【中村玉緒×松平健】消えかけた笑顔が復活!号泣の再会に現場が凍りついた瞬間

都内の老人ホームで静かに暮らす中村玉緒の前に、忘れかけていた季節の色が戻った瞬間があった 今年3月、玉緒はホームで突然体調を崩し緊急搬送された 何とか持ち直したものの、以前からあった人や物の判別が難しい症状はさらに進んだと伝えられた 施設での生活は2年半以上に及び、当初は戸惑いながらも次第に環境に馴染んでいった ’23年12月にはホームでクリスマスイベントにも参加し、笑顔を見せていたという 本誌が玉緒の入居を報じたのは’23年8月のことだった その少し前、’23年2月には名古屋のホテルで体調を崩し救急搬送され、協賛企業の系列施設に入居した経緯がある 長男の鴈龍さんは’19年に55で逝去し、長女とは近年疎遠な状態が続いているとされる 母娘はかつて同じマンションで暮らし、長女がマネージャーも務めるほど近しい関係だった しかし鴈龍さんの死を機に距離が生まれ、生活の形も変わっていった 体調は回復したものの、玉緒の表情からは昔の快活さが薄れ、名前や顔がすぐに出てこない場面が増えた そんな日々に、夏ごろ思いがけない来訪者が現れる 俳優の松平健、71 彼は多忙を縫い、事前連絡のないサプライズでホームを訪れたという 突然の再会に、玉緒は一瞬で誰が目の前にいるのかを理解した こらえきれない涙が頬を伝い、凍りついていた空気がほどけていく 松平は玉緒の体調を気遣い、静かに声をかけた その言葉を手がかりに、閉じかけた記憶の引き出しが次々と開き始める 近ごろ感情の起伏が少なかった玉緒が、饒舌に思い出を語り出したという しばらくの間、表情には久しく見なかった笑顔が戻っていた その時間は短くても、確かな温度と色彩を伴っていた なぜ松平の声が記憶を呼び覚ますのか 答えは2人を結ぶ“勝新太郎”という太い糸にある 松平は玉緒の夫である勝新太郎の“一番弟子”として知られる存在だ 勝の付き人を務め、’74年に勝プロダクションへ入所した ’75年には勝が主演・監督の『座頭市物語』に出演し、人気俳優としての道を踏み出す スターとなった後も、師との絆は揺るがなかった 勝プロが借金で苦しい時代にも看板俳優として支え続けたのが松平だった それでも勝は「もう、ひとりにしてやりなさい」と独立を促し、弟子の未来を背中で押したという 松平はその恩義を忘れず、玉緒とも親交を保ち続けた 仕事が少なかった鴈龍さんを自身の舞台にキャスティングし、さりげなく手を差し伸べてもいる 勝と鴈龍が逝った後、玉緒が最も信頼を寄せたのは松平だった 雑誌のインタビューで玉緒は「主人の一番弟子だった松平健くんとご飯へ行くのが楽しみ」と語っている 彼女は「玉緒さん」ではなく「奥さん」と呼ばれる そのたった一語が、時間を勝が生きていた頃へと巻き戻す 呼び名に宿る敬意と情が、玉緒の中の記憶を優しく照らす 今回の訪問も、その呼吸の延長線上にあった 春ごろの報道で玉緒の体調を知った松平は、合間を見つけホームへ向かったという 面会の場で、玉緒はすぐに彼を認め、涙をにじませた 体調を気遣うやりとりの中で、忘れかけていたエピソードが一つずつ浮かび上がる 会話は糸車のように滑らかに回り、止まっていた時間が動き出した 表情には柔らかな笑みが戻り、同席者も安堵の息を漏らしたという その様子を、勝の甥で俳優の若山騎一郎は「まさに孝行息子のよう」と語る 『暴れん坊将軍』で徳川吉宗を演じた松平が、吉宗の母役に玉緒を推薦した逸話も残る 仕事の現場でも、2人の信頼は折り重なるように紡がれてきた 松平の所属事務所も「夏ごろにホームを訪れたのは事実」と取材に回答した かねてより玉緒の体調を案じ、訪問を望んでいたことが明らかになった サプライズは話題づくりの演出ではない 長い歳月を共にした師弟の、静かな実践だった 感情の振幅を失いかけていた心に、確かな波が戻る 名を呼ばれ、過去が現在とつながる 会話が続くほどに、玉緒の目の奥に光が差した それは医療の数値では測れない回復のかたちだ 記憶はときに遠ざかるが、関係は消えない “奥さん”という呼吸が、本人の中にある物語を呼び戻した ホームの静けさに、小さなざわめきが生まれた 涙が笑顔へと変わるまでのわずかな距離を、松平は寄り添って埋めた 人はひとりで生きられない しかし、誰かが名前を呼び、手を取るだけで、取り戻せる時間がある マツケンの一声が、その証明になった 凍りついた現場が、温度を取り戻した 日常はまた続くが、確かに何かがほどけたままだ 勝が刻んだ師弟の約束は、今も現在形で息づいている 玉緒の笑顔は、簡単には消えない記憶のしるしだ そしていつかまた、誰かの呼び名が、今日の笑顔を明日の力に変えるだろう 動画をご覧いただきありがとうございます最新の動画や関連トピックの情報をご覧いただくには、チャンネル登録をお願いいたします

【中村玉緒×松平健】消えかけた笑顔が復活!号泣の再会に現場が凍りついた瞬間

都内の老人ホームで暮らす中村玉緒は、施設生活が2年半以上に及ぶ。’23年8月に入居が報じられ、’23年2月に名古屋のホテルで体調を崩し救急搬送、その後協賛企業の系列施設に入った。現在は持ち直したが、人や物の判別が難しい症状が進んだ。
今年3月に再び緊急搬送され一時深刻と伝えられたが、夏ごろ、夫・勝新太郎の“一番弟子”である松平健(71)が事前連絡なしでホームを訪問。玉緒は瞬時に本人と気づき号泣、体調を気遣う会話の中で記憶が奇跡のように呼び戻され、笑顔が戻った。
松平は’74年に勝プロへ入所し、’75年『座頭市物語』出演後も師弟関係を大切に、仕事の少なかった長男・鴈龍さん(’19年没、享年55)を舞台に起用するなど支援を続けた。所属事務所も夏ごろの面会を事実と回答し、深い絆が現在も息づくと示した。
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