金のため妻に裏切られた貧しい男は笑って離婚に署名。七日後、正体が暴かれ皆が跪く！

金のため妻に裏切られた貧しい男は笑って離婚に署名。七日後、正体が暴かれ皆が跪く！

おいでおいで ごはんだよ バカモノ ごはんだよって言ってるのに、きこえてないの？ あそべ！って言ってるんだ なんだ ぼけっとしてるくせに きもちがあるのか ほら わたしがたべさせてあげる ほんとうに こんなバカ どうして夏さんがすきになったのか わかんないよ ようかいども どっかいけ わたしの気持ちをかき乱さないで まだ早い話をするな この世に、わたしヘビ姫の手から逃れられる男はいないわ まさかわが竜族の者か いったい誰がそんな大それたことをするのか見てやるわ まさか自分の迷いの幻にこんなに長く囚われるとは 違う違うぜんぜん違う 全く役立たず ずっと探してるのに見つけ出せないなんて 出て行け 天晴れ この帝都 顔に傷跡、あざ、タトゥーのある男たちはしらべ尽くしたの？ こんなに多くの人の中に、探してる人物はいないのか ぜんぶかれじゃない きみがさがしているひとは もうしんでいるかもね どうしてかおにいれずみのあるおとこに そんなにこだわるの？ だって、かれがおれのいのちをすくってくれたんだ マママママママママ そらちゃん、ふりむかずにはしれ はしれ おえ きみ、はやくはしるね しっておいてほしい あなただけがさいごなんだ きみを殺せば この財産はぜんぶわたしのものだ いけ どっからきたガキだ ああ ふん 犬のようにひとにへつらう貧乏人が 間違えて助けてくれたおかげで わたしはここから戻れた おまえの命は助けてやるから 早く言え 天晴はどこだ 今あぶない状態なんだ たすけにいかなきゃ はなせ ここで何をしているんだ 夏さん 多くのひとがまもっているのに 何のあぶなさがあるんだ 夏氏が問題にぶつかり 市場価値が急落 夏さん こんな時に座って見てるなんて 信じられないね 以前きみが夏氏に投資させたのは 最高の商家出身だからと だから信じてたんだよ 今となってはお金が無駄になるけどどう説明するの 経営陣で話し合って決めたんだ 全部引きあげる 全部引きあげる みなさん 株主の皆さん 今ここで全部引きあげたら、夏グループはもう立ち直れません。少しだけ時間をください。 会社の総務から 高給で他の有能な人を雇って 力を貸してもらう情報を出しています。 あなたが有能な人を見つけた頃には、夏グループは倒産してるかもしれませんよ。 夏グループが倒産だなんて そんなの冗談でしょ？ うん、ほんとに冗談だよね。 安心して 天晴。そんな人たち相手にしないで。彼らが引きあげたいなら、そうさせればいいさ。忘れないで、君には僕がいるんだよ。家の馬鹿な人と離婚して、僕と一緒になろうよ。 僕の帝都での評判を使えば 君の会社を危機から救うだけでなく 夏グループの価値を 帝都トップ5に押し上げることもできるよ。 顧哲くん、ありがとう 心配いらないって何度も言ったでしょ。 私たち二人は無理なの。私の心には 当時命をかけて私を守ってくれた 龍紋の少年しかいないの。 ぼくがいればじゅうぶんだよ よけいなおせわだ きみ、しゃさんちのうわさもしらないの？いえのこともわからないしゅじんをかいきんできないくせに、かいしゃにまできてじゃまをするなんて きみはじょうくだよ うちのこともできないのに かいしゃのことまでやれるとでも？ かくほのけんはとりしまりやくかいがきめた じっとしてうちにいろっていっただろ？なんできてはじをさらすんだ みてよ、もうぜんぶなおってるからね ありえない、こんなにあたまがわるくなってたのに どうして一晩で回復できるんだ まあいい もう元に戻ったんなら 離婚しましょう 離婚？ 里父の臨終の願いがなければ あなたとは結婚しなかった 私の心にはもう別の人がいる あなたのような無能な人が 私と一緒にいられると思うの？ でも今やっと 全部回復したんだよ たしかに 元神は封じられて 五年間も愚かだった でもあなたに関する記憶は 全部覚えてる 五年の恩は 夏氏を乗り越えるのを助けて 一生安泰にしてあげる 乗り越える？ そんな現実離れしたこと 言ってどうするの 夏氏が今何に直面してるか知ってる？ 窮地に追い込まれてるのよ もしかしたら あの頃の龍の紋章の少年だけが この危機から私を救えるかもしれない きみはただのふつうのひとだ きみにはわたしをたすけられない かれをさがすひつようはない きみがいったことは ぜんぶわたしがてつだってあげられる きみじゃだめだ よくしってるか？ かぐらグループのじぎょうが ぜんぶていししてるんだ たった6ばんプロジェクトだけでもおおきくそんしてる こんなにおおきなおかね いままでにみたことある？ かぐらをたすけるなんて ましてやきみじしんが ていとでなんとかいきてくのもたいへんなのに えいゆうきどりなんてばかばかしい このむのうは こわくない ほんとうにこわいのは むのうだとしらないことだ じぶんのうつわをまったくわかってない しんえん きみがわたしをとめるために こんなはじずかしいことをいってくるとはおもわなかった わたしのしったあのたつもんのしょうねんとは まるでちがう きみはそもそもかれとくらべるしかくがない まさかきみにとって、ぼくがこんなにだめだとは思わなかった。 はつき、ぼくたちのごねんのえんをじゅんにかえして、きみのかいしゃをていとでいってんさせてあげるよ。 もういい、きみのれいせいがもどったなら もうぼくがきみをやしなうぎむもないよ。ほんとうにじしんがあるなら、ぼくのかいしゃでみてみなよ、そのふつうじゃない人しかできないさいようにんむを。 きみはきほんてきな ことすらできないだろう。 きみにはぼくのかいしゃを助けることなんてできない。 きみはばかでせけんしらずで、つかえないやつだ。 そのしょうぎょうことばをきみが理解できるのか？ ぼくがいう、きみがてんせいにできるさいだいのたすけは、はなれてめいわくをかけないことだ。きみのそんざいはてんせいにはわずらわしいしんぱいしかあたえないよ。 じゃあ みなさんは待っててください 夏氏グループ 百の採用ミッション どのミッションでもクリアすればすぐに採用されますよ ミッションの番号が早ければ早いほど、待遇は良くなります どの採用ミッションに挑戦しますか？ あっ、足が 足が 足が やっぱり、もう少し考えてみるよ あさから これで七十八人目だよ 世界レベルの強者と やりあって 一人で十人相手に 三十分もったって記録は、百番目の警備員でも むずかしい わたしも夏グループの 求人には もう望みがないな わたしもだめだね いちばん高い職の 面接はどこですか？ お客さん まずは 夏グループの 求人ルールを よくしってから きたほうがいいね こういうトップの仕事って 求人の要求が 命がけなんだ そうなのか こんな仕事は ふつうじゃ ぜんぜんむりだね きみは打たれ強そうだから 百番目の警備員の しごとは どうかな だいじょうぶ、これぜんぶおれがやるよ。 おまえ、ぜんぶってどういうこと？ いちからひゃくまでのきゅうじんタスク、もうぜんぶうけた。 どんなタスクがうけられたんだ？ なんだと、ぜんぶうけたのか！おまえ、ばかげてる。ひゃくこぜんぶとは！ おまえどうかしてるぜ。ぜんぶタスクとっちゃって、どうやってわれわれがとうろくするんだ？ きっとさぎょうミスだろう。こんなばかが、ひゃっかいもいのちがあってもできないし。 タスクはうけられた。キャンセルできません。しっこうしてください。 おまえ、まじでやばいぞ。きゅうじんタスクはじっさいにほうこくされるんだ。もしやりとげられなければ、ひゃくこのばつきんはひゃくおくえんにもなるんだ。 かおにドラゴンのもんようがあるおとこをみつけろ。 まずはじめに、かおにりゅうもんをもったおとこをみつけること。あれは私たちのしゃそうさいのいのちの恩人よ。うちのしゃそうは、こくないがいのこうめいな探偵をたくさんたのんだのに、まだみつけられてないの。 私は、しゃてんせいがほしいおとこは、 むかし私をすくうために、いっぽもひかずにとうぜんにたたかってくれた、えいゆうなおとこなの。 おまえみたいな、ばかでむのうで、 たべてねるだけのくずなんかじゃない。 てんせいってひとは、そんなにおまえにとってたいせつなのか？ このにばんめのミッションは、しゃしのGDPを10パーセントぞうかすることだよ。 それは、ひゃくおくものさなんだから、みじかいじかんでなんとかできることじゃないんだ。 ていとの金じいのもとにあるこうざんをみつけられればのはなしだけど。 でもおまえみたいなあほは、金じいにあうまえにかくおうにあうかもしれない。さんばんめのかもつのめんぜいのけんは、ていとの権力あるうじけがやってるし、よんばんめのくろとらはんは、こわいでとうじょうのとらくんなんて、どれも力がすごくていつでもおまえをつぶせる連中だよ。 もういいよ さあ、早く行こう 夏さんにあやまらないと。心が優しいからたぶんゆるしてくれるよ あれ、どこ行くの？ 金さんのところだ おい、止まれ！ 金さんの家に入るなんて、死ぬ気か？ 夏さん、さっきの秦というバカがうちのグループの仕事ぜんぶ引き受けたよ、今から金さんに金鉱をもらいにいくって なんだ、全部の仕事って？ 五年間の恩、しっかり返すよ ほんと無能なのにイキがるなあ じぶんのちからをわかってないのか しんえん、おまえがぼーっとしてたとき わたしがせわしてたんだ それがひととしてのぎりだろう いまさらじぶんから きんふにいってしにいくなんて わたしにはどうしようもないよ そのときはひとをおくって ちゃんとしたそうしきをしてやるよ もしそいつがおこらせたら うちのしゃをどうするんだ てんせい ここでなにしてんの しんえんってやつが わからずにうちのしゃのさいようぜんぶうけちゃったんだよ しんえんが金さんに金鉱山をもらいにいってるんだ 金さんに鉱山を取り上げようなんて 一人にしか上に立たない人に挑む気か 自分を鏡で見て そんな力があるのか考えろ わかった なな 俺は急いで金さんに会いに行ってくる 勘違いされて 俺のしゃ家の指示だと思われたら厄介だからな そもそも 彼が金さんどれだけすごい人か知りもしない 知らないまま突っ込むなんて自殺行為だ あの役立たず 本当に心配の種だな 焦らないで 俺の兄は地下の皇帝って呼ばれてるんだ 金さんと深い付き合いがあるんだよ 今すぐ電話してきいてみるよ すぐね お兄さん 今暇してる？ ちょうど金じいさんに用があったんだ。なんの用？ おい、ここがどこかわかってんのか？ ここは帝都の金王府だぞ！邪魔だからとっとと消えろ！ おいおい、なんだよ、酸っぱ臭い魚が門番かい？ ほんとに使えないヤツ多すぎだね。 命知らずが。 ははは。 おいおい、ウチの連中に手を出すなんて命知らずだな。そう言いたいのか？ かかれ！ まあまあやるじゃないか。でも俺にはかなわないけどな。 おい ちょっとまって 話をしに来たんだ けんかする気はないよ ただ鉱山を取り戻しに 来ただけだ 鉱山を取り戻す？ 夢見るのもいい加減にしろ 最初から鉱山をまかせる べきじゃなかったな ははは お前は本当にカッコつけてるな あの鉱山は 竜尊さまからもらったものだ 自分の手柄にするな おまえみたいな役立たずが 天晴の足を引っ張るとは 本当に運が悪い さらにみんなで来て 鉱山を要求するだなんて もう死にたいのか？ さっさとひれ伏せ！ じゃあ ころしちゃえ いいよ おまえ こんなひどいひと 初めてだよ じぶんのことしか 考えないなんて わたしは帝都でもつよい 顧家のお嬢さま 兄は尊敬されてる 地下のボス もしわたしに手を出したら あの人たちがおまえを みすみす逃がすと思う？ 地下のボスって たいしたことないね 顧家ひとつじゃなく 帝都の権力者ぜんいんでも おれの位置はゆるぎないぞ ただし無上天の リュウのご本尊を除いては おまえは無能じゃないな いったい誰だ？ リュウのご本尊！ 無礼をお許しください どうかお赦しをください わかったら こうざんはわたせ おれさまがみのがしてやる はいはい すぐにとってきます このけいやくしょをすぐに かししゃへおくれ はいはい すぐにひとをつかわします まて りゅうそんさま なにかごようですか かのじょをぐけにかえしてやれ はい おやおや だれかなと思ったわ だからおまえは きんさまのもんのなかにさえはいれないっていっただろ たとえりこんのしょうひんをいらないとしても きんさまのやしきでこうざんをもらいにきたなんて おまえはほんとうに あまくみてるな しにたいのかっていうのに どっか行って死ねばいい 天晴を巻き込むなよ 君が天晴を追いかけたいのはわかるよ でも残念ながら君にはチャンスがない ははは 僕にチャンスがないって？ 君と僕の差は歴然 君なんてアリみたいなもんだ もし小晴のためじゃなかったら 簡単に踏みつぶしてやるところだ もし僕がアリなら 君なんて塵以下だろ くっ もういい 口だけのどうしようもないやつだな きんじい きんじい いもうとがこれは ちょうどいい かのじょをつれてかえって このぶんしょもいっしょにかしゃグループにおくって くれぐれも ひとみしにかしゃさんにわたして わかりました いそいで やっぱりわたしがでるしかない このきんさんがやっとこうしゃの契約をなつしにわたしたんだ しんえん！おまえがわがやくで、いもうとに何かあったら、たたじゃおかないからな しんえんのようなやくたたず、ほんとにどうしようもないやつだな でもまあ犬よりはましか きんさんのところに行って、しらんぷりするなんてな ただ、しちしを巻き込んだだけだ あっ これって鉱山開発契約だよ、こてつくん、これぼくにくれるの？ そうだよ、君への誕生日サプライズだ すごい、これがあれば うちのシャシグループもこれで問題解決だな、さらにはのし上がれる。 ありがとう、グジヤクアニ。 今日は帝都の名士が集まってるね。シャさんの招待を受けて、この誕生日パーティーで大きな発表があるっていうからね。 そうだな、どんな大事なんだろう。 本日は私シャテンチン、皆さんが私の誕生日に来てくれたことに感謝します。この晩餐会を借りて、特別に感謝したいお方がいます。それは、グシグループの社長、グジヤクさんです。 グジヤクさんから、大きなご厚意を頂き、帝都の鉱山開発権をうちのシャシグループに譲って頂きました。シャシグループが赤龍殿の下、帝都の財閥たちをしのいで、億万の資産を持つ帝都第一の女性総裁として、栄光の座に立つことができるようにお祝いを。 シャシの地位が帝都で一気に高まったね。 そうだね、グ少が龍鉱をシャさんに誕生日プレゼントとして贈ったってことは、彼のシャさんへの愛情が深い証拠だね。 チンユェン、どうして来たんだ？ 堂々と来たよ。 これは これはきみに用意したダブルサプライズ 物はもう届いたんだ さっさと消えろ 顧少は鉱山の開発権を手に入れた上 帝都の貨物免税許可も手に入れたって 本当にめでたいね ハハハ こんな権利を得られる人は ウー家と金のじいさんよりも 地位が高いに違いない 顧少が伝説の竜尊様じゃないかって うん なるほど顧少が地下の皇と呼ばれるわけだ つまりは地下の主か 帝都の地下に潜んでいる 一万の金の竜尊を示唆してるのか これらは全部おれが手に入れたんだ どうしておまえが言えるんだよ ききまちがいかな 彼がやったって言ってたぞ ははは しんえん きみがただの よわむしだと思ってたけど 嘘つきのえせ者でもあったんだね こうざんの開発の契約は りくてつさんが 直接くれたんだぞ なんでそんな 嘘をつけるんだ おれが思うに きみは天晴に からみつくために あらゆる手を使っているな 天晴 そんなに自信あるの？ この鉱山契約が彼が取ったものだって ごてつさんは貴族のしゅじんで ぐしグループの社長なんだ ものすごい権力を持ってるのさ 一国を治めて それに絶世の支配者 りゅうそんさまである もし彼が 取ってくれたんじゃなかったら まさかおまえ、この俺のうちで五年もパラサイトしてたやつが手にしたのか？ ははははは、ここで恥さらすなよ、行こうぜ。 帝都のトップ100商人や財閥が集まって、俺たちは龍尊ご本人を見られる幸運だ。君みたいな下賤の者はこの部屋の外に出たほうがいいよ。 早く行けよ。 すみません、みなさん。 今日は私が帝都の人々を招待したのは、 ただ一人、顾哲さんに感謝したいからです。ここで乱すのは許さない、秦渊、出て行ってくれ。 聞いたか？ 出ていけってさ。 君のような下賤の者に、こんな高貴な場にいる資格はないんだよ。 行かないのか。 ふん だれか このくずをつまみだせ ふん うそばかりのこどもが俺のふりをして、君たちはまさか信じてるのか？ ほんとにばかなことだ おまえは生意気なこどもだな、帝都のえらい人たちと龍尊さまにたてつくとは えらい人たち? 俺、秦渊は帝都の人々のいのちをあずかるのだ もし俺ができなければ 君たちには帝都で生きのこるすべもないぞ なんの権力だ たわごとを言ってる この言葉が金さんの耳に入ったら 死んだも同然だぞ 洪金水がどうやってこの寄せ集めを 管理してるのか ばかもの なんと金さんの名前を呼ぶとは 帝都の百家 財閥貴族を侮辱するなんて 言ってることは 本当のことだ 洪金水でも 気を使って頭を下げるだろう 秦渊 あなたは私が 離婚を申し出たのを 恨んでるでしょう こんな風に騒ぎ続けると 帝都の皆が敵になるわよ 早く行きなさい ここで恥をかかないで 夏天晴 この五年 あなたはよくしてくれた きみのなつしを ていとでいっきにうえにあげることはできる でもよくわかっておけ いったいだれが いまのすべてをあたえたのか ていとはごねんもぬしがいなくて きみたちありどもが すきほうだいしていた しゅつどうするしかない あかりゅうでんを このていとのかわちやまを きちんとせいりするために だれだ かいこうりゅうそんのくらいを おかすやつは しんえん もともとはパーティからおいだすつもりだけだったのに きみがしつこくのこって わざわざきけんにとびこんできた しんえん ほんとうにきみには しつぼうした きみのつよがりで 金さんとそのばにいるぜんいんのけんにんに わるくみられた せいじつのたんじょうびかいをめちゃくちゃにして みんなみわたしたと思いたいの しんえんだよまったく いつまでたっても どうしようもないやつだ きみのじまんはぼくたちにとって ばかばかしくてわらいぐさだ いまでにはっきりしただろう どっちがうぬぼれているのか もうむちゃくちゃだね 秦渊、まだいきて帰りたいなら せいしょんさまにわびて、きんさまにあやまれ それでもわからないんだったら ぜんぶ残すのはむずかしいよ 天晴、まちがってるよ もし今日もこの帝都でやっていきたいなら さっさとあやまれ ふつうはえらそうにしてるけど きょうはほんとうのえいこうをみせてやる 赤龍のちからがだれにあるか だれがこの江城帝都の王なのか きんさま このぼけがき、よくもそんなことを 帝都の財閥をみくだすなんて ほんとうにおこがましすぎるよ そうですね、きんさま その上、これがきんさまに対しても言いたい放題 さらに、どう尊大人に成りすますなんて 許せないことだよ それじゃ ごししょうやがりゅうそんってひとがえんかいにきたんだってさ なのにかれはまったくしょれんがなくてひどいくちをきいてたよ けしからんことですね ほんとだよね よくもまあそんなことを しんえん あなたみたいななにをやってもだめなやつがぼくとてんせいをとりあえうだなんてね いまどんなにくちごたえしても あとでさけぶときはみじめになるだろうね おまえたちこそけしからん かたんにもんくはいえないだろ でっかいめをみひらいてあけてよくみろ でかいみみをひらいてよくきけ だれがほんとうの りゅうそんさまなのか しょうにんがりゅうそんさまにひざまついています おきなさい りゅうそんさまありがとうごさいます いやいや、金じいさん、ありえないよこれは どうしてありえないんだい？自ら金宅にきて鉱山を返せと言ったのは誰だい？その人を私は知らないわけがないよ ち、ちがうよ金じいさん！ この龍尊様って、ご、顧坊ちゃんなのか？ああ、そうそう 顧家は帝都でどんな地位があるかな？私は帝都でどんな地位ですかな？顧哲が私に会うことができると思ってる？君たちはみな普通の人間で、真の龍を認識できないんだ。帝都で少しの名前や威望があるからといって偉い人だと思っちゃいけない それがいかに分かるっていうんだ？ 君の前にいるのは天下を支配する大人物でもなく、帝都の地下の神でもない 龍尊様だよ いやいや金じいさん、みな知ってるけど金じいさんはずっと夏家に入った婿様ですよね。金じいさん、何か勘違いしてるんじゃないですか？ 私の判断に異議を申すのか？ さいこうにたいして それほどかるがるしく きめつけるなんて ていとでいきのこれなくなるよ てんせい いまのうちに よくみろよ いったいだれがきみに これをやったのか りゅうそんさま ていとにこんなちせつなやつが あなたにばけて ぶれいなことをいうなんて ぜんぶわたしのせきにんです こてつ このごうまんなやつが さっさとりゅうそんさまに ひざまずいてすまんといえ しんえん おまえのよわむしなくせに そんなたいそれたことをして たぶんをあざむくとはな わたしたちはりこんして それをとりもどそうと おまえがそんなひれつなことをするとは おまえはりゅうもんをねつぞうして、りゅうそんをよそおい、むりやりてがらをうばった、しんえん。 おまえはそんなことをして、 わたしのきもちがかわるとでもおもったのか？ かわらないよ、ますますきもちわるいだけだ。 りゅうとういんじ。 これがしんりゅうのしょうちょうだ。 おまえはこれにあわせてじゃしんとぐるになり、 わがせきりゅうでんをうわむいて、わがぞくのものをたくさんがいした。 いまはにんげんかいにおちたのに、 まだわるさをするなんて！ ほんとにどうしようもないね もう、やめろよ、しんえん わかってるのか？ 竜紋の男を連れてくることが 私にとって何を意味するか 彼を最高だと思ってるんだ 心の中で揺るがない存在だよ 彼を少しでもけがすことは許さない もし途中で 文章取り戻してなかったら 込まれてる無限の宝の鉱山は とっくに卑怯者に 渡ってたに違いない 諸々のことが明らかになって しんえん、どう説明する気だ？ 言っとくよ、しんえん 竜紋の男は かつて私の命を救ったことがある 彼に対しては 生死を共にする気持ちがある どんな方法も役に立たない もうあなたとはだめなんだ それに彼は至高の 竜尊様で、あなたとは 雲泥の差だよ 早くここを去った方がいいよ ほんじんすい、帝都の一番大事な鉱山を ほぼ台無しにするとこだったんだよ おまえは罪を知っているか 金さん、まだ分からないのかい？ ステージ上の顧（ぐ）少こそ、本物の竜尊（りゅうそん）さまなんだよ そうだよ、金さん あの生意気な小娘め 卑劣な手段で竜尊さまを騙ろうと 宴会場で人を混乱させた でも今や真龍が現れた このふたりはみんなの面前で罪を問われるのさ 竜尊さま、すべてほんの一瞬の油断で この卑劣な小娘に騙されてしまいました 秦渊（しんえん）、早くひざまずけ なんだって ひざまずけと言ってるんだ 金さんはもう激怒してる すぐに金さんに謝るんだ 会場のみんなに謝るんだ 顧哲（ぐてつ）が私の顔を立てれば、おまえの命を多分許すだろう 命を助けるですって そんな資格があるのか おまえが五年間もぼんやりしてたと思ったら、普通の人に戻ったって言ったのに、全然違って、年上を敬わないし、でたらめなことばかり言って、礼儀さえもなってない そんな基本的なことができなくて、ぼくと話す気？ ぼくはばかになって夏家に来たんだ おまえに五年間も世話されてきた でも、ぼく秦渊は 恩を知り、恩返しをする人間だよ、あのトーテムの子供を見つけられなかった以外は 他の仕事は全部ちゃんと果たした 鉱山通行の許可証 借金 どれもおまえのためにぼくが自分で取ってきたんだ でも、あんたはどうなんだ わたしたち五年の夫婦愛を無視し、身分の低い者や権力者の言葉を信じるのか。それがあんたの言う礼儀か？あんたを見る目があると思ってたのに こんな卑怯な奴に惚れるなんて、思わなかったよ ほんとに、あんたたちお似合いだね すぐにその椅子から降りろ。この席は宴会で一番の場所だ。権力の象徴なんだ、お前に座る資格なんてない はは、今夜おれですらこの席に座る資格がないなら、誰が座る資格があるんだ？ 反乱だ。龍尊様がまだ座っていないのに、こんなガキが玉座を汚すとは お前に生き延びるチャンスがあると思ってるのか？ おれの命をお前が受け取れるのか？ お前の過去なんて夏家のただの無能な婿養子だろ。おれたち帝都淮陵の陸家のリーダーじゃ足りないのか？ 淮陵の陸氏、たいして広くもないのに、今では王様気取りで暴れてるの？ いいだろう 帝都の江陵許氏グループも加えたらどうだ？これで十分だろ？ 江陵の許氏は、代々農業で成り立ってきた。真面目で堅実な家系だったのにお前の代でそれが全部消えたのか？犬に食われたんじゃないか？ 江陵と淮陵じゃ足りないなら、帝都を代表するみんなの金の親分がいるぞ さらに一世一代の赤龍閣のトップ、龍尊様も加わればお前の命も取れるだろ？ はははははは 洪金水、ほんとに俺の顔を立ててくれるな 二言三言で簡単にお前の立場を揺らして、彼を崇めるなんて ほんとに呆れるほど笑えるぜ こんや、よくみとけ だれがてんかをおそれ、だいちをふるわすしんりゅうか まったく、ほらふきだな おまえもおわりなのに、よくしゃべるじゃないか どこであがこうが とうだてもしない、むだなことだ ちょっとながくいきたいだけだろ だれか、こいつをやっちまえ はい やめろ かれはうそをついてない わたしがしょうめいできる しんえんおにいちゃんのはなしは ほんとうだ しちしち あたまおかしくなったの？ あんなやつをかばうなんて しんえん おまえはおれのいもうとに いったいなにをしたんだ これが しょうこだ せきりゅうのけんぞんは かつてはきゅうてんげんりゅうだった てんのひからかりをうけて しんかしてりゅうになった このネックレスは しんえんおにいちゃんが きんやのやしきで わたしをたすけたとき おとしたんだ このペンダントのりゅうのちょうこくが りゅうぞんさまのみしんのしょうちょうだ おどろいたなあ しんえん おまえはりゅうぞんになるゆめをかなえるために しちしちまでまきこんでうそをついてるなんて こわれたネックレスが なにをあらわすっていうの？ こんなネックレス 市場で簡単に似たようなのが買えるじゃん、ほっといてよ あなたの言い分だけじゃなにも証明できないよ、竜族特有の龍紋印が本物の竜の証しなんだ、少爷が皆の前でその唯一のトーテムの影を見せたんだ、あなたのネックレスよりずっと説得力あるよね でも私はもうこのネックレスを赤竜殿に持って行って、戦王の云姬に確認してもらったわ、戦王が言うには これは確かにずっと探していた龍尊様の身の回り品だって それで秦渊が龍尊様だってことの証明になるじゃんか 七七のやつが一体あんたに何したんだ あいつがいじめて、そう言うように強制したのか 秦渊、二人は一体どんな関係なのよ 夏天晴、俺たちもう離婚したんだ、何か関係があってもお前が聞くことないだろ わたしは、きみがただのばかで 能力がない家柄の落ちた、 いいひとだと思ってたのに… それで、義父の遺言を胸に一緒にいたんだ。 でもまさか… きみが、こんなに傲慢で卑劣な恥知らずだなんて思わなかったよ。 秦渊、よくも妹をいじめたな。 このけじめはきみの命でとらせてもらうよ。 だれか、こいつを消してくれ！ だれがそんなことできるっていうんだ！ 七七、きみはあいつにまよわされてるの？ おにい、わたしはちゃんと正気だよ。 云姬さまはもう赤龍殿の龍族兵を呼んで、龍尊をむかえに行ってるんだよ。 それにおにい、もうあきらめたほうがいいよ。 くーちーちー、言っとくけど、この手に負えない社会のクズとは縁を切った方がいい。たとえお前が俺、くーじぇの妹でも、好き勝手は許さないからな。もし外側に肩入れするなら、容赦なくうちから追い出すぞ。 大丈夫、みんな聞いたでしょ。戦神のうんきが赤龍の兵士を引き連れて、今こっちに向かってる。 ちんえん、そうなったら すべてが明らかになるよ。 夏天晴、十年前、君の養父が命を救ってくれた。それで帝都に留まって赤龍殿を創立したんだ。五年前、神界の異変で 元神が封じられて ばかになっちまった。君の養父が君と結婚させ、俺の体を君に託したんだ。君はそれで名誉を得るはずだったのに、君はあの忠義な清廉を選んだ。 たとえそのトーテムの子供が君を助けたとしても、彼はただ俺たちドラゴン族の重罪を犯した裏切り者に過ぎない。 一方は天国 一方は地獄。うんきが到着すれば、本当にすべてが明らかになる。その時、自分の選択がどれだけ間違っているか分かるさ。 こんな時に、秦渊、そんなとぼけたふりはよせ。教えてやるよ、顾哲は俺たちが夏家を失った時に現れて、まるで光のように俺を照らしてくれたんだ。彼が支えてくれて、夏氏グループを立ち上げた。彼のおかげで、今こうして帝都に立つ資格を手にしたんだ。 でもお前はどうだ。弱くて無能。自分のことわかってないし、うそばかり。お前と別れることが一番の正解だったんだよ。 天晴 こんな意固地でクズな社会の失敗者と話してる場合じゃない。帝都の恥そのものだろ。何をボサっとしてる、かかれ、やっちまえ！ ただの虫けらども 本当に棺桶見ないと泣かないやつらだな。戦神の云姬が来たら、こんなガキにのさばられるわけがないぞ。云姬様は龍族でも一流の殺し屋で、まばたきせずに命を奪う残虐さだからな。 ふん、お前みたいなガキを相手に大人に刀を試す機会だな。さあ、みんな驚かせてやる。 兄さん、俺の言うことは本当なんだ。早く秦渊兄さんに謝ったほうがいいよ。 云姬様が来たら 本当に遅いぞ。 こさん しつれいしますが、きょうだいはていとのちかでくらしているそんりゅうですよ そんなすごいえいよがあるのに、なんでよそのひとをたすけるんだ？ それはね、わたしおにいさんのことよくわかってるから だからかれをとめなきゃいけないのよ。さもないとほんとうにうんじさまとせきりゅうしょうぐんがうちにきて、みんなのひょうてきになっちゃう ななちゃん、あなたはいまなにをいってるのかわかってる？ ななちゃん どうしてそんなにかばうの？わたしやおにいさんのこと、もうしんじられないの？ あおば、きんふでしんえんさんがひとことでおうさまをたおしてたすけてくれたのをわたしはしっかりみたの。それにじぶんでペンダントをもってせきりゅうでんにいって、うんじさまにたしかめたのよ。うそなんてありえないでしょ わかった もしもそのネックレスが そもそも かれのじゃなかったら？ しちしち、しんじてくれる？ わたしはしっかりみたよ おにいちゃんの頭にりゅうのもんがあったんだ もしわたしのことが しんじられないなら 帝都の金さんに きいてみてもいいし 懐陵の陸さんや 江陵の許さんに みんなにもきいてみて かれらはしょうめいできる おにいちゃんは ほんとうに さいこうのりゅうそんさまなんだよ でも秦渊さんは わたしをたすけた だからわたしは でもじゃないの この無能なやつをおこらせたのは われわれ顾氏だけじゃない 帝都の権力者たち全員でね そうだ、ぜったい この生意気なこどもを ゆるさないぞ ゆるせない ころしてやれころしてやれ ゆるせない ころしてやれ そのとおりだ、この生意気なこどもを ぜったい見逃しちゃいけないよ ぜったいにかれを成功させちゃだめだ 金さんが秦渊さんのしょうめいをしたくないなら じゃあ、帝都商品運輸の権利を持ってる吴家のトップと、夏氏に多額の債務がある黑虎帮のボスを呼べば、秦渊さんの言ってることが本当だって証明できるはずだよ 七七 もうそのダメ男をかばうのはやめなさい いくら彼を弁護しても 彼はやっぱり役に立たないんだから ほんとうにもうのがれようがないのかな 帝都の港のリーダー 吴百川さん 黑虎帮のボス 徐虎さん ご到着です こしょう りゅうそんさまにお会いします おきなさい あなたたち、間違って尊主に礼を尽くしたんじゃないか 帝都万能の竜尊は顾氏グループのCEO 顾哲さんなのに 今礼を尽くしたのは偽物だよ ありえない ありえない りゅうそんさまが うちに来てくださるなんて！ ちょうどうちの弟もいるし、おれたちふたりで誓おうじゃないか。まちがえるはずがない。おれくろとらは 帝都に何年もいるから、誰が力を持ってるか、誰が勢いがあるか知り尽くしている。たしかに 最近は帝都で居場所作ったようだが、でも あいつごてつは、俺たちがじきじきに会うほどの資格はないよ。 ははは、すげーな、きょばんしゃは あちこち行って その目はおれたち商人より広いと思ってたぜ。 でもこんな とことんはっきり見えてないとは。 すこしだけ見えたってとこかね。 ふつうってことか ふつうふつう うちの きょるおとうとも知らないとしても、おれ ウーが 帝都の数千の輸送港を管理して、帝都のかなめを握り、情報の流れをつかんでいる身だ。 聞いたこともないなんて、まさか あかりゅうでんの りゅうかさまを知らないなんてな。 さ、飲もう うまいなこれ よくもわしの邪魔をするなんて！ きみは港の荷物係だよね ごおろうじだよね おれさま黒虎組の組長を知らないとは、おまえちょっと学び直したほうがいいぞ ちょうど2人ともいるね いったい何しに来たんだ？ 別にたいした用じゃなくて、港の荷物の免税令を取りに、あと夏氏グループの3億の借金もね 金取りに来たのか よくも度胸を出して虎大将に金をせびるなんて おまえなんてただのくずだ ごろうじんはほんとに げんきだね こんなにおおとしでも びじんがすきなのか かんこつもみせないで むすめさんのうつくしさだけなんじゃないのか なに おまえのくろとらぐみは ていとのわるいうわさでいっぱいだよ あくじを利用して かねをあつめるとは おまえらふたりは かねよくといろよくのたまものだな おまえはようすをみにきたんじゃなく もんくつけにきたんだな しねよ どうでもいいやつだな てきにまかせろ こい 死になさい このくらいのやつは てきにまかせて あたまをねじって 海にすてろ 魚のえさにしろ そうだ こいつ、なかなかやるな くたばれ おまえたちに二分あげる 俺が欲しいものを ここに持ってこい さもないと おまえたちの命どころか このあたりもふきとばしてやる 見る目がありませんでした どうかおゆるしを この札と借金、すべて秦渊さんがいただきに来たんです それで彼が龍尊様じゃないなんて言えますか 秦渊さん、すごいね きみ、あの呉家の主と黒虎組の徐組長まで信じさせるとは でも大丈夫 あとで、ウンキさまが来て、君のウソをすべて暴いてくれるよ そして、君を全ていとの笑いものにするんだ 罪人、おまえが必死で探してるそのトーテムってガキ 帝都どころか、世界で一番の罪人だ、ぼくたちドラゴン族と恨みは不共戴天だ 何千回も殺しても、地獄の底に叩き落としても ぼくたちの悲惨な死んだ族を慰めることはできない チン・ユアン、お前の演技はますます立派になるな、女に養われてるくせに帝都の尊いドラゴンの地位にいるわけがない、ドラゴン族って言葉がおまえの口から出るのは、まったくもっておかしい なんて無礼な、ドラゴン尊に対してそんな口をきくか！グ家は帝都で生き延びたいのか？ 無礼者！ おまえこそ生きるのをいやがってるだろう 金さんこれはどういうこと？ ごしょい、だね りゅうそんさま、わたし洪金水の無力によるものです まずはこの卑怯者にだまされて、あやうく鉱山を失うところでした。そして帝都をうまく治められず、呉百川と徐虎が この目の前のちっぽけなやつらが、あなたの本当の姿を見抜けず、無礼なことを言ってしまいました。どうかりゅうそんさま 金さん、帝都で名声を轟かし虎にも豹にも負けない力を持つあなたが、なんでこんなちっぽけなご家の少爷にひざまずくんですか。彼が帝都でそんな扱いを受けられるはずがありませんよ 黙れ 呉ごろうさん、徐組長、あなた方はまだ目が覚めないとは。この会場に来る前に、ここにいる客人たちはみんな ごしょの額に龍族の最高権力を象徴する龍紋が現れたのを見たんです。ここにいる百十の目が、ごしょこそ本物の龍の体であると証明しているんですよ それじゃあ、わたしたちが見たのは おふたりが見たのは、きっとあのステージ上の小さな者が上がり込んで ごまかしのずる賢い手品だったんだよ おまえなんかはとても立派な尊者には見えない きみが虎さんをだましたらどうなるか見せてあげるよ 善悪もわからないお馬鹿たちがうちの赤竜殿で働けるとでも思ってるのか 秦淵、もうやめないかい？ここにいるみんなの地位はとてもはかりしれないんだ。なんどもみんなを怒らせたいのかい あばれ 今夜みんながきみが憧れるあのトーテムの子の味方をして、彼を頂点まで持ち上げて、僕を踏みにじるんだ それがきみが望んだ結果だろう？ おれはひとをえらぶことはしないが、きょうこのばにいるみんなは、ていとのこんきをむさぼるありがいっぱいいるだけだ。 ほう、きんえん。きょうのこのしばい、いっぱいくろうしたみたいだな。 うれしそうにしゃべってるけど、かげではかなりれんしゅうしたんだろう？でもざんねんだ、おおごえでじぶんをえらくみせても… かえってじぶんがどれだけしょぼいかをみせているんだ。 ほんとにかわいそうだな。 りゅうそんさま。 このやつがけじめをしらず、おことばをけがしました。すぐにとらえて、めをふせぎます。 きんえんさんをきずつけさせない！ どこからでてきたのやじゅうのこむすめ。おれとらじはおんなはてをくださんが… そのつもりなら、かれといっしょにそうじするしかねえな。 これがこ ひろいの すえっこで うちのおじょうさま つまり りゅうそんさまの いもうと なな なな こんなにたくさんの こうしやお偉いさんを きにいらないで それでも そほごとんなしに ぜんこくのお偉いさんと たたかうなんて ほんとうに うちのこけんを まもれなかった にいちゃん しんえんにいちゃんは わたしのいのちを すくってくれたの かれは人々が いってるほど よわくないの わたしはしんじる わかった こうなったら ほんとうに うちにはいれないね きみがこの うぬぼれやに つくほうを えらんだのだから きょうだいの情は捨てる！ これ以上邪魔するなら ゆうきりつ！ やれ！ こ、これは ゆうきりつさん きみはもともと黒龍幇が 赤龍殿に忠誠を誓っていたし 少々せっかちでいばっていても 帝都の功労者だと思ってたのに 頭がカラでいいように操られてる そういうわけで黒虎幇の主は 降りた方がいい 3分やるから自分でけじめをつけな 今夜主を降りなければ 帝都から追放する 私が手を下さないでおく 生意気なやつは見たことある けど帝都で俺に挑むやつは お前が初めてだ 前は油断した 今回は見せてもらうぞ 俺を帝都から追放するのは それともお前が俺にひざまずくのか ああ じょこ じょこ やっぱりおまえは ちょっとしか見えてない ものごとの幅が狭い もし口だけでいばってるつもりなら オレからすれば ただのあがきだ オレのこぶしのほうが おまえの口よりずっと強いんだ てんせい おにいちゃんを止めて あきらめさせてよ ななちゃん そんな頑固な人に そこまでしていいの？ 彼がどんなに大事なの？ おにいちゃんの言葉信じないの？ でも しんえんおにいちゃんが もうすがりつかないで お願い 秦渊、きみにいったい何をしたんだよ、七七に。彼女が迷うなんて。もしわたしと離婚したのを恨んでるなら、わたしに当たればいいじゃないか。どうしてまわりの人を傷つけるんだ？そんなことをするなんて、きみって卑劣なやつだよ。 ぼくが卑劣？じゃあ、きみはそんなに立派だと思ってるのか？ここにいるみんながそんなに立派か？ 今夜が終われば、帝都をもう一度洗牌してみせる。 もうおまえの運も尽きたのに、まだそんなことを言ってるのか。自分が誰だと思ってる？ みんなが言うように、あんたはただの居候だ。俺たちはちゃんと機会をやったんだぞ。 自分で自分を追い詰めたんだ。五年間も愚かで何もわからなかった。それは仕方ない。でもそんな馬鹿話ばかり言って。 嘘ばかり、傲慢無礼。 それが最大の誤りだってわかってるのか？ そうだね、この男は許されるべきじゃない。 そうだ、あのガキは勝手気ままにやってるだけで、舞台を独り占めしようとしてる。 りゅうそんさまになりきるとはな それだけでじゅうまんかいでもころせる しんえん、おまえのみじめなこころは ここにいるけんかいたちに まるみえだ おれならさっさとここにおりて ひざまづいてあやまるね そんなずうずうしいかおはもってないからな ずっとへいぜんとすわってられまい おまえはここにすわることができない なぜなら おまえにはそのしかくがないからだ おまえ いいでしょう しんえん、おまえをいぬなんていったことが おもてなしだったよ じゃあ、どうしようもないから おくってやるよ じょこ この じしんのないガキ おまえにまかせた どうも りゅうそんさまのおおせだし ここで がっつりがんばらないとね ガキ しぬがいい！ おい うんきさま はやくきてよ ていとのけんかいは すべてしんえんのあにとてきになった かれが おおぜいにまけるかもしれない しょうもないやつらが もしりゅうぞくのりゅうそんさまを きずつけるなら おれはへーたいをひきいてていとをぶっつぶす さんぷんごにただちにつく りゅうそんさまのおおせだし じゃあ、本気でいくよ！ 覚悟しな！ お前、なんてひどいやつだ！ この一撃で俺の半分の力が奪われるとは…お前、いったい何者だ？ 俺が誰か、さっき言っただろ？ ただ信じなかっただけだよ。 誰か早く徐さんを病院に！ ここはお前の好き勝手にできる場所じゃないぞ、みんな！ 今日、もしこの裏切り者を始末しなければ、そのうち犬に頭の上で悪さされるぞ！ ごもっともです、呉さん！ ていとのうえで しそっこが そんなこと するな さいこうの りゅうそんさままで なりすまして ほんとにとんでもない よし てんかいこんとん ちをそめて てんへんしんえん きんえん じぶんが かみさまにいどんだ ただおれひとりだけだ てんにさからう まだおれとたたかおうとするやつはいるか みんな でてこい ていとこうろく きょかいもひとつ るかいもひとつ おれもいるぞ ていとのビジネスを取り仕切る ほんきんすい キンじいと呼ばれてる 今夜 おまえがくろとらを傷つけた ぐんじゅうじをしゅとする ひきょうものだ このていとの権力者のえんかいに どこの誰でも参加できるわけじゃない ましてや りゅうそんだいにんを語って このこうだいの上で 好き放題 好き勝手なことをして そして わがていとのおうけ さらに わがていとのリーし 私を忘れないでくれ じゃあ おまえはどうするんだ しんえん、もういちどいっておくよ しんしんじょね。へりくだることをしれよ。いまみんなのかおをみたか？かれらはみんなおまえをころしたがってるぞ いいだろう。ごねんかんのふうふのよしみで かんおけをよういしてやる。ただつぎにうまれかわったら おなじあやまちはおかすなよ しっかりめをみひらいてみればいい。どれだけまちがってたか。ひとのくちからでたおおげさなうそにそんなにしんじるとは おまえとおれのあいだには もうなにもいえねえな しんえん、いまここにいるすべてのひとたちをよくみろ。あのせいじゅくしてないいもうともおまえのそばだが だれがほかにみかたしている？いまでいとのてきだよ。おれがあんただったらさっさとじめんにもぐりこむよ にげる おれはうまれつきしんりゅうのそんけいをもつ ねずみおとこなんてことはしない おまえは ただのりゅうぞくのはんとうにすぎない こんやおれがりゅうぞくのみんなのために おまえみたいなちのそこにひそんでるあくりゅうをたおす みつけた きえていたごねんのあかりゅうのおかたがもどってくる よし ほんじつおれが みやこのけんかいをだいひょうして じぶんのてでおまえみたいにきえんがたかいひれつなおとこをほろぼすぞ やめてくれ ごうてつ そんなばかなことが りゅうこんのかえりしるしがよんほうをさだめる うんきさま ふじしるしふくねん けつみゃくじゅうちく よくかにしょう まがにあい ほろぶ うんきがごえいに おくれた りゅうそんさま どうかおゆるしを うんきさま まさか ひとをまちがえてるんじゃない？ かれはただの かけいんの やしきすてむこ りゅうそんさまなんて ありえないよ そうだよ まちがいでしょ うんきさま だまれ ありがぞうをみてもねずみがそらをみても あんたたちのようなただのにんげんには ほんもののりゅうのすがたなんて わからないのさ りゅうぞくせんらんまんねん それなのにこんな そむしんがでるとは おまえはにんげんかいに げんになってていとで あれくるい こんやこそこのてで おまえのいのちをたつ このちんりゅういんのなか たくさんのむだしにしたりゅうのたましいを しのんで はんたいたちは なんとわたしのドラゴン族か よし、どんなやつか見てやろう いったい誰が こんな無謀なことをしてるのか ははははは！ 思いもしなかったよ 天界のドラゴン族の神 が凡人になっていたのが なんと愚かで無能なやつだったとは こんなことなら 回復する前に 直接倒してしまえばよかった ドラゴン族の第一 女戦神のうんき ただの 女じゃないか 私に勝とうなんて まだまだだね 口ばっかりじゃなく 命をかけて来い はずかしくないのか すぐに竜のしるしを返せ あと半歩でも近づけば この竜のしるしを打ち砕くぞ 竜のしるしは竜の魂が集まるところ ほうっておけば 魂も一緒に消えてなくなる こんなに多くの魂を永遠に失いたくないだろ 戻れるうちにやめておけよ ふん 同じ神なのに あいつは上で 自分は従うばかり… 秦渊 次会う時は ぜったいお前を倒す ふかいのですぐいって まちのしるしをとりもどします いいからおきなさい たかがひとつのこけ たいそなことはいらない かれがじぶんで しるしをもってくるようにするさ おどろいたな このみやこのうわべはおだやかだが ちかにはこんでいるのか あんりゅうがうごいている きょうのえんかいのすべてのひとたち ほんとうにおれ しんえんはみせられたよ これがいわゆる じこをたかくみるけんかいの あくどいけしきだ このみやこもそろそろ ちをいれかえたほうがいいな どうかりゅうたつさま しんせつをおねがいします りゅうそんさま、どうか わたしたちを 許してください わたしたちは 見る目がなかった あのごてつにだまされて 罪人のことばを信じた りゅうそんさま、どうか 赦してください おどろきだよ ほんとに風を読むのに なれたもんだね まるで蟻のようだ でも残念だね きょうは君たちが持ってる 権力の証を差し出せば まだ許してやる きみたちは帝都で 少しの間生き延びれる ごてつ きみによって 帝都の権力者が 破産したんだ このあいだは おれ、りくしんいんがしっかり覚えた どうしてこうなった しんえん しんえん なんでもっと早く教えてくれなかったの 早く教えてくれたら こんなことにはならなかったよ 言ったけど、信じたか？ おれが倍にして返すって言った おまえはでたらめだと言った りゅうこうはおれが手に入れたと 言ったのにおまえはおれには無理だって言った おれはりゅうそんだ きみはどうだ きみがえらびなよ きみをすくったとうてんこぞうのほう いまはしんじるでしょ ごめんね しんえん でもでも なつきよはおんをしってせつじつなひとなんだ こてつがわたしをすくってくれた かぞくみんながころされそうなとき こてつがわたしをすくいだしてくれたから おれはかれのせきをはらうだろう しんぱいしないでね あかりゅういんをせきりゅうでんにかえすよ おれもたのむ 彼が命を救ってくれたし、許してあげて いらないよ 彼のあとしまつをおねがい 彼のりゅうぞくへのつみ 許せない しんえん しんえん、これがさいごのえんだね あおはれ きみはこころのなかでしんえんのことをおもってる なんでかれにいわないの？ なな、 わたし、 ほんとうにまちがえたみたいだ どうしてこんなにバカなのかなあ でも、きみのおにいさんはわたしのいのちをすくってくれたんだ うらぎるようなひとにはなれないよ それに、 ごけがほろびゆくのを ただみてられない あぁ、ごてつ、やっともどってきたのか しってる？たいへんなことになったんだ せきりゅうでん、きえたはずのりゅうそんさまがとつぜんあらわれたんだ まずはていとのぜんぶのけいかくをとりあげてしまったよ！ ていきょうをそうじするっていうんだ あらまあ これはおおごとだね おとうさん あわてないで ああ、ぐーてつ。むりして落ち着けってのは無理だよ うちのグループは、ここ数年でやっとていきょうで存在感を出して足場を固めたのに もしシャッフルされるとしたら おれがこの何年もかけてつくったビジネスネットワークとパートナーシップが全部パーじゃないか おとうさん みて これなんだとおもう？ え？なに？ これはあかりゅうでんの しんじゅう ちんりゅういんだ うわー これどこからてにいれたの？ いいね これがあれば 僕のぐけのしょうらいを しんぱいすることないでしょ？ このちんりゅういんをつかって ぐけのしょくばをまもるってこと？ は？ つまり、さんにちごの あかりゅうでんの げいりゅうえんでってこと？ りゅうそんの座をうばう エンペラードラゴンはもうそうりつして、のうりんぎょぼくこうざいサービスしょうばいきんゆう、ろくだいていとのしょうばいちょうかんたちにドラゴンパーティーのしょうたいじょうをおくった。しかるべきときにみなさまもいらっしゃる。 いいね さがっていいよ りゅうそんさま、グウしグループのおおじょうさま、グウしちしがでんわでうかがいたいそうです。もうやすんでいることをつたえましたが、それでもかえらずにいます。 とおしてくれ はい しんえんにい しちし おにいさんのためにきたのはわかる。でも、ぼくはかれとけつえきのふかいかたきをもっている。ゆるせない。 ここに戻って しんげんさん 誤解してるよ わたし、兄のためじゃなくて自分のために来たんだ 自分のために？ しんげんさん、あなたとてんせいさん、まだ一緒にいられる可能性ある？ 彼女 わたしと彼女はもう もう話すことはないんだ てんせいは心のきれいな人だよ 子どもの頃の助けに感謝して、その思いが彼女を惑わせてるんだ　でも、彼女の心にはまだあなたがいるってわたしは思ってる ぼくがいる かのじょはきっぱりとぼくとりこんしないだろう ぼくがいるかぎりことのしんそうをかくにんするまえになんてぼくをにせものだとはんだんしないでしょう かのじょのめにうつるのは ただそのうわべのかがやきだけだ そしていのちをすくったあのこてつだけさ もういいよ、なな むりしなくてもいい むりしてかばわなくてもいいよ しんげん、おれほんとのこと言うよ じつは きみがぼくをすくってくれたあの日から わたしはあなたがすきなんだ ななわたし しんえんさん おねがい わたしのこと いきなりことわらないで あなたはさいきん りこんしたばかりでしょ うけいれるのはむずかしいよね てんせいはわたしの さいこうのともだち わたしもきょうげん ごめんね でも わたしへのきもちを まっすぐみてほしいの りゅうえんが おわったら こたえてくれる わかった？ こちらはせきりゅうでんのひとが はこんできたものです わざわざひとを送って 迎龍宴の招待を届けてきた しんえん わたしをはずかしめるつもりか 社長たいへんです どうした、あわてて 北区域の開発建設で ひとがしんだ なに 北区域恒栄大通り 新しいランドマーク建物が 急にたおれて 二人死亡三人けが 今被害者の家族が会社の入口でわめいて あなたに会いたいそうです とうたつげんいんはわかったか？ げんいんは けんさほうこくによると、かししゃグループがもうけをねらって、かってにざいりょうをかえて、つくりがあまくなって、ひんしつをおちて、たおれたんだ。 ありえない！これはぬれぎぬだ！ おまえ すぐにきたくのくちょうにれんらくしてくれ、じぶんでせつめいする。 ちょうくちょうはもうひとをよこしたし、かししゃグループといっしょにやってたざいりょうやのしゃちょうがもうきにんしてる。しろくろはっきり、てっていてきなしょうこだ。 おまえはただではすまないぞ かししゃグループはていとでもうまくいかなくなるかもな。 てんせいほくちょうのじこはもうきいてるよ。 おにいさん どうにかしてくれないと 夏しがないとだめなんだ てんせい おちつけ もう調べるように指示した まずは落ち着いて はい？ なに？ この ちょうてんしょう やっぱりやつだったんだ なにかやってるのか よし 今いくぞ どうなった？ てんせい もう調査済みだ 北地区のこのちょうてんしょうが 材料をまぎれて売りさばいてるんだ 今回も問題を起こして 偽造した証拠で 夏しを巻き込もうとしている てんせい 大丈夫だからね このことはおれにまかせて グーさん まえにシャのけんちくをばくはつしろっていったし いつわりのしょうこもでっちあげろって じょうけんだったよね いちおくうけとる ようじんできたからおれたちのおたがいのやくそくどおりに いまからよういするからしばらくまっててくれ ありがとグーさん グーさん こんなことするなんておおげさだよ グーさんそのナイフ いったいこれどういうことだ グーさん シャさんがきて ちょっとおはなしがあるそうです わかったよ ここはおれに きれいにしておくから うん ゲコクさん 今回のことは あなたのおかげで 夏氏グループの名誉が 帝都で完全に失われずに済みました さらに私は 訴えられたり 牢に入れられたりするところでした 最も苦しいときに 支えてくれてありがとう 本当に助けられました 天晴さん あなたと私の間で 気にしすぎると ぎくしゃくしちゃいますよ 今回あなたを助けるために 顧氏グループのあらゆるリソースを 全部使いました これでなんとか 夏氏が帝都で守られました ここまでやりました 私の気持ちが まだわからないのですか 本当にあなたをお嫁さんにしたいんだ 答えてください そんなに忘れられないのですか あなたのそばで甘えるだけだった 一気に成功して お金持ちになって友達を忘れた秦渊さんを 夏氏が危機に陥ったとき 彼はどこにいたんですか はれたね ほんとうにこころからきみにつくすのはぼくだけだよ いいよ あなたとけっこんするわ よかった！やっときめたんだね すぐにひとをやって、けっこんしきのじゅんびをさせるよ うちのこ、今度けっこんするんだって、おくさんもしゃちょうさんで、ぴったりなカップルだね ああ、こんなたいせつなばで なぜひなのこちゃんがいないの？ おれ、ぐこうえきには、もうあのじょしはむすめじゃない ふたりがいつまでもしあわせで おれいがふかいことを しょうしんじんにいのります 待って しんえん きみはなんのためにきたの しんえん、まちがってなければ あおいとのけっこんしきに しょうたいじょうはおくってないよね あなた まだ彼に だまされつづけるの？ 何のことか わからないわ しんえん あなたとはもう りこんしたし もう何のかんけいも ないでしょ ここに来たのは なにかしら まさか今の 帝都での身分をたよりにして 私をふみつぶそうと みんなのまえで きずものにするつもり？ みんなのまえで みっともないめに あわせることがしたいの？ なにしてるの？ ほんとにおまえは しょうしょうのこころで きんしんのふくをはかってるね ちがうのか？ もしほんきで おれたちをいわってくれるなら よろこんで ようじんせきをかざってほしい おれは なつてんせいだから そんなしょっきなんて たりてるんだ でもおまえは たかいところから ぼくのけっこんしきにきて みだそうとしているのとちがうのか じゃあおまえは なんのためにきたんだ いまたかみから たかみの りゅうそんさまとして わがまましほうだいできるとおもっているのか いっておくけど ていとはりせいがあるところ きそくをまもるところ きょうは なつてんせいのけっこんしきだ おまえをかんげいしない でていけ なに このひとがあの せきりゅうでんから きゅうにていとに あらわれた りゅうそんさまだったのか りゅうそんだったとしても なつこさんがいったとおり たとえこうけつでも ひとのけっこんしきで らんぼうはだめだ あることしってる？ ちょうてんしょうがしんだよ やつはおかねにめがくらんで もうけをたくらんで うちのなつしにごういんだんをなすりつけたんだ やつのしは じごうじとくだ もしやつのしが きみがあいてとして れんけいしてた えいゆうきゅうびのきょくで かんけいがないから ころされたとしたら？ なんだって しんげんもなしに ちんえん そんなこというな ごしょうやさまが ちょうくちょうをさして おれにやらせたんだ こてつ 彼が言ってることはほんとうなのか てんせい キミへのまごころはたいようとつきがあかしだ あいつはりゅうそんのちいをつかって ぶかにうそをつかせ おれにぬれぎぬをきせたんだ しんえん キミはてんせいがわたしをえらんだことをねたんで こんなひれつなてをつかって わたしをきずつけて けっこんしきをめちゃくちゃにするなんて ほんとうにわるだくみだ せきりゅうでんのりゅうそんが どれだけえらくてもしょうがあるか きょうはわたしのまごのけっこんしきなのに キミはおうへいにふるまい わたしのかぞくをおさえつけて まごにはひどいあだなをつけるなんて ていとはこころがあるのかからはむ りゅうそんさま どうしていつも こうまで俺の家をねらうんだ 嫁はもうあなたと きょうやくをむすんだ とうなんのすずめがとんでいる それなのに どうしてまだ つらくせめるのか こうして見ると あなたがみんなに尊ばれる 高位のりゅうそんさまだ ただのあばれんぼじゃないか いえをつぶしたのも あなたのしわざだ 夏天晴よく見て ちゃんとわかれ 俺がきみをたすけた りゅうもんのしょうねんだ しんえん、もういいだろう。今のあなたはえらいりゅうそんさまになったのだから、私を取り戻すために、私の結婚式でうそを言う必要なんてないわ。 なんてことを！りゅうそんさまに無礼を！ しんえん 君が今日わたしがてんせいと結婚することで、わたしをうらんでいるのは知っている。 最初はわたしにぬれぎぬを着せようとして失敗し、今度は悪い噂を作ってわたしの父をおとしめようとするなんて。言っておくけど、ひどい目にあわないようにするんだな。ぐさんのちからは帝都でも強いから、君がどんなにえらいとはいえ、わたしたちを罪に陥れるのは許さないよ。 しんえん、わたし、かいてんせいは、他の人にかしらを下げたことはないの。お願いだから、少しくらいのきもちを残してくれない？ お願いだから、いますぐにわたしの結婚式から出ていって。 かいてんせい、知っておいてほしい。 今日君がけっこんするのは その昔、君の家族をすべてころした黒幕のむすこなんだよ。 お父さん、しんえんさんの話はほんとうなの？ ほんとうに天晴のかぞくをころしたの？ ななちゃん きみはまだうちのかぞくのいちいんか？ なんとしたことだ がいにんのことばをしんじて じぶんのしんぞくをうたがうなんて りゅうそんさま ここ皇都はほうがおこなわれるばしょだ あなたはいってるね わたしが夏一家をころすむほんしゃだって しょうこあるのか つよいいだくだけで わたしにざいをなすりつけようというのか それじゃ みんななっとくしないよ そうだよ きょうあなたはひとをつれて むすこのけっこんしきにちょうにゅうし たかだいのうえでわけのわからないことをいう じゆうほうだい りっぱなせきにんある赤龍殿の リーダー おまえはほんとうにとんでもないやつだな。わしのことをばかにして。そもそもおまえに龍殿の主なんてつとまらんが、まあおれは気にしないけどな。 もしおまえが礼をつくしてあやまるなら、すべて水に流してやってもいいぞ。 おれにあやまれだと？そんなこと、いくらおまえたちがかさなってもかなわないぞ。 秦渊、おまえが尊王になったからって、うぬぼれて好きかってにやっていいわけじゃない。 おれが思うに、 おまえなんか、ただのこううんでうまくいった犬にすぎず、ここでむやみに人にかみついてるだけだ。 秦渊、はやく顧伯父さんにあやまりなさい。 顧伯父さんは帝都で名のしれたおおべてだ。だれもが彼をうやまってるんだぞ。 ましてやおまえは、龍尊の位にあるんだから、もっと口をつつしんで目上をうやまうべきだ。 夏天晴、おまえはどうしていつもこうもみえないのか。 これはなんてこった、わしの孫がいい時に礼をするのを邪魔しやがって わしの孫嫁とわしの家の関係をかき乱して 年を取ったからって、わからないと思ってるのか わしの家に汚名を着せようってか、どんな偉い人だろうと知らんぞ 今日はわしの孫の結婚式だ わしの家がここで一番の王だ だれか来い この騒ぎを起こした無礼者を 追い出してくれ 誰がやれるか見てみろ なんでできないんだ やれ ぐこうえき あんたはむかしのつみを じぶんからみんなにあかせ それからさんじゃくのしろきれをつかって じさつしろ これがさいごのチャンスだ もしもし、とうさん こてつのおかげで りくけはちからをうしなった おそらくぼくらがやらなくてもいいだろう うん、なんでだ？ りくけがしょめんになってぐこうえきをたおせば、ぐけはていとでいきのこるすべがなくなる。ぐてつもていとでいきられなくなるんだ。 それはすっきりするね。 ぐこうえき、おまえがむかしやったわるいこと、とうとうひのめにでるときがきたな。 だれかきて！ くるまのじゅんびをしろ。 このばかもの！ うちのひとにてをだしたら まずわたしをたおしてからにしな。 しんえん、いいかげんにしたらどうなの。ひとをつれてきてけっこんしきでさわぎおこして、けがにんまででて、おきゃくさんたちがふあんがってるじゃない。こんなんじゃどうにもならないでしょ。はやくかのじょたちにわびなさい。ぐけにも。 あやまれ。 あやまったら、あいつが得をしてしまうじゃないか ここにいるゲストたちはみんな見てたよ やつのせいで、僕と天晴の結婚式がめちゃくちゃになったんだ。意図的に僕たちの関係を悪化させた。こんなやつが、帝都の最高リーダーになる資格なんてない。赤龍殿の主にもなる資格なんてないさ。秦渊、お前はまったく卑劣なやつだ 卑劣だと？ 顧哲、お前の口からそんな言葉が出るとは まったく皮肉の極みだよ 潘として申し上げますが この赤龍殿はまだ迎龍宴を開催していない、だからまだ真の龍尊ではないのでは？ そこで、顧家について 帝都での影響力は他に並ぶものがない 今日、顧家に公然と挑戦して、帝都の貴族や民衆をどこへ置くつもりなんだ？ いいこと言うね まずは自己紹介を 少しだけ 私は帝都の隠忍世家 葉家の掌門 葉です 本来なら口出ししたくなかったが 君の行いがあまりにひどい 法を犯せばみな罰せられる ましてや 君は赤龍殿に戻ったばかりで 帝都の権力をまだ握ってないのに もうそんな態度を取るのか これは徳が伴ってないね 隠忍世家の葉掌門ですら 看過できなくて 顧家を擁護するのに出てきたとは 横暴すぎる そんなやり方では 帝都をまとめることなんて無理だよ ならば 帝都で一目置かれてる 老人たちすらも忠告してる 今君に恭しくする必要はないね 君にチャンスをあげたよ 自ら去ろうとしないのは 君自身の選択だね おそらく叶掌門には 敬意を見せないのが 君の選ぶ道だったんだね どう処罰するか 騒ぎを起こした者は刑務所で教育 権力者を挑発したら 軽ければ刑罰 重ければ手足を切る みんなへの見せしめに もし権力を誹謗中傷したらどうなるか 軽くても罰を受け 重ければ人生を断たれ 荒れ地に流され生きるか死ぬか この二つは重罪 帝都の規則に従えば 当然手足を切られる その後よそに追放される お父さん、こんかいはたしかにしんえんがあわてちゃったんだ。ぼくがかわりにあなたにあやまるよ、いいかな。 このばかもの！ほんとうにぼくのむすめか？くやけどころか むしろこのよそもののためにはいほうこうんをさげるの？ ほんとうにかぞくのめんつまるつぶれだよ。 でもお父さん、 でもじゃない！きみはどうかしてる！だれか、 こいつをつかまえてつれていけ！ゆっくりはんせいさせてやれ。 しんえん どうしていつもみんなのじゃまばかりするんだ？どうしていつももんだいばっかりおこすんだ？ じゃまもの。 なつてんせい、きみがみえない真実を、ぼくがぜんぶ明らかにするよ。きみのしんが目隠しされたものを、ぼくがきれいにぬぐい取るよ。 そして、これだよ。きみが必死でさがして、結婚したいとおもっていた男は、 きみと仇同士の大敵だよ。そして、ほんとうにきみを助けた恩人であるぼくは、なにもしてないのに非難されて、悪者扱いされてる。 なつてんせい、 きみには、ほんとに笑っちゃうよ。 てんせい、彼のうそを聞かないで。 法はてんかより大きいよ。彼はどんなにもがいても、死を逃れることはできない。 ぼくが証明できるから。 こくこうえきが、昔の夏家をしめた裏の実行犯だ。 こくおやぶん、思いもしなかったろう。昔やったその汚いこと、自分じゃ、誰にもばれないと思ってたんだろ。 ぜんぶばれてるんだよ こぐちくん 勝手に契約の項目を変えて 問題のある原材料を安く買って ごまかしてる 今こんなにたくさんの命を奪って反省しないのか 殺し屋を雇って 被害者の家族まで一緒に殺そうとするなんて 良心がとがめないのか？ なつさん おれだってもうどうしようもないんだ りょうしんにしたがえば このことがひろまって こしのしんようがきずついて おれはかならずろうやいきだ でもじぶんのために そこまでむちゃくちゃなことしてはいけないだろ もういい われわれのきょうりょくはこれでおわりだ いつわりのしょうこをつくって こしをすくうことはもうたすけない じぶんでなんとかしろ たのんだこと もうじゅんびできたか？ そうか こんやおれはかけいをひにかける かしょうはくよ かしょうはく いつもかしをたよってんじゃないか ていとのちいがぼくのあたまにのしかかるのか？ きみはせいぎをおいもとめるのがすきじゃなかったっけ？ ざんねんだね こんやがすぎたら ていとにきみ、かしょうはくはもういない ぼくのごしは きみのざいさんでいっきにのしあがって、きみのかわりになるよ あのときぼくたちやくそくしたね しゅっこうけいやくにサインするって だけどぼくは10ぷんはやくついてたんだんだ ひとがやってることはてんがみてて、かみさまはみてるものさ このよには かぜをとおさないかべなどないんだよ ぼく、ごこうえきは たしかに、かしさんのおかげでいえをおこした かしょうはくがげんざいしていたころは たくさんのチャンスをくれた。夏兄の恩義に感謝している。 だから、こどもから今夏小姐が引き継ぐ夏氏グループが危機に陥っていると聞いて、すぐに全力で助けたんだ。もし夏氏を滅ぼす気なら、どうして家族が助けに入るんだ？それに、君は突然僕の結婚式に現れて、そんな馬鹿げたこと言って公然と僕を非難するなんて。 どう考えても偶然とは思えないね。 秦渊、君はまだ王に即位してないが、その地位を利用して陸家に利益を約束し、彼らに偽証させたんだろ？ 秦渊 どうしてここまでことを荒立てなきゃ気が済まないんだ？ 僕の結婚式で心の傷を暴くなんて、それで満足なのか？ 結婚式で七七を連れていったことは許すとしても。 君はその地位を利用して、陸さんを騙し言いくるめた。 わかってるのか？ こもりとルーの家は みやこの地位を見逃せない こんなことをしたらこもり家を台無しにするぞ きみのその行動 みやこの商界が大混乱になるぞ 大混乱だ このみやこの権力者は複雑で 枝葉は繁っているな 前回の手入れが足りなかったようだね 夏天晴、五年の恩を返すために これがきみにする最後のことだ ユンキ 三分以内に こもり家の経済協力を外部と断ち切れ こもり家をみやこから完全に消してやる すぐにやります！ ああ え、行かないで 行かないで みんな！ おぼえてる 父さんの机には 隠し戸棚があるんだ そこには 彼の秘密が全部ある 秦くん 君はまだ自分の立場を よくわかってないみたいだね よって ひとつ注意しとくよ 迎龍宴がまだ開かれてない 君はまだ 赤龍殿の正式な主ではない それに 君は私達 顧家の地位を ちょっと軽く見過ぎている 私の家を動かすには まだまだ経験不足だね 我が顧家に逆らうとは 無分別なやつだ みなさん 今日私の家は ぬれぎぬをきせられたなら いつかこんなやからがのさばって みやこのくもにかくれひのひかりがない はんせんせいようちょうもん おふたりとも みやこのじょうぞくげんろうどうか わがこけのためにこうへいをたもってください ふん きょうはみやこのなをはせるものがあつまってる それはこけのよめいりのためだ こんなばしょでさきはよばのさわぎ そのあとのえきでりくしとてをくみこけをけがしてる こんどはこけのせいかつをたた なんしょうではちめいされたいみはひとつ ぼくたち名門のことを 無視するなよ ぼくたちの生死を おまえ一人がどうにかできるわけじゃない おまえはまだ若い たとえ赤竜殿のような高貴な身分でも 何事も 少しは余地を残すのが 大事だってことを理解しろ もしものときは 帝都が新しい竜尊を 考えることになるだろう ここにいるゲストは みんな帝都で名声を響かせてる家系だ ただの一言で わが家を滅ぼそうなんて 彼らに 同意を仰いでみろ ぼくらも同意しない それに あの人も まだ王位についてないくせに、分別もなくて謙虚さもない、傲慢なやつだね。 そんなやつが本当に資格あるのかな？ 帝都の権力を握る龍尊として、確かにね。 ちゃんと考えて、龍尊の人選を見直すべきだね。 人望で治め、法制度で治める。 時代に応じて立ち回る、それが皇帝にふさわしい姿なんだ。 六大商業会長に提案して、新しい主を選ぶようにするよ。 おれの座を変えたいって？きみたちにそんな資格あるのか？ パニエ家もグー家と一緒に苦難を共にしたいってんなら、 まとめて名前を消してやろう。 秦渊、こんなにやりすぎる必要ある？ 逆効果にならないか心配じゃない？ もう考えることはないね こんな野郎 さっさと帝都から追い出すべきだ 彼を帝都から追い出せ そうだ 帝都から出て行け おまえは家で反省してるべきじゃないの？ 今はもう手に負えないくらい調子に乗ってるのか 父さん ごめんなさい おれは一生を罪にまみれて過ごしたくない グ家はその行為に対して代償を払うべきだ おまえはこれ以上間違っちゃだめだ これでわかっただろう だれがおまえを地獄に落としたのか だれがおまえを救ったのか これから 淮陵のすべての港はグ氏との協力を完全に断つ 知らせておく 江陵はグ氏ともう一切貿易しない すべてはグ家が龍尊様を怒らせたせいだ グ・ホンイー これが おれからおまえに残す最後のプライドだ 自分でけじめをつけろ ははははは おどろいたよ ごこうえきが ていとで せいかつをおくり まさかきみのてにおちるなんて いいだろう おれのしたことすべてを いのちでつぐなおう たのむ りゅうそんさま わがこだけは おいのちをたすけてください じゅんすいでよいせいかく しょうじきなひと まぁ むすこよ とうさん あまはれ わたしのかぞくがあなたにわるかった ひざまずいてあやまります ゆるしてください ああああ しんえんさん うちのかぞくはもうせいさいをうけた それに ぐしグループはとうきょうで もう絶めつされたんだ ちちはすでにみずからすじをたってしまい もうながくないだろう わたしもふだんしんじてたし しょじきをつらぬいたごほうびに ちちにさいごのときをあたえてくれないかな わかった でもしにんはまぬがれても ぜったいにゆるさん こひろます きみはかけをうばった ていこくのひとたちをそこなった いじょうしゅうにながし じっとうにはもういれない ぜったいにていとにいけない かどうかくぶちによりほんのんほどをたつ りゅうのたかきしもとを みかんをたすけてほしい パンかはりゅうようりいんしでしゅつ めいおんりゅうて のかたパンかにきかいをおくる よりほんのんけんしがたしょにください たすけてください おねがいです かいほうしてください 葉と潘のかたき討ちをまかせるよ りゅうそんさま 安心してください みんな 立っていいよ 三日後 せきりゅうでんで 迎龍宴をひらく そのとき 帝都のえらがた もし私をうたがうなら 恐れずにおいで 私に帝都の主の力があるか 試してごらん てんせい 今日のけっこんしきは 予想外になったね 別の日に あらためてやりなおそう なにを こてつよ わたしたち、おたがいよくわかっているでしょう わたしはあなたが子どものころの わたしを助けた竜のもんのしょうねんだと 思いこんでいたから、しぶしぶあなたに嫁ぐことにしたの だけど すべてがぜんぶいま 明らかになった さらに あなたのお父さんが わたしの両親をころした はんにんだったということも そんなふたりにどうして 仇のいえに嫁いでしまうなんてことができるの わたしたちの結婚式なんて ほんとにすじが通らない バカバカしい冗談だよね しんえん わたし こしじょさん、あし ただのすりきずだよ さっき来るときに、上からとびおりて、おもわずすりむいたんだろう うんき、こしじょさんをつれててあてしてあげて はい まて まだなにかあるのか なな こんなにきみにしんじてるんだ、きみのためにこじけをうらぎるまでしたんだ、ほんとうのことをいってくれ きみとしんえん なにかほかにあるの？ かなたんへいのごねんぶんの恩はもう返した たとえなにかほかにあったとしても きみにはかんけいないでしょ いくぞ しんえんにいさん きみたちせきりゅうでんに戻って わたしはだいじょうぶ こししょうじょは戻ってちょっと手当てしない？ ただのひふのけがだし、だいじょうぶわかってる あなたたちはただわたしを使って、あおばをためしてヤキモチを妬かせたいだけだよね わかってるよ わたしとあなたとあおばの五年のかんけいにくらべたら、話にならない でもわたしが言ったことは、まじめにかんがえてみてほしいな じゃあ、おさきに りゅうそん あのこさん、いいこだとおもうけどな きみ、ほんとにひまなんだね それでここですることないのにぐちぐち言ってるんだ りゅうせいえんのじゅんびはできたの？ うんき ぐうさんを手当てしておいて かたおもいのごねん もうはらった たとえなんかほかにあっても あなたにかんけいないでしょ いこう なんねんもさがしたのに ずっとそばにいたなんて こんかいはもうはなさない わたしこうかいしてるんだ ぐうてつ いまからそっちにいっていい？ てんせい わたしだけがほんとうに しんじつのあいをもってる そのきゅうえんなんてきみにはふさわしくないよ こてつ、のみすぎだよ おてつだいしようか、うえまで いや よってないよ ほんとうにうれしいんだ さいごにきみがぼくをえらんでくれて もういっぱいいくよ こてつ こてつ しんえん ほんとうのショーはこれからだよ おしょうしんおみせください ちょっとまってね ちょっとでんわするよ あれま これってくうしちしちじゃない？なんで入り口にいるの？ いこうよ ごめんなさい くしつしょう あなたのそばにいるかたはしょうしんがないので はいれません ちょっとでんわするよ そういや おとうさんはていとからもうくびになったんだって思い出した おまえの父さんがやったこと 今じゃみんな知ってるよ 昔は輝いてたお嬢さんが 今は門のところで えらそうにしてるつもり？ みすぼらしい格好してさ しんえんさん あの大きな商業グループの会長、しんさんの娘だろ 口を慎め おまえ何様だよ、よくも殴ったな そういう口の悪いやつは ここに来るな 早く掃除しろ はい 何ボーっとしてるの？ 耳がないのか？ はい、旦那様 お前たちは何者だ！俺の親父は六大会長のひとりだぞ。ここでは龍尊に次ぐ身分なんだ。お前たち、ただじゃ済まないぞ。 龍に乗って出世しただけだ。 そしたらさ、わたしの眼力はすごいよね、食物連鎖のトップの男を選んだんだもん。 迎龍大典が終わったら 一緒に楽しむつもりだったのに、全部壊れちゃったんだ。 いいよ、一緒に新しいのを買いに行けば。 それはだめだよ、これはあなたへのプレゼントなんだから。 これは龍尊さまが、間接的にあなたに呼びかけてるのよ。 蛟龍が山を出たら、帝都がひっくり返ったみたいだ。 まずは帝都の権力者が、その権限を奪われ、次に率いるのは顧家だ。 ようはんめいりゅうせいかがいっしょにせいさんされたぜ えどではかくだんとトップに君臨してんだ これからの情勢は しんちょうにいこうぜ その通りだ この職権はりゅうえんで広がってる りゅうそんさまあれは俺たちに警告したってことかもな 今後かれを怒らせたらこうなるってわけだ 本人は現れずとも 既に威圧感がある えどはもうかれのものだ このりゅうそんさまは侮れないね ねえ お父さん なんか知らないヤツが僕を殴って、宴会場から追い出したんだ なんだって？ 帝都にこんな無茶なヤツがいるのか、うちの娘に手を出すとは お父さん、調べたよ そいつは前に夏家に入ってた、夏氏グループの夏天晴のバカ前夫だよ 写真送ったから、ちょっと見てみて 君たち二人、こっちに来てくれ 徹底的に調べ上げるんだぞ この子もかならずみつけてくれ はい、おやじさま ついでにちょっと手伝っただけです おやじさま りゅうそんさま、げいりゅうえんがもうすぐ始まりますので、準備してお待ちください わかった おまえ おれがだれだかわかってるのか うちのむすめをなぐるなんて じぶんの命がながすぎるのかい もちろんしってる しってるならはやくひざまずいてあたまさげてあやまれ あれ、ぼくのはなしまだおわってないよ かねがねきいていたよ みやこに ちゅうもくうけてる ひとりむすめがいるって そのかおつきは きょうぼうでまぬけ まるでメスとらみたいだなって きょうあってみたら やっぱりおまえのちちおやににたんだな どうやら おとなしくしないと こまるようだ きょうはおまえたちに じぶんのうんめいを おしえてやるよ やっちまえ りゅうのうたげをはじめる りゅうそんさま どうぞ りゅうそんさま どうぞ りゅうそんさまがおいでだ ごめんなさい みなさん さっきちょっと ようじがあって りゅうそんさまのごかつやくをいのります みやこがあなたのかさに よりいっそうさかんになることを まて みなさん りゅうをむかえるぎれいもしないで どうしてこのひとをりゅうそんとするんだ この人がたかが竜宴で竜尊様に無礼だなんて 生きてる気がしないな でもこの印竜礼は 代々の天尊が即位する前に行う儀式だ 今回はなぜないんだろう どうやら 竜族とのいざこざを 今日こそは終わりにするつもりだな この竜尊の座に誰が登れるか まだわからないよ 雲姫様にお聞きしますが この鎮竜印は 赤竜宴の重要な宝物で 代々竜族の王に渡され 新しい竜尊が即位するには印竜礼を通じて 先竜に認められないといけないのに なぜ今回は 大胆にも竜尊様に無礼だとしたら どうして こんな小さな儀式で困難になるのか それとも鎮竜印を失くして 礼を守ることができないのか あなたは みなさん ご存知のように、5年前の竜族の反乱で、竜族内は多くの死傷者が出て、尊王も姿を消しました。赤竜殿は帝都に隠れたままです。でも今、蛟竜が動き出したんです。 竜殿が再び動き出すことで、みんな気を引き締めるべきです。 当時逃げた逆賊がまた現れるでしょう。 うんじさま この鎮竜の印は、竜尊の身分を確認する唯一のもので、あなたが出すべきです。 そうですね、代々受け継がれてきた鎮竜の礼を使うのが一番確実です。 会長の皆さん、ご安心ください。探している竜尊さまは、私うんじが鎮竜の印で直接確かめたもので、絶対に間違いないです。 それなら間違いないというのに、なぜ鎮竜の印を出し、みんなの前で見せないのでしょうか？言葉だけでは何も証明できません。 まさかあなたも、あの時の逆賊の一人なんですか？ きょう、もしもたつのしるしをみないなら たつのれいはできない このたつのみこと、わがていとのきんゆうしょうかいのしゅ、ていなんてんはみとめない ばかげてる あなたはあかりゅうのせんしんとしてたっとい わたしぐわくはあなたをたいじんとよぶ もしほんとうにりゅうぞくのはんとくだとすれば わがていとのぼうえきかいちょう ぐわくかいてんはけっしてくびをたれてしんぜん そのあやしいたつのみことをみとめない わがていとのりんゆかいちょう さらにみとめない はぁ おろかしくてどうしようもない なおすことはできない こいつ、おとなしくしたほうがいいぞ。さっさと玉座から降りろ。 あいつだ。 おまえは夏家の捨てられ婿なのに、俺の顔を叩いて父さんをこんな目に遭わせやがって、沈家をなめるなよ。 沈会長、いったい何があったんですか？ 無鉄砲なやつめ。 俺の沈家の従者をぶちのめした。 それに俺を控え室に閉じ込めたんだ。 もしかしたら、自分の素性を知られるのを恐れてるのかもな。 そのたくらみを暴かれるのを恐れてるんだ。 一人は身分低い捨てられ婿、もう一人は帝都から追われた捨てられ女。こんな下賎な組み合わせで何をやろうっていうんだよ。 おじさんたち 父はとにかく都会の製造業の会長だ こんなに面目をつぶされて おじさんたち、今日うちのために復讐してください 安心して、彼がうちに手を出すなら、今日は誰も彼を守れない 誰か来て！ 彼を捕まえろ！ ていしょくなてい、反逆するつもりか 証拠を出せないなら、お前のことも怪しいから一緒に捕まえろ 思わなかったよ このろくだいかいちょうのけんせいが おれにまでおよんでくるなんて どうやら このていとのけんかいのじっこうしょうは おまえたちをけいかいさせるどころか かえっておまえたちのふまんをあおって よけいきがたかぶっているようだな とうとうみんなのしんらいをうしなったな ただのくちばっかりにすぎない ひとのちからをたよりにして ひとをあおる むかしのりゅうぞくのはんらんも おなじしゅだんをつかったんだろう？ だれだ なにしにきたんだ いまこのとき、りゅうのしゅじんがなくなって けいだいもなし しじゃしんとわたし きょうりょくしないか あたらしいりゅうそんになりたいんだろ ぼくらをりようして むほんするつもりだろ それがりようだなんて まんようざんをおさえるのは りゅうぞくのしごとだった もしみなさんがあたしをりゅうそんのちに つかせてくれるなら あかりゅうでんをいっとうし まんようざんをたおして あなたたちしじゃしんを さいしゅうともにかつ むだにしゃべらないで さっさとおりろ うさぎはきゅうにさんかいもとぶ はんぞくがしにものぐるいであがいているだけか まだうごかないのか まて ひざまずくのはおまえたちじゃないか？ 夏社長、あの子とはもう縁を切ったんじゃなかったの？どうして今彼を守るの？ 彼の立場はこの帝都のてんくだよ 彼のちからは普通の人には計れないし、彼は私夏天晴の命も救ってくれた。だから私は彼の味方をするわ ははは、それが本当なら、彼がそんな地位なら、追い出したり離婚したりするか？その嘘は穴だらけだよ あなた たしかに私は彼ときっぱり離婚したわ それは小人にだまされていたからなの。今のあなたたちも同じよ そう言うけど、どうやって彼が本物の龍尊で、裏切り者でないって証明するんだい？ もちろん ぼくの手にはせきりゅうでんのおたから、ちんりゅういんがあるんだ。 これがあれば、会長のみなさんはもうしんじてくれるんじゃない？ ちんりゅういんはもともと兄さんがぬすんだんじゃなかったっけ？ずっとゆくえふめいだったよね。 ずっとさがしてたけど、なんのいほうもなかった。どうしていま君がもってるの？ しんえん、あのときぎりぎりのきわめて、 君はみをていしてぼくをまもってくれた。 そのあと、ぼくはしょうにんのさそいにのって、 あちこちできみをくるしめたけど、いまどんなじょうきょうにいても、きみとともにすすみたい。 まさかこのなつかのすてむこが、ほんとうにりゅうそんさまなのか。 だからこのとてもじひょうがたかなつてんせいがこうしててをさしのべてるんだね。 めくらでことばづかいもわるかった きょうはりゅうそんさまやうんきさまにしつれいしました どうかおゆるしを こちらもしょうちでやったことではないのです いま ちょうりゅういんもどり ていとはあなたさまのものです さっきはいっときまちがえました りゅうそんさま もうしわけありません どうかわたしとむすめをおゆるしください これからはあなたさまのもとにひれふします なんでもいたしますので ほんとになんでも とうきょうで、しんさんは有名な親ばかだよ 今日のパーティーの入り口で あなたのむすめが私の友達とトラブルを起こした 口汚く侮辱して、ケーキまでひっくり返したんだ どうするつもりだ？ 家の中のいうこときかない子で、彼女はばかだ 私がじきじきに十回もむちを打ち、あなたの友達にあやまります その友達って、くけけ家のおきざりのこ、くしちしちだよ そんなにしたが低い人に、あやまらないよ 黙れ、今はそんなこと言ってる場合じゃない あなたの娘さんの謝罪は、俺でも受け止めきれないよ じゃあ、みやこを追放しよう りゅうそんさま わたしもとしをとりました ひとりしかいないむすめなんです どうして 彼女に逃げ道を残したのが不満で 処分が甘いと？ さっきまで わたしに忠誠を誓ってたじゃないか ああ りゅうそんさまは なんとおやさしい わたしはみやこをはなれたくありません しんかをはなれたくありません あなたは しっかりしろよ これが唯一の生きるチャンスだ このままじゃ 沈家全体が巻き添えになるぞ さっさと消えろ ああ、たかが偽物の龍の印で 手玉に取られるなんて お前たちも帝都ビジネス協会の会長を務めてきたのに恥ずかしい 目をこらしてよく見ろよ この手にあるのが赤龍殿の至宝さ 本物の鎮龍印だ どうなってるんだ？同じ鎮龍印が二つも 夏さんが持ってたあれは 彼女のは偽物だ そんなはずない 絶対にありえない この龍の印は 顧哲さんに直接もらったんだ おまえは何者だ、覆面の小僧！ おれが誰かなんて重要じゃない。重要なのは、あいつがまったくもってこの玉座にふさわしくないってことだ！ おれだけがふさわしいってことさ！ 龍の印は、龍族の力と知恵の結晶だ。歴代の龍族が捧げた犠牲の証。龍族の末裔が近付くとき 龍の印は自ら輝きを放つ。真偽を確かめる方法は簡単、龍族の血を印に垂らせばいいんだ。 夏さん、どうぞ。 天晴、何か私に説明することはないの？ 何を説明するんだ？秦渊、俺の持つ龍の印が本物だと分かれば お互いの間にある誤解が消えて、きっとわかるはずだよ 俺が君に尽くした真心ってやつを。 そんなことないよ ぜったいありえないよ まさか夏氏グループの社長が こんなひどいやり方をするなんて 前の夫と偽の龍印をつくって いっしょにだますとはね いったいあなたはだれ？ 天晴、ほんとにおぼえてるんだね あの夜は君から電話くれたんだよ つまり、わたしは盤面のこまなのね もういい あなたたちのばかげたパフォーマンス 興味ないよ 雲姫 りゅうぞくのなくしたちんりゅういんを持ってきてくれ はい まて おまえたちりゅうぞくのはんとう どうしてりゅうぞくのたからものにさわれる資格があるんだ だからまだとうじょうしてもいないのに、こんなに早くりゅうけんを濫用し、帝都の権力者たちを結集して、名家を清算し、今また宴会でおどかすなんて。土から出たばかりのドロゴンが帝都で王様になろうってのか？ まさかせんしんうんきも、このわけしにんの味方をするなんて、てんに逆らって反逆するつもりなのか こんな罪深いものが たとえせんとうまんごうにしても天の怒りは収まらない 誰か来い あいつらをつかまえてくれ！ステージの上の反逆者たちを！ はれたなぁ、ありがとう。きみの協力がなければ、彼をあの玉座から引きずり下ろすなんてできなかったよ。 きみが彼を取り戻したい気持ちは分かるよ。でも彼は今… きっと君を激しく恨んでるよ。だったらいっそ、僕と一緒にこの玉座に座って、僕の妻にならないか？ きみは… きたない！ しんえん！ しんえん、話を聞いて！ もういい 前にチャンスをあげたはずだよ いまになって すべてがとうめいになってきた きみとあいつがぐるになって このにせものの龍のしるしを おれにみせたのは おれをしりぞけるためだったんだな ちがうよ きみえん そうじゃないんだ わたしは龍のしるしを手にいれて 手にいれたくて きみが彼の龍のつまになるようにしたかったんだ やっぱり きみはしょうばんをあいし さいこうのえいこうをおいもとめるおんななんだね どうやら ぼくが何をしても、もうきみとのきもちを取り戻せないみたいだ なぜなら きみの心は とっくに他の人に奪われているからね 反逆者は死罪に値する 何を待ってる？ その場で処刑しろ しんえんのお兄さんりゅうそんさま 天界の混乱だっておさめられるのに ましてや帝都のこんな小さいことなんて りゅうこんきたる よんほうをきめる このひかりをよびさませるのは しんりゅうのちからをもったものだけだ まさか ほんとうにせきりゅうのしゅじんなのか なつけのむだなぎむこが りゅうそんさまだったなんて ありえない うそじゃあるまいし ごねんまえ りゅうぞくのらんでは りゅうそんさまがちでせんをしたんだ いっせんおどろかした このちんりゅういんには ひゃくまんのきぼうしたへいしのこんがふういんされている ふうきゅうのせんごくのあと りゅういんはちからをうしなったが りゅうこんのちからはのこっている めざめるのを待っているだけだ しんえん おれはすでにしだいじゃしんと外でのじゅんびをしている いま時間をみると きっと門の外のりゅうぞくのせんしたちはもうほとんどやられている たとえきみがりゅういんのちからを手に入れておれより強くなっても、わたしたしだいじゃしんがいるなら、おまえとうんきじゃ ぜったいにわたしたち5人には勝てない あいつらが入ってくる前にチャンスをあげるから、さっさとかみからおりろ どうにかしてどうぞくということでおまえの魂をのこしてやってもいい うまいこと考えたようだけど ざんねん、うまくいかないよ むりだ ぶしつけで ごめんなさい 今すぐ兵を引き連れて 顧家へ行って 鎮龍印を取り戻します そんなことしなくても ケイが龍の主になれば 必ずまた向こうから 来るんだ それまでに まず天界にちょっと戻るよ こぞう あのとき冥火で 俺の邪神殿を焼きやがって じいさんが探してたのに 自分でやって来たんだな くだらないこと言うな 今度来たのは 火が前回ほど 燃えてなかったからだ なんておおげさな グーはぼくに約束した あいつをやっつければ みやこの支配権を半分くれるって この協力もサプライズを先にやっちゃおう やつをやっちまえ あいつらをつれてけ はい グー じぶんがりゅうそんの位につくために 四大邪神と組んで同胞をころすなんて よくぼうにもうりょうちをおかされたんだ あくをことごとくやりすぎたな きみはこのよにいきるかちなどない くけののりのこりものだったとは ははははははは まさかこんなことになるとは ごねんもばかになっていたやつにやられるなんて りゅうそんたちはどうするつもりだ やつ、このはんと、そしてこのよんだいじゃしんもろとも ろうやへ ひびやきのけいにしろ げんじんしょうし もうかれらをひとのせかいであばれさせるな つれていけ はい はなせ ていとのもつれも だいたいなおしたし このえだも そろそろきりおとそうか わかった しんえん しんえん なつさん ちょっと失礼すぎるよ けんえん きいてほしい あのりゅういんはごかいだった こてつにりようされたんだ ぼくは きみのためにりゅういんをとりもどそうとしただけなんだ きみにわるいことをしたから つぐなおうとおもって せつめいはいいよ もうおたがいかんじょうはないから ぼくたちは もうありえない そうか もしぼくがいま りゅうそんじゃなくて ただのかけこみむこのままだったら それでもいっしょにいてくれたか きみをたからのようにおもっていたことがあったよ てんからふりそそぐひをたえようとも きみをさがすためにひたすらにもどってきたんだ ぼくたちのすなおなかんじょうをまもりたかった でもいまは このいたみもどりょくも りゅうそんのちいにはかなわないのか しんえん しんえん しんえん、ごめん ぼくがきみやぼくらのかこをたいせつにしなかった ごかいしないで よ りゅうそんに申請して あなたに会いにきたの おばあちゃんが しちしちにすまないって おもってるから よろしくって あなたが なにか おばあちゃんに つたえたいことがあれば ほんとうに 彼を あきらめるの？ あきらめるなんて ぜんぶあなたのせいで りようされた わたしとしんえんのきもちが こんなひきかえせないところまで 来るなんて もし なにかつたえることが なければ もういくわね ちょっとまって わたしの おわりが ちかづいてきた まだ いそがなくていい でもきみにあの人を取り戻す手伝いができるよ。 それがぼくが愛する人への 最後の役目だからね。 どうやって手伝うの？ 三日前、天界のへびのひめが都に現れて、きみを探してる。 ぼくを探してる？ そうだよ。昔へびのひめはあの人を支配するために火の心で封印して、あの人を自分のそばに置こうとしたんだ。 まさかあの人が火を受けて鍛えて封印を脱いたとはね。 へびのひめはそれを恨んでいて、きみを見つけて 消そうとしてるんだ。 しんえんはかのじょとてんかいにかえって、いっしょにたのしくすごすだろう どうしたらかれのこころをとりもどせるかなあ きみはただ ていとに くしちちがみらいのりゅうそんのふじんだとひろめればいい じゃきはじぶんででてくる そしてしんえんがじゃきをたおして、ころあいをみはからうさ しんえんにかんしゃされるね これはきみにおくるさいごのおおきなおくりもの もしもし じょうほうを ていとにひろめてくれ りゅうそんの みらいのふじんは かしグループの かたんせいだと しんえんはわたしのためにひそかに りゅうびょうのくるしみをたえてくれた ごねんのふうふのきずなはたやすくきることはない まだわたしをわすれられないはず きっとわたしをたすけにくる りゅうそんさま しつそうしたかたんせいは ていとにおりてきたじゃきにさらわれたのがわかりました いまはていとのきたまちのほうききこうにいます いや、へび族のやつが 帝都の北城に来るとは りゅうそん、僕がひとをつれて しゃさんを助けにいくよ いらない 自分でいく だれかいる？ しんえん こないで まるで美人みたいだな どうりで てんそんの神が こんなにもこだわるわけだ ああ ざんねんだなあ どんなにいいからだでもおれのえさになるんだ ちかよるな どこからはじめてくおうかな しんえん はやくたすけてしんえん いくらさけんでも あいつはこないぞ しんえん どうしてこんなに はやくみつけたんだ おれはもっとはやく おまえをたおしておくべきだった よくもまあ人間界に 来るなんて 死にに来たようなものね やめて しんえん しんえん、 やっぱり来てくれたのね 信じてたわ わたし、 信じてたの 夏さん、 誤解しないで 龍尊になったからには 帝都の皆の安全を 守るのが責任だから どの人も そうするものだよ ちがうんだ しんえん しんえん やくそくの日はきょうだよ ちゃんとかんがえてからへんじくれるっていったよね わたし、ごししちもじゅんびできてる けっかがどうでも これからもともだちだよ いがいだった、あの誇り高いごうけのおじょうさまに、こんな情熱的な一面があるなんて ほんとうにきめたのか？ きみの気持ちはむかしの恩返しじゃないのかい？ おれはじぶんがなにを欲しいか なにが好きかを知ってる きみに対する気持ちもはっきりしてるよ それは一時の衝動じゃない よく考えたうえでのことだ うんじ これは しちしち むかし失敗した結婚があったんだ だからかんたんには きみにやくそくできないんだ でもたくさん いろんなことを けいけんして いつもぼくを しんじてくれて ありがとう きみといっしょにいたい あんしんして わたし顧七七が見ているのは きみのひとがらだよ 権力とかじゃない ぼくもがんばって きみとおなじたかさで たちたいんだ 龍尊へ 四大邪神と顧哲は てんかいに つれかえられて 離火の刑を うけることになりました 邪神殿がもえさったあと 残っていた妖怪72名 全部を ちんよう塔に いれました 龍族の兵士たちが みはっています わかった わたしにまかせて もうひとつある さいきん、ちんりゅういんがずっとひかってる 父さんがまだ生きてるってこと？ ちんりゅういんの反応からすると、せんりゅうそんが帝都西下のじんどにいるかもしれない 準備して、じんどに行く はい 午後3時に約束したよね、なんで1時間も早く来たの？ りゅうそんの俺が彼女とデートするのに、予約が必要なのか？ 最近、きゅうきゅうのごしがぐんぐん成長して、まるで雨後のたけのこのように もう赤竜殿に次ぐ、百家グループ以上になってる このグループはわたしがひとりで立ち上げたもので あなたのコネなんて使ってないよ はいはい 君はじぶんの実力を証明したくて 赤龍殿と関わりたくないんだろう みんなにはシングル貴族だって言ってるし 僕を彼氏として隠してるんだよね だから帝都のイケメンたちがひっきりなしにくどいてくる 僕という彼氏はほんとうに危機がいっぱいだよ あれ なんだこのもろもろのやきもち なぁなぁ 七七 まじめな話をしよう 結婚しようよ どうしてこんなに突然なの？ まだじゅんびできてないよ 今や父が見つけたんだ 帝都はちゃんとしたじゅんばんがあるし そろそろ自分のしゅうかつを考えるときだね けっこんのことは 親のいいつけだし ちいさいころからおばあちゃんと 一緒にくらしてた 三日後はおばあちゃんのたんじょうびだし きみにちゃんと会わせてあげるよ お祝いするためにね みんなに言う 二つ目は、ぼくらの関係だよ いいよ 僕 父さんと兄ちゃんのことは ばあちゃんにショックだったんだ だから、ぼくらのことを まだ言ってないんだ もし、ばあちゃんが君に よくない態度をとったら ごめんね 心配しないで 一緒にいるって決めたから 何があっても 一緒に乗り越えるよ それから 龍尊さまの話 早く聞かせてよ おじさんのこと 何を準備するか 考えなきゃ かれ つとはていとよりも ひろくて なんでもあるんだ かれには なにもいらない かれに ひとつプレゼントがあるんだ きみにあげたい これは これは ははが いきていたころに のこしたものだ これが わたしたちへの さいこうのおいのりだよ なな なな ぼくとけっこんして いっしょに よろこびもかなしみも わかちあって しあわせになってくれますか うん さっきホールで式が終わったばかりで もうゆうきに酒に酔ったって言って急いで私を連れて帰ってくるなんて、なんて思惑だね 今の私はりゅうそんの奥さんだよ 私をだましたらどうなるか知ってる？ あなたはもう私のものよ、何をしてもいいってこと 先にりゅうそんは静かなのが好きだから 今回の誕生祝いは控えめにしよう わかりました 専用機を用意して 今回は私たち家族3人だけで津都に行くの きみはここにとどまって お父さん わたし行きたくない 行きたくないよ

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