【北山宏光】黒澤明×三船敏郎の伝説作『醉いどれ天使』で6年ぶりの舞台主演《舞台『醉いどれ天使』公開ゲネプロ》

【北山宏光】黒澤明×三船敏郎の伝説作『醉いどれ天使』で6年ぶりの舞台主演《舞台『醉いどれ天使』公開ゲネプロ》

どうにもこうにも故郷が思い出され。 田んぼの青、音のない雪 のような海コン と咳をする母 の上着の赤 お前みたいなやつは今流行りの金に 取り憑かれることが多いから気をつけな。 ヤザの廃病闇があってたまるかよ。 どうした? お前さん一ぺどっかでレトゲ取ってみな。レトゲで見ねえとはっきりしたことは言えねえが、まずこんぐらいの大きな穴がいてる。 そこへ戦争が終わると途端に闇位置がものすごい速さでできて家にあるものとかみんな売りに出してそうやって食べ物とか手に入れなくちゃいけない時代になってそうなんですよ。 [音楽] [音楽] 私はまだマしってことなんですよ。 みともなくてヘドが出ら。あ、 ちょっと逃げやしませんよ。 おい、 手紙に変いた。 だらか。お前何して何かってなことするかじゃ。 黙っとられんやろ。 は、酒食らってへれにならなきゃ来られねえなんて情けねえやつだ。 [音楽] 何言ってんだ。情けねえのはおめえじゃねえか。乞食みたいにたりやがって。しょうがねえな。い 捨てた。 この大バカ野郎が。 先生やめて。俺命なんかねえんだよ。 いつだって死んでやる。 いつだって死んでやるよ。本当に治むか? [音楽] ああ、 治る。今からでもか治る 。 いい加減嫌がると承知ねえだろ。治る 直して。 その代わり俺の言う通りにするんだ。いいか?これから俺の言う通りにして俺の言うことだけは聞くんだ。疑うんじゃねえぞ。 死ぬのが怖くってのこのこ逃げまくって。そうして今もひっくり返った虫みてにまだ死にたくねえってたわしてやがる。どうか元気でください。 私は 恥ずかしながらおめおめと生きております 。 あの日大出 を振って故郷を後にした日のことを思うと 毎日死にたくなるような思いでおります。 あの頃の目は薄汚犬っみたいだったっけな 。 俺はこの町を元気にしたかったんだよ。 生まれ育った町だからな。 [音楽] 何が天使だよ。おめなんただのゆい取りじゃねえか。そんなにマット面で説教なんかされたかねえんだよ。俺の方が何千倍、何万倍も人の役立ってな。 今まで世話になったなちゃん。 私にできること何かある? お別れのキスをしてくれよ。知らねえよ、お前は。 [音楽] この俺が死ななせはしない。何でもいいからその手帳に記録するんだ。 衣装でも書くのか。 バカ。逆だよ。日記だよ。 毎日書いてると励みになる。お前みたいなやつはすぐに自望時期になるからな。 あんたと一緒に田舎へ帰る。私があんたの病気直したる。 全刀な幸せか。 頭の中でワンワンと。 ああ、 もういいではないか。 どうかすよか。 皆様、どうかお幸せに。 [音楽]

【概要欄】
歌手で俳優の北山宏光さんが主演を務める舞台『醉いどれ天使』の公開ゲネプロが7日行われました。

本作は日本映画界の名匠・黒澤明と名優・三船敏郎が初めてタッグを組んだ、戦後の混沌とした時代に生きる人々の葛藤をいきいきと描いた映画「醉いどれ天使」の舞台化作品。

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