ちゃんが願うようにお前たちを育せられてるか。育て方が間違ってねえかってな。わけわかんねん。今更こんなん作ってどうすんだよ。 [音楽] どれ作るの? うん、全部だ。 全部無理だよ。 いいから黙って。全然ぜ。ほら。 [音楽] よし いただきます。これが母ちゃんの味か。 [音楽] 母ちゃんの味噌汁はこんなもんじゃねえよ。 [音楽] こっちとかしけ みそうちには母ちゃんがいなくてよには寂しい思いてきてたと思うよ。 私お母さんがいないなんて思ったことなかったよ。 母ちゃんはちゃんとこの家にいた。 そうか。そう。そうだな。 お前の今してることもちゃんと見守ってると思うぞ。お前さ、あみさんとそのなんだ、結婚の約束はしたのか? え、 申し込まれたらお前どうすんだ?結婚します。 そうか。 うん。か、お父さんは反対だ。 ちょ、ちょっと待ってよ。そんな簡単に答え出さないとさ。ま、確かに俺も最初はどうかとは思ったんだよ。 お前は食べてろ。 いいか。 医者として患者を助けるんだと。結婚君は違うぞ。 分かってるよ。 分かってないよ。お前同場してるだけじゃねえか、お前は。 うん。違う。 そういうことで一生添い遂げられると思ってんのか。 お父さん だ。 私はダめだ。 俺がダめだってものはダめだ。ダめだかな。 ちょっと待てよ。な んだよ。 姉ちゃん信じてやれよ。 姉ちゃんとあずみさんはそういうことをちゃんと考えた上で お前に何がわかんね、この野郎。な んだよ。な んで 目がどんどこ関係ないつってんだ。父ちゃんだって知ってんだろ。あの人いい人じゃねえかよ。な、この野郎だよ。そこなんだよ。 [音楽] 父ちゃんがそんなことで反対するなんてよ。か勝手なさせねえかんなこの野郎。もしそういうことになったらよ、俺は母ちゃんにな顔できるんだよ。 お父さん 絶対ダめだ。ダめだからな。 [音楽] ネクソじ行ける [音楽] のも注ぐ光と [音楽] 今のペースで発作が繰り返し起こるようであれば毎日でも両面に駐車をしなければなりません。 構いません。どうかよろしくお願いします。 [音楽] ただいま。 お、 ただいま。 やろう最初からやろね。 ちょっと、ちょっと待って。これみ フリア先生 持ってあと1月だ。 123 よっしゃ。 よっしゃ。 あ、今日写真のお兄ちゃんは もうすぐ来るって。 あのお兄ちゃんね、目が見えなくなるんだって。 え、 両態に変化があったらすぐにICU に移す準備をしといてください。 はい。 はい。それから今後川根船の直接の担当は君ではなく立原君に任せる。以上だ。よろしくお願いします。 はい。 どうしてですか? ん? どうして私がふみや君の担当から外れるんですか? 彼は今大事な時だ。 したら今になって担当が変わってしまうより 君は今不安定だ。 あずみさんのことですか?いや、私は医者として子供たちのことを遅にしたことはありません。 あみさんの目が最悪の事態を迎えか。 眼下科の小笠原先生から連絡があった。今 すぐに視力を失っても不思議じゃないそう だ。 彼は仕事を失い生活は一変する。それを 支えていくのは簡単なことじゃない。 場合によっては君は医者をやめる判断を することになるかもしれない。 [音楽] ま、心配するな。ふや君のことは立原君がしっかりやってくれる。君はよく考えて答えを出せばいい。はい。楽器感。 [音楽] 何?みんな何の話? 別になんでもないよ。 そうなんでもない。 でもない。でもないな。 ごめん、ごめん。遅くなって。どうした?今日はさ、面白いもの持ってきたんだ。よし。 これ。 おお、すげえ。 [音楽] すげえ。 すごいでしょ?これ楽器なんだよ。 吹いてみる。 うん。 よし。難しい。 [音楽] いいことした。 アボリーしてる。 うん。いいこと。 知らない。オーストラリア何があった? [音楽] え?あ、いえ、 これから事務所に戻って打ち合わせなんだ。 仕事の あ、やっと回してもらえてさ。 良かったですね。 うまくいくといいんだけど、この頃視力の落ちる時間も長くなってるし、このままダメになるんじゃないかと思うことがある。 余計なことばかり考えちゃってさ、靴は すぐ履けるようにちゃんと揃えて置いて あったかとか。 貯金はどれくらい残ってたっけとか。 そうなったら仕事見つけるのも大変だろう し。 ま、今から心配してばかりでもしょうがないから 1日1 日を大事にしようと思ってるよ。みさん [音楽] ん、 今度また長い補があったら電話してください。靴を揃いに行きますから。 [音楽] 久しぶり。 場合によっては君は医者をやめる判断をすることになるかもしれない。 ストップ。 は、 ベージのシャケットにクロスのネックレス。大丈夫?今まだちゃんと見えてる?どうして私が来たかも分かる? 結婚の報告 よく分かるね。 おめでとう。大 カメラマンよ。長崎出身のあなたと別れたことを後悔してるの。今になって勝手すぎると思うかもしれないけど。 勝手すぎるよ。 でも 別れてからの方が あなたを思う時間が長くなった。 今になってじゃない。今だから分かったの 。 あなたを支えられるのは私1人なんだって 。 あなたを1人にさせたくないの。 僕は1 人じゃないよ。好きな子がいる。そうだっけ? そうだよ。こんな分厚い所読みながら歩いちゃさ、声使ったり転んだりしてさ、医者になるために必死に頑張ってたの。 [音楽] まあね。 まさかそれを捨てようなんて考えてんじゃないだろ。 そんなこと 両立できんのか?医者の仕事とあみさんのこととか 分からない。 ただ信じたいの? 何を? 確かに今はこんな状態だし将来のことを考える余裕もないし考えれば考えるほど答え 何ができるの?その子にあなたを支えるお金はあるの?力を貸してくれる家族はいるの? 私は仕事をやめるわ。 24 時間あなたのサポートができる。お父さんが援助してくれるからあなたも無理に働く必要はないの。何も心配しないで私の家に。 私なら誰よにあなたを助けてあげられるの あれだ。 お前の予想通り、この仕事はり子さんの お父さんが手を回してくれたようだ。 そっか。 何迷ってんだよ。 今だから言うけど、今のお前の条件じゃ 仕事なんて見つからなかったんだよ。 今更断るなんてできないからな。頼むぞ 。 お父さん行ってきます。お え。 あれ?あ、行けない。行けない。行けない。西口さんのとこに配すの忘れて。なんだよ。 うん。 電話してくかな。 今日は早く帰ってくるから。 そうか。 [音楽] [音楽] ん? [音楽] お世話になりました。 いいえ。今度はみんなに会いに遊びに来てね。 さあ、行こう。行こう。 じゃあね。じゃあね。も迷ってるんだよ。 そこかな。 ただまだ心のどこかで信じてるの。彼の目が治ること。 [音楽] 彼の目が治ってみんなに祝福されて何もかもうまくいくこと。 [音楽] そりゃ祝福してやりたいけどさ。 [音楽] 信吾私がカナを産むって言った時も反対してたでしょ。 うん。そりゃあん時も俺が悪もんだったな。 そんなことない。私嬉しかったよ。 なんだよ。 だって言うじゃない。好きの反対は嫌いじゃなくて無関心だって。 ほう。 だからあの時信吾が真剣に私のことを考えてくれて反対してくれた。だから嬉しかったの。 [音楽] そっか。 今じゃ全然無関心だけどね。 そんなこと ちょっと私のことも見てよ。 [音楽] あきほちゃん、 あのね、先生、ちょっと来て。 うん。 ああ、もうちょっと病院にたかったな。 [音楽] どうして みんなで写真のお兄ちゃんにプレゼントするんだって。 はずみさんにプレゼントって。 あきちゃんどうしたのみんな? せーの。 桜 桜 今 誇る 切に行く定めとしてさば とよ立ち の時 [音楽] 変わらないその思いを [音楽] し先生、この曲引ける? あ、うん。練習すれば引けると思うけど、どうして? 写真のお兄ちゃんに聞かせてあげるの。ふみや君がね、歌だったら目が見えなくても聞こえるからみんなで歌おうって。 [音楽] でもお兄ちゃん喜んでくれるかな? みや君まあみさんのために うん。お兄ちゃんありがとうって。 [音楽] お兄ちゃん喜んでくれると思うよ。 本当に?じゃあさ、し先生ピアノ引いてくれる? [音楽] うん、いいよ。 やった。 やったね。 あさん、片付きやってきますから。打ち上げ行っちゃってください。 悪いけどタクシー読んでくれるかな? ただいま。 ただいま。 あれ?お父さんいないね。 ただいま。あれ?おじさん。 ああ、お帰り。お帰り。あ、顔色悪いですよ ねえ。 この頃疲れてたから稼引いたんじゃないですか。 て大丈夫だよ。ちょっとちょっとあの休んだから。はい。よいしょ。さてと。 [音楽] 昔俺が君と同じ研修だった頃、ある女性の死に立ち合ったことがある。 [音楽] 俺は彼女を救うことができずもう医者をやめようと思った。彼女の夫に謝罪し、そのことを告げるとその人は俺にこう言った。 [音楽] やめるならやめろ。ただしこの子はよ死んだ神さんと同じ年になるまで待て。 は、 その時の子が幸せになったらあんたはやめる必要はねえよ。それはよ、神さんが生きてるってことなんだからよ。 お父さん、お母さんが天国に行っちゃうよ。 [音楽] お母さんは天国には行かねえ。お母さんはな、好き、お前の中にいる。母さん。 [音楽] それが君のお父さんだ。夕べ君のお父さんはこう言ってた。せよ。おら。幸せ問題やな。 [音楽] よ、あずみ君は立派な男だし、式のこともよ、自分の娘から誇りに持ってるよ。ただよ、ただ悔しい俺。 [音楽] [音楽] [音楽] 素直に喜んでやらねえのが悔しいよ。 ガキの頃のようによ頭を撫でて褒めてやら ないのが悔しいよ。 娘がいいことしてんだからよ。 父親としてよ。喜やてよ。 吠えてやれてよ。 人生が2度あんならな。 1 度目は誰かのために生きるのもいい。 [音楽] 2 度目は自分のために生きればいいのだから。だけど人生は [音楽] 1度しかない。その 1 度しかない人生を誰かのために使ってしまったら 10年後20 年後のある日君は必ず後悔すると。 そん時、そん時よ、あいつは 彼を恨むだろうよ。 あいつによ、 そんな寂しい人生を送らせるわけにいか ねえよ。 [音楽] 悔しいよ。 本当に悔しいよ。 悔しいよ。させやろ。俺 君のお母さんのことを 謝りたい。 [音楽] 申し訳ありませんでした。 あれから どれだけ自分が成長したのかわからない。 君にアドバイスする資格などないのかも しれない。 ただ 君のお父さんが今の君だけじゃなく 未来の君も守ろうとしてることは分かる。 [音楽] 俺も 君には 幸せになってもらいたい。 いらっしゃい 。 [音楽] ああ 。 もしもし。月。 さっきからもう3時間以上ほとんど見え ないんだ。 とうとう。その時が来たのかもしれない。 もしもし。 ただいま。おじさん熱があって今寝て もらってる。 ありがとう。 おじさん来てくれてたんだね。 なのに地張って元に戻したりしてん いや。 うん。いい子だ。うん。とちゃん嬉しいぞ 。 引け。 [音楽] 風みたい。そう。疲れてたんだね。うん。 おじさん、それ見てたみたい。 [音楽] 私のお父さん 2年3組友川 [音楽] 私のお父さんはお米屋さんです。 ここよし。今年は早く大きくなって [音楽] お父さんを幸せにしたいと思いました。 [音楽] 私のお父さん。お父さんが大好きだから。 [音楽] ごめんね。 ごめんね、お父さん。 [音楽] [音楽] 式 [音楽] ສ [音楽] [音楽] に行けろ。 この目で最後に見たいものは何だろうって。 親は子供に何してりゃいいんでしょうかね。 [音楽] いつも私からしました。 いつかまたここで子供たちの会いたいと思います。 私たちの家族として入れたい。 [音楽] ありがとうございます。 生きることはその長さで価値が決まるもんじゃない。 人生には何かを決める時ってのが必ず来ると思うんだ。 [音楽] を長崎連れて帰ろうと思って 君といても何にも見えなかった。 俺たちもできる限り力を尽くぞ。 はい。 川先生、これ事務局から小研修も今月で終わりだろ。来週までに選択研修の希望書を出してほしいって。 あ、はい。 目の調子どう? うん。迷惑かけたね。 迷惑だなんて何をそんなこと気にしてって くれてんの? [音楽] 洗濯研究そろそろ みんなどのかになるか決めてる時期なの? 何を研修始めた頃は小児かなんか無理って 言ってたのにね。 そっか。小 2 回になんかなったらあずみさんのサポートできなくなっちゃうもんね。お電話を差し上げましたあず美と申します。 あ、どうぞ。お待ちしてました。 この度は息子がお世話になりまして本当にありがとうございます。 いや、正直言って私も驚んだ。 お嬢様育ちでわがままの娘がまさか俊介君を生涯支えたいと言い出すなんて。何度も確認したら娘は本気だ。 お父さんも私と同じ気持ちよ。 君を私たちの家族として迎え入れたい。たえ仕事がなくなったとしても金銭面でのことならこの私が面倒みよ。だから君はもう何にも心配することないんだよ。 ありがとうございます。 よし、それじゃ早速もう一度結婚。 その気持ちだけ受け取らせてください。 まあ、急ぐこともないだろう。君にもいろんな考えがあるだろうからゆっくり考えて答えを出してほしい。 先生もうすぐなくなるの? え、吉村先生が研修終わってすぐ来なくなってみんな心配してるんですよ。今度は四先生もって。 式先生はずっと一緒にいるよね。 [音楽] あずみさん、しさん、今日東京に [音楽] あの子った が私に心配はかけまとしてなんとかなるからとしか言わんけ。自分の耳で聞きたくて空港から直接来たとですよ。 [音楽] そうですか。 かなり悪かみたいね。 [音楽] お 医者さんの服もお似合いね。小って大変な仕事なんでしょ。 [音楽] ああ。 え、 [音楽] シスは いつも言っとると しさんにはすっかりお世話のなりっぱなし だって。 無理せんでよかったよ。 [音楽] 私の母は 急制の脳出血で死んだんです。 だから私は農下会になるつつもりでした。 でも今は 小会になりたいと思ってます。子供が好き なのね。はい。 好きになりました。 し介も子供が好きだから あなたが小会になったら きっと喜ぶとよ。 私やっぱりし介を長崎に連れて帰ろうと 思ってこっちに来たとですよ。 [音楽] ああ、だめ、だめ。お醤かけすぎよ。 ええやん。このぐらい平気じゃねえかよ。 そうだよ。ちょっとぐらい健康に悪いことしねえと俺らよに長きしまうぞ、こいつ。 だめだめ。塩分取りすぎよう。こないだって倒れたんだし。お酒も控えてくださいね。 酒切ったらお前俺だろ。 なるほど。その手があったか。 あってもにしてやるもん。せやめ。 やめや。 なんであいつら変に気つかよって。おめよ。こべて誰やしねやな。 おじさんに心配かけてるから気にしてるんですよ。 姉ちゃんと、あみさんが別れることになったら父ちゃんのせいだからな。 うるせえな、野郎。 ああ、ちょっといっぱい引っかけてくっかなと。買ってないさ。本当に おじさんも迷ってるんだよ。 そうかな。 全く勝手なことばっかりするんだからさ。 勝手なのはあんた譲りたい。 子供から親に遺伝するなんて聞いたことないよ。 お医さんに聞いたら呆れられたわ。 何聞いたんだよ。 そうそう。しさにもおたとよ。 そう。 さんのお父さん。 あんたたちのこと何と言うとると? うん。かなり心配かけてるよ。あんたやっぱり長崎のうちに戻る気はなかっと。 え、 家族ならどれだけ頼りにしてもよか点式さんにはい。 おばじゃん。 あんたお母さん東京に何橋しに行ったか知っとると? え? お母さん病院に行って先生に聞いたとよ。 私の目をあげたら あの子の目 治りませんか? そ言病気じゃ仲言うてもお母さん聞かんで ね。あんたから病気の話を聞いて以来 お母さん心配で心配で毎日6人寝とらんだ よ。が先に帰ってやらんね。 [音楽] この式がね、医者として時には母親のよう に 母親 が なんで鍵なんだ。立派に果たしてますよ。 そうか。 ああ、このぐらいの子供がいても不思議 じゃねえ年だわけどなあ。 以前彼女が僕に行ったことがあるです。 病院は辛いだけの場所ですか?ここにも 笑顔があるんじゃないですか?て [音楽] 彼女はここの子供たちのことを不幸だと 思ってません。 患者としてじゃなく1人1人の人間として 付き合ってます。 あずみさんのことも同じなんじゃない でしょうか。彼女が、あずみさんのこと 思う時に1番に来るのはベーチェット病の ことじゃないんじゃないでしょうか。 何か他の 何でもないことなんじゃないでしょうか。 僕そういう彼女 友川さんの娘さんを 尊敬してます。 [音楽] バイバイ。 いってらっしゃい。 バイバイ。 かナちゃん、もうすぐ誕生日だって。 うん。 何もしてあげられそうにないけどね。 遊園地でも行こうか。 行けないの? いや、いいと思うよ。独身なんだし。 だから。 え、なんだよ最近そんなことばっかり言って。あ、分かった。 [音楽] もしかして俺にほら同場しようとしてる。に振られたもんだからちょっとでも好きな振りでもしようか。よ [音楽] なんでふりで好きになれるわけなんかないでしょ。 さんと出せいたします。ジャさ、安心経から大 ありがとう。今日まで彼の世話をしてくれて。え、はい。 い、 ご迷惑かけたけど、もう大丈夫。これから私が彼を支えます。ただ彼でしょ。今までお世いになったあなたに気を使ってるみたい。本当はどっちが幸せになれるか分かってるくせね。彼のためなら何でもするわ。 [音楽] [音楽] どんな嫌な女になったって構わない。 イエー。 よし、じゃあもう1枚行くよ。 [拍手] [音楽] よし。オッケー。 オッケー。 はい。よかった。 どうかした? あ、順調そうですね。 今日さ、何時終わる? あ、焼きやけなんでもうすぐですけど 見せたいものがあるんだ。 式ついたよ。 あれどこですか? いいから。 何なんですか?は、みんな幸せそう。あ、 あちゃん、し子ちゃん、あきちゃん、たくみ君、むさび君、太君。この子たちの顔だけを見てたら誰もここが病院だなんて思わないでしょうね。 病院じゃないみたいか。 でも病院なんだよな。 [音楽] もう少しで形になると思う。そしたら君が 言ってたこの子たちのアルバムを作ろう。 はい。 こんな風にさ、写真店も開いてみたいんだ。 [音楽] 写真店ですか? 病院の近くでさ、この子たちも呼んで [音楽] はい。 はあ、楽しみ。 [音楽] [拍手] [音楽] どうぞ。 あ、ありがとうございます。あ、ありがとうございます。とかさんには息子たちのことで大変お世話になりまして、お礼の言葉もありません。 俊助は病気のことでしさに無理をさせてしまってお父さんにもご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。 ええ、喉さ、 このままもしもしあの子の目が見えなくなったらなんとようと長崎に連れて帰ります。しさんにももう会うことのないように言います。 ん?何ですか? もし今見えなくなったら。 え? うん。この頃よく考えるんだ。この目で最後に見たいものは何だろうって。 最後に見たいもの? こないだ何時間か見えなくなった時最後に見たのがうちのアシスタントだったりしてさ。それはさすがに辛いなと思って。 何が見たいですか? うん。 君だったら何が見たい? 私はたった今見えなくなったら最後は君になるんだが、それだったら僕は先のことは考えないようにしたんだったね。 私も考えてみます。 え、 あずみさんに見せてあげたいもの。 いや、それは違うんですよ。あみさん、あの、正直に言いますとね、あの、がその介助介君と結婚したいと言い出した時はですよ、私は気が同貞しちゃいましてね。反対もしましたよ。 当然です。い、いや、でもね、あの、 お、あいつがですよ、俊助君を放り出す ような真似したらですね、私は引っ張 やろうと思ってたんですよ。なんて言い ますかね、俺がその 、お、俺が矛盾しとるんですよ。 本当に本当にもう申し訳ないなと本当に申し訳ない。こちらこっちが申し訳ないんですよ。すいません。ど母さんこちらこそ。 うん。本当にあれ?あれ?お、これ写真。これ写真 くとですね。 あ、 焦げ物持ち歩いて。 ああ。あ、ああ。し介君。 ああ、そうすか。 私も実はあの手ですよ。え、 [音楽] シさん [音楽] もういやあ、伺り どこの親も同じですね。 [音楽] まあことだ。 どうするかはもう決めてんだろ。 私とあずみさんはもしかしたらお父さんが思うような幸せにはなれないかもしれない。 だけどね、私思うの。幸せにもいろんな形があって、私にとってそれはなんていうか嘘をつかずに来てくことなの。それで医者をやめるようなことになってもか。 [音楽] はい。 お母さんの保険金でいないまで行かせて もらったのにごめんなさい。 いいじゃねえのか そういや お前の名前をつける時な。 え、ちょっと待って。 私の名前ってお父さんがつけてくれたの? お、俺がつけたんだ。お前ええ え。ずっとお母さんだとばかり思ってた。お父さんのイメージじゃない。 イメージって。お前知るか?おい。いいか。米っつのはよ春に植えて夏にするち。 秋に収穫して冬また土を痩せませる。 4 つの季節があって初めて実ることができるんだよ。 うん。 人間も同じでな。 春、夏、秋、冬、急忙がずゆっくり長い長い時間をかけてみなることができんだよな。 うん。 お前も俺の元から離れ。親の元から離れる季節が来たんだ。 [音楽] 月きに行けろ。 [音楽] ただ知らん。 そつ条件ぞ。 絶対に幸せになるよ。おい。 父さん、 [音楽] お前もいつかよ、子供分で親になって 家族を作っていくだろうよ。 お前の子供たちもいつか大人になってよ、 好きな人ができて旅立っていくんだよ。 まあ、その頃には俺は生きてねえだろう けどよ。 それがお前の人生の収穫の季節だ。 はい。 バカ 殴んねえよ。 [音楽] はい。 ああ、父ちゃんしたよな。お前が育ってくれてよ。はい。 [音楽] [音楽] うん。 [音楽] 宮君、息苦しくないか?今駐車したからすぐに楽になるからね。吉田君に行っての準備をしてください。それからサスも はい。はい。 廃機能が低下してます。 すぐに落ち着くと思いますが、寝のために重賞個故室の方に移りましょう。 はい。 旧介先生。 ん?どうした? 僕ここにいたいです。みんなと一緒にたいです。 大丈夫だ。心配すんな。 すぐに戻ってこれるから。お父さんやお母さんの先生も一緒にいるから寂しくなかないぞ。 違います。画唱の練習しなきゃ。 [音楽] 先生、こいつもしたいようにさしてやってください。 よし。しかし お願いします。 お願いします。 [音楽] よし、分かった。もう少しここで頑張ろう 。 熱が下がったらまたみんなで歌の練習 しような。 [音楽] プレア先生。 [音楽] どうした? 文や君の担当に戻してください。 それは 病院をやめます。研修が終わったら一度病院を離れることにしました。 [音楽] そうか。 お取りに申し訳ありません。 いやいや、君が選んだことだ。 はい。 田君にふや君のカルテを見せてもらえばいい。 いいんですか? 研修の残り3 週間食いの内容に全力を尽くすんだ。 [音楽] はい、ありがとうございます。 [音楽] いつか いつかまたここで 子供たちの笑顔に出会いたいと思います。 式がな病院をやめることになる。 [音楽] ええ。 うん。 うん。 あずみさんも選んだってこと?父ちゃん賛成したのかよ。もう反対するもん。お前俺は鼻から賛成じゃねえかよ。 いやいやいやいやいや嘘つくなよ。嘘。 いやいやいや泣てんねんね。 よかったな。姉ちゃん 本当に良かったね。好き でお前はどうなんだ?え?信吾がお前だよ。 あ、 信号、私は頑張れよ。なんかあったら俺に相談しろ。 そうそう。 本当は悔しいくせに。 うるさいな。じゃあおじさん今日は宿配ですね。 おお、そうだ、そう。ちょっと、ちょっと待、ちょ、お前はこっちだ。お前これ まずはからだ。 ほら、私ね、これから病院に戻らなきゃいけないの。ちょっと不安定な子がいて。 そら大変だな、お前。 しかしま、お前も今後色々あるだろうけどな。これだけ忘れな。これから先何があろうと。ここにいるみんなはお前の味方と。そう。ここにいる俺たち 5人はずっと。 そうじゃねえだろ。お前6人だろ。 [音楽] はい。 え。 [音楽] おかけになった電話は電波の届かない場所 にあるか、電源が入っていないためかかり ません。 彼でしょ?今までおいなってあなたに気を 使ってるみたい。 俺は昔から人の優しさを皮肉に見てたり、 行為を 素直に喜べなかったりしたけど 彼女に出会って変わった気がする。 苦しくて くじけそうな時も 彼女の笑顔を見ると頑張れた。 怖くて 震えてしまうも 彼女の手を握ると眠れたんだ。 だからつい 彼女の手を借りてしまいそうになる。 その手がさ、 どんなに大変な思いで差し出された手なの か知ってるくせに。 [音楽] 俺が 彼女の道迫ちゃいけないのだ。 すげ、長崎の家の実は今どんな花が咲いてる? [音楽] こないだラベンダウとよ。 薄村の 小さな花がつけて、 それはもう綺麗かとよ。 そっか。 ラベンダーか。 見てみたいな。 [音楽] あれ?どっか行くの?うん。用意できた。 あれ?あれ?デート? そんなんじゃないよ。かは遊びに連れてってくれるって。 そうだよ。でもこの人口説いちゃうかもしんないよね。 ていうか私から口説いてるし。 え? なんだて? おお。あ、てめえ男のに逆乱されてんのか?こら。 そんなことがどこで思っちゃ? ちょっと、ちょっと、この野郎。 はい。ちょっとなんとか言ってくれよ。 キスも私からしました。 お、 キスも仕方ない。仕方ない。 仕方ない。かすりもしれんや。 ねえかな?どこ行きたい? どこでもいい。 うん。 うん。 どこでもいいよ。 じゃあね、病院。え、 ごめんね。急にかなちゃんもみんなと一緒に歌いたいの? うん。かもお兄ちゃん大好き。 あり [音楽] 。 [音楽] たった はモルフィネを投与した。しばらくは眠ってるだろう。 先生、どうすればいいんですか?先生。 俺はこの目でずっと見てきた。 生まれてすぐに保育きに入れられて 1度も母親の胸に抱かれることなく死んで いく子供たちを たった半年の命を引き延ばすために 駐車の痛みや 薬の副作用に耐える子供たちを もしかしたらこの子たちは生まれてこ なかった方が幸せだったんじゃないか。 そんなこと思って 逃げ出したくなることもあった。 ふみ君は あみさんのために歌いたいって言ってたよ な。 自分に残された時間がわずかだって知り ながらまだ他人を思いやれるなんてな。 もう 俺たちには何もできないのかもしれない。 [音楽] ただ ただ俺は 彼に思わせてやりたい。 生まれてきてよかったって。 [音楽] が落ち着いてるうちに一度帰ってまた朝来てください。これから何日か突きっきりになると思うし、体めておかないと何もできない。 [音楽] はい。 [音楽] おかけになった電話は電波の届かない場所 にあるか、電源が入っていないためかかり ません。 誰か来た? ごめんください。 はい。はい。どうも。はい。 あ、こ、これはどう?あ、あの、ど、どうぞ。中でどうぞ。あ、あ、ある。どうしよした? ありがとうございました。大丈夫。 な、 話があると思うからこういう帰るわね。 N うん。ね、 どんな感じですか? 先生まだ病院にいると思うので電話を すいません。急に来たりして 君と出会ってすぐに発表して君には心配ばかりかけて僕とのことは辛い思い出ばかりだと思うんだ。 そんなこと だけどその方が良かったのかもしれない。 すぐに忘れられてはずみさん、 り子と結婚するよ。彼女のお父さんがさ、僕の面倒を見てくれるって約束してくれたんだ。君には感謝してるよ。 ただ ずっと不安だった。 君といても 明日が見えなかった。 何にも見えなかった。 ありがとう。 今日まで ありがとう。 ありがとう。 それが さよならの言葉だった。 うん。 [音楽] 生きし行 [音楽] [音楽] [音楽] 殴ってくれ。ふざけんな。 私がだったのかもしれない。なんとかならないで考えない人もね。じゃだめか。一 番悔しいのはあなたがすることをきっと許してしまうことなんです。これも最後のお願いです。長崎に戻ることになりました。 負けんな。 うるせえな。黙ってくれ。黙って。 子供たちからあみさんのエールです。 お前の気持ちってのはよ、相手が結婚するかどうかでよ消えちまうもんなのか。 [音楽] 好きだからさよならするんだよな。
『愛し君へ』(Itoshi Kimi e)は、2004年にフジテレビ系で放送された感動のラブストーリー。
主演は菅野美穂と藤木直人。
目の病を抱えるカメラマンと、彼を支える女医の切ない愛を描いたヒューマンドラマです。
視力を失いながらも“生きる意味”と“愛の力”を見つけ出す二人の姿は、多くの視聴者の心を揺さぶりました。
主題歌「瞳をとじて」(平井堅)も大ヒットし、ドラマとともに伝説的な名曲となりました。
💐 涙なしでは見られない、2000年代の名作ドラマ。
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1 Comment
大好き❤なドラマ。配信ありがとう
カメラマンがベェーチット病、失明する宣告され悩み苦悩しながら、医師の女性との恋愛❤️が最終的に結ばれ幸せな日々が待ってました。家庭愛、友情、病、基盤で長崎が素晴らしい街も良いですね❤