シム・ウンギョン×堤真一の完璧な掛け合いに各国映画祭でもクスクス笑いが止まらない 映画『旅と日々』本編映像【2025年11月7日公開】

ちょっと考えみたんだもん。 あ、何でしょう? オを大材にするっていうのはどうだ? オどこ? ここの子。 ああ。 ああ、なるほど。 お様の仕事で話題なったらお客さん 1匹来てくれるが。 ではいつかお聞きしてよろしいですか? おお。 ではまずウさギの名前なんですが、 あれはどなたがつけた名前なんでしょうか ? あれは子供がつけるような名前だと思うん です。 こういう宿屋は普通家族でやってるって 聞きますので、 お1人なのは少し不思議だなと。 別に大した理由はね。 では向こうのふの絵はどなたが書いたものかも気になります。その辺りが分かるときっとストーリーが浮かび上がってくると思うんです。 おめは人の家とかじろじろと見るな。そういうつもりでは 話が何げくなったね。 はい。 というのはつまりどういうことでしょうか? どうももういいねえってことだ。 すいません。立ちいたことを聞いてしまいました。こちらを題材にして書くのはやめます。 ね、気楽には何か新しいもの書いているんですか? はい。でもあんまりうまくいっていません。 木晴らしい旅でも行くといいですよ。 今日って止まれますか?じゃ、適度に寝て。電気はあそこさあから。 なんしてこんなどこ来たの? ただなんとなくです。 1 人で来るところじゃないですよ。 何もしたくなくて、こんなところがあるなんて知らなかった。生き返ったって感じ。幸せな気分さなる話はどうだ?よし、今から行くか。 盗むってことですか?ダめですよ。 いや、でもなかなか面白かったです。久しぶりに楽しいと思えました。 おめがベラベラとよく喋るの。 旅と日

映画『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)、『夜明けのすべて』(2024年)など、発表するたびに毎日映画コンクールやキネマ旬報などを席巻し、ベルリン国際映画祭にも3作が出品されるなど、国内外で高い評価を得ている
三宅唱監督の最新作『旅と日々』が、11月7日(金)からTOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほか全国で公開される。

 原作は、つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」。脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先で宿主のべん造(堤真一)と出会い、人生に向き合っていく様を描く。雪景色や夏の海辺といった日常と非日常が交錯する風景を背景に、李本人がその旅を綴っていく。

 このたび解禁となったのは、主人公である脚本家・李(シム・ウンギョン)が訪れた北国の宿でのシーン。室内でも吐く息が白くなる、おんぼろ宿の主人・べん造(堤真一)がおずおずと李に提案したのは、自分の宿を題材に脚本を書いてみるのはどうだろうというアイデアだった。

 映画の舞台にでもなれば、自分の宿に観光客が来てくれるかもしれないという急な商売っ気を見せるべん造に、李はさっそく取材を始める。宿の片隅に放置してあるウサギ小屋に書かれている「ピョンちゃん」という名前を挙げて「あれはどなたがつけた名前なんでしょうか?」と問う李。「あれは子どもがつけるような名前だと思うんです。こういう宿屋は、普通家族でやっていると聞きますので……お一人なのは少し不思議だなと」とずばりと指摘すると、べん造は「別に大した理由はねえ……」と目をそらす。

 さらに李は宿の奥にある襖の絵に言及。「あれはどなたが描いたのかも気になります」と指摘し、「そのあたりが分かると、きっとストーリーが浮かび上がってくると思うんです」と語る。李の観察眼の鋭さに、辟易するべん造。「……みんな、いねぐなったの。もういねえってことだ」という返答から、何やら家族の事情があることを察した李は「すみません。立ち入ったことを聞いてしまいました」と謝るのだった。本人たちはいたって真面目なのだが、自分で提案しておきながら深堀りされてへそを曲げたような態度のべん造と李のやり取りがどこか可笑しく、各国映画祭での上映の際もくすくす笑いが止まらなかったワンシーンだ。

 李を演じるシム・ウンギョン×べん造を演じる堤真一という、日本アカデミー賞受賞俳優たちのみせる絶妙な間合いもポイント。

■STORY
 強い日差しが注ぎ込む夏の海。ビーチが似合わない夏男がひとりでたたずんでいると、影のある女・渚に出会う。何を語るでもなく、なんとなく散策するふたり。翌日、ふたりはまた浜辺で会う。台風が近づき大雨が降りしきる中、ふたりは海で泳ぐのだった……。

 つげ義春の漫画を原作に李が脚本を書いた映画を大学の授業の一環で上映していた。上映後、学生との質疑応答で映画の感想を問われ、「私には才能がないな、と思いました」と答える李。

 冬になり、李はひょんなことから訪れた雪荒ぶ旅先の山奥でおんぼろ宿に迷い込む。雪の重みで今にも落ちてしまいそうな屋根。やる気の感じられない宿主、べん造。暖房もない、まともな食事も出ない、布団も自分で敷く始末。ある夜、べん造は李を夜の雪の原へと連れ出すのだった……。

監督・脚本:三宅唱
出演:シム・ウンギョン 堤真一 河合優実 髙田万作
原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」  音楽:Hi‘Spec
製作:映画『旅と日々』製作委員会 製作幹事:ビターズ・エンド、カルチュア・エンタテインメント
企画・プロデュース:セディックインターナショナル 制作プロダクション:ザフール ©2025『旅と日々』製作委員会
配給・宣伝:ビターズ・エンド 
公式X:@tabitohibi 公式Instagram: @tabotohibi_mv #映画旅と日々 www.bitters.co.jp/tabitohibi

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