「スケートを楽しむ」フィギュア最年少メダリストに!新潟市出身・中井亜美(17) “銅メダル”獲得までの軌跡 (26/02/22 13:17)

ミラノ・コルティナオリンピック・フィギュアスケート女子で新潟市出身の中井亜美選手が見事、銅メダルを獲得した。フィギュアスケート界としては史上最年少でのメダル獲得という偉業を達成した中井選手。その心に抱き続けたのは「スケートを楽しむ」という気持ちだった。夢の舞台でメダルを獲得するまでの軌跡を振り返る。

17歳の中井選手がフィギュアスケートと出会ったのは5歳のころ。きっかけは当時、バンクーバー五輪で銀メダルを獲得するなどフィギュア界のスターだった浅田真央さんの存在だった。
「5歳の時にオリンピックで浅田真央選手の演技を見て楽しそうだなと思ったし、すごいなと思って始めた」

NSTが初めて中井選手を取材した小学5年生のときにはすでに…中井選手の代名詞ともなっているトリプルアクセルに挑戦していた。

リンクを離れるとあどけない表情を見せていた中井選手だが、このときから、「全日本で優勝してオリンピックにいきたい」と憧れの浅田真央さんと同じ舞台に立つことを目標に掲げていた。

そして、練習ノートには「絶対にあきらめない」という言葉が力強く書き込まれていた。

中学からは練習拠点を千葉に移し、活動していた中井選手。トリプルアクセルを武器にフィギュア界で頭角を現していく。

浅田真央さんからは「トリプルアクセルも飛べるということで私自身もこれから頑張ってほしいなぁと思っている選手の1人。中井亜美さんこれからも応援しています」とのメッセージを受ける場面も。これには中井選手も「すごい。こういうのは初めてなので、もっと頑張ろうと思います」と話していた。

しかし、すべてが順風満帆というわけではなかった。

2023年シーズン途中に腰をケガ。その年の全日本ジュニアは過去最低の10位。初めて経験する大きな試練だった。

中井選手を指導するMFアカデミーの中庭健介コーチは「改めてしっかり足元から固めるじゃないが…」と腰に負担のかかるジャンプやスピンができない中、スケーティングの基礎を見直した。

中井選手は「焦りもあったが、地道にコツコツやっていたので、気づかないうちに今は勝手にスケーティングが伸びている」と成長の実感も感じていた。

そして、シニアデビューを果たした今シーズン。

ジャンプだけでなく、ケガをきっかけに磨いた滑りや表現が高く評価され、全日本フィギュアで総合4位に入りオリンピック代表の座をつかみとった。

演技終了後、中井選手を待っていたのは、憧れの浅田真央さんだった。
浅田さんは「よかったです。ファイナルもよかったし。頑張って。これからも応援しています」と話しかけられると、「もう、夢。ここ今、夢。今もう飛んでいきそう」と話す中井選手。

まだまだあどけなさの残る17歳には、オリンピックに出場するという夢とともにずっと大切にしてきた思いがある。

「新潟で得たことは、やっぱりスケートの楽しさを忘れないというのは小さいころから言われていて、楽しむことが一番だし、楽しまなきゃ結局やっていけないと思っている。それは今でも大切にしていること」

その言葉通り、オリンピックという舞台も重圧をはねのけ全力で楽しんだ。表彰台後のインタビューでは満面の笑みを見せた中井選手。

「今回の初めてのオリンピックすごく楽しめたし、本当にこの夢の舞台で演技するだけでもすごいことなのに、こうやってメダルもとれて、本当に夢が叶った気分」

10 Comments

  1. あと2回のオリンピックを経て大選手になるかもしれませんね!がんばれ亜美ちゃん!

  2. なんだろ、この選手を見てるとでくいものをできるまでやるチャレンジ精神とか負けず嫌いなとことか演技中の楽しそうな表情とかどことなくメダリストの主人公と重なる点があるから見ていて面白いし応援したくなる!

  3. 中井亜美さんおめでとうございます‼

    以下は、中井亜美さんの、ジュニアグランプリシリーズデビューからコルティナ五輪までの主要国際大会での戦績をまとめたものです。

    中井さんは、ジュニア時代に8個のメダルを獲得していて、シニアに昇格した今シーズンは、出場した主要国際大会五大会のすべてでメダルを獲得しています。

    キスクラで大粒の涙を流した全日本ジュニア2023から再起して、本当に素晴らしい選手に成長されましたね☺

    また、中井さんは、トリプルジャンプで挑める最高難度で、ソチオリンピックで浅田真央さんが挑んで成し得なかった、ショートとフリーで合わせて六種類 12本のトリプルジャンプを跳ぶ「トゥウェルブトリプル」に実戦で挑む数少ない日本人女子選手です。
    その意味で中井さんは、浅田真央さんの正統な後継者と言えるのではないでしょうか。

    「トゥウェルブトリプル」は、トリプルアクセルを含む六種類すべてのジャンプでトリプルジャンプを跳べなければ現行のルール上では成し得ない高難度のジャンプ構成です。

    ジュニア時代は、ジュニアのレギュレーションにより、ショートプログラムの単独アクセルジャンプをトリプルアクセルで跳ぶことが許されませんでしたが、シニアに昇格してからはその制約が無くなり、今の中井さんは、まさに水を得た魚のように見えます。

    プラハワールド2026での活躍も期待しています。
    ミラノではルッツ+トゥのセカンドジャンプがパンク(3Lz+3T→3Lz+2T)して成し得なかった「トゥウェルブトリプル」を、現行のレギュレーションによる国際大会としては最後になるであろう「プラハワールド2026」で完遂させてくれることを願っています。

    Riga 2022 三位 🥉 – Junior Grand Prix Series debut –

    SP-TES 35.56 + FS-TES 63.60 =合計技術点 99.16 /総合得点 185.62③

    Baltic Cup 2022 優勝🥇

    SP-TES 39.26 + FS-TES 76.85 =合計技術点 116.11 ★ /総合得点 205.90①

    Junior Grand Prix Final 2022 四位

    SP-TES 36.89 + FS-TES 69.09 =合計技術点 105.98 〇 /総合得点 189.23④

    Junior World 2023 三位 🥉

    SP-TES 37.37 + FS-TES 70.08 =合計技術点 107.45 〇 / 総合得点 197.40③

    Bangkok 2023 優勝🥇

    SP-TES 37.67 + FS-TES 62.82 =合計技術点 100.49 〇 /総合得点 190.65①

    Istanbul 2023 優勝🥇

    SP-TES 37.03 + FS-TES 67.02 =合計技術点 104.05 〇 /総合得点 194.65①

    Junior Grand Prix Final 2023 五位

    SP-TES 35.41 + FS-TES 65.04 =合計技術点 100.45 〇 /総合得点 187.04⑤ 腰痛の発症はこの頃でした…😭

    Ankara 2024 二位🥈

    SP-TES 36.73 + FS-TES 66.23 =合計技術点 102.96 〇 / 総合得点 191.61②

    Wuxi 2024 優勝🥇

    SP-TES 38.53 + FS-TES 73.28 =合計技術点 111.81 ★ /総合得点 204.88①

    Junior Grand Prix Final 2024 三位 🥉

    SP-TES 36.86 + FS-TES 62.60 =合計技術点 99.46 /総合得点 189.58③

    Junior World 2025 四位

    SP-TES 36.68 + FS-TES 60.83 =合計技術点 97.51 /総合得点 185.89④

    Grand Prix de France 2025 優勝🥇 – Senior Grand Prix Series debut –

    SP-TES 44.84∔ FS-TES 81.93= 合計技術点 126.77★★/総合得点 227.08① = Personal Best(世界歴代 11位/日本人歴代 4位)

    Skate Canada 2025 三位 🥉

    SP-TES 35.96∔ FS-TES 70.17= 合計技術点 106.13〇 /総合得点 203.09③

    Grand Prix Final 2025 二位🥈

    SP-TES 40.51∔ FS-TES 79.27= 合計技術点 119.78★ /総合得点 220.89②

    Four Continents Champ 2026 二位🥈

    SP-TES 40.81∔ FS-TES 75.05= 合計技術点 115.86★ /総合得点 215.78②

    Olympic Winter Games 2026 三位 🥉

    SP-TES 45.02∔ FS-TES 72.53= 合計技術点 117.55★ /総合得点 219.16③

    ※「〇」は合計技術点 100 point超、「★」は合計技術点 110 point超、「★★」は合計技術点 120 point超です。

    中井さんは「Grand Prix de France 2025 」で合計技術点 120 point超(126.77 point ★★)を獲得しましたが、これは、あの坂本花織さんでさえ、北京五輪後は 「World Championships 2022 ( 合計技術点 123.35 point ★★)」でしか獲得できていない高得点です。

  4. 楽しむことを大切にしてるのが素晴らしい✨
    新潟県民としてずっと応援しています!☺️🎶

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