【朗読】「わたくしです物語」藩中での失敗事は大小限らず、すべてわたくしのせいにしてしまう!?【時代小説・歴史小説/山本周五郎】
[音楽] 今回は山本集郎の私です物語を朗読します [音楽] ミノの国のみの上手松田川の神安秀の国柄 に友兵という老人がいた やや超えて顔も体も丸く口は大きなへの字 なりで多少全速の毛があり餅ちで苦労省で 単純な人が大抵そうであるように口ごが 多くてそして57歳であっ たモヘ路は国郎として政務を取るばかりで なくあらゆる事務揉事 建障人事相談何もかも自分で 自然スコブルそしいつもセカセカ歩いて いる ある時記録書総務で千場という侍が急に 会う必要があってモ兵ロの部屋へ行った この話は多少誇張されているとが伝えられ ている通りに紹介するとまた助が役部屋へ 行ってみるとモヘロは今初にいるという それで諸庫に行くとつい先氷業の部屋に 行ったと言われたそれからそこへ駆けつけ たところが今までいたのだが収納型へ行か れたという収納型では不審業へ行ったと 言い不審業では寄木所へ回られたという 寄木所では親部屋へ戻られたということで 廊下を走って元の老職部屋へ駆けつけた するとまたしても初へ行ったというので ある午前10時から午後3時まであちら 行きしまいに目舞いと息き切れと疲音で 自分の役所でぶっ倒れ校中薬を飲んで伸び ているとモ路が駆け込んできたもう起きる 気力がないので寝たままそっちを見てああ ごかろ何かご用ですかというのと同時に モ兵ロも同じことを言ったどうしたせない ようかは私を探しておられたのでしょう お前がわしを探していると言うからわしは お前を探していたのだ一体今までどこを うらうろしていたのかは要するに あちらこちら何があちらこちらだおかげで わしは明田になっておる少しは落ち着いて おり それから田見班では格減ができた ご郎に用があったら座って待て一とこに じっと座っていれば必ずモ兵郎に会える 探しては給の間に合わないこういう意味だ そうである 右のようなわけでロは体操多忙だ 頭も体も休まる暇がないが近頃特に 気がかりなことが起こったそれはた平之助 という若者についてである た平というのは老色格で之助の父の村衛門 はモ兵老の親友であった8年前に亡くなっ たがその時切に之助の将来を託され貢献と して指導士援助することを制約した は1人息子共通の恩話な気の弱いハキハキ しない性質でこの貢献にはモヘ路は随分肝 が入れた コ之助は美難であった悪門も部芸も中 ぐらいどこにこれと言って取りはないが 要望したいだけは軍を抜いていたこれは 不幸である 味かけが平凡なら誰も気にしないがお得が 水着に当たっているために中ぐらいの才能 が無能に見えるあれは底抜けの土便だ 見かけばかりで使い道がないというそれが 家中の一般の提評のようになっていた モヘロは悔しがった防有に制約した手前も ある貢献としての責任男としての意地も ある色々と弁達個これ務め19歳の時番の 役につかせた 使い番というのは反種と労親とに直属し 政務上の重要権案がある場合特に両者の間 に使い役目で定期的な死者とは別であった 使い道があるかないかは使ってみなければ 分からないこう主張して少し早いが使い番 にした過中の女性に逆らった形であって モ兵老としては彼に目があるとすればその 目を伸ばす機会を与えたわけであった しかし之助には迷惑だったらしい まだ未熟ですからお役に立てそうもあり ませんそ骨があるといけませんからどうぞ この旅は真剣な表情で射説するのであった 全く自信がないらしい無理にあれば本当に なことをしそうなのでモ兵老としてもそこ まで冒険をする気にはなれなかった 2年たち3年経っても同じことである そこでロはごく通俗的な妙暗を思いついた 人間は女を知ると自信がつくものだ噂に よるとあれは茶屋町へ行ったこともないと いう1つ妻を持たせてやろう再体すれば 独身者のように呑キにしてはいられない 世間へ出ても1人前の責任が小するこう なればいくらあれで もモヘロは手をこすって7日屋ばかりあれ かこれかと物拭した後やく彼に似合いの 相手を見つけた これはヨセ一という感情の事女でなおと 言い頭も良く容姿も美しく菜園と評判の 高い娘であった 話をすると親のや一夫妻は大変乗り気で あるそこで羊を選び友の家で両人を合わせ た 娘の育はその後 でお父様お母様のよろしいようにこう言っ てほっぺタを赤くしたという モヘロは早速に之助の説得にかかった大い に下をつらせ汗をかいたがその結果として は単に婚約だけならという答えを得たに 過ぎなかった これは之助が25歳の春のことであった さすがに婚約ができたので少しは腹を据え たものかその年の晩収彼は使い番になって 6年目に初めて江戸へ死者に立ったモ兵郎 が喜んだことは言うまでもないこれで自信 もつくだろうし伸びるものもあるとすれば 伸びるだろうと思った正直のところ ホクホクして手をこったのである が江戸から帰ってきた之助はしげて痩せて ため息をついてそして使い番の辞職を 出願がした 私にはと到てこのお役はまりませんどうか お廊下にでもしてください を書いて泣き出しそうな目つきでそうし モヘロが悪けに取られて富に返答もできず にいると続けてさのように厳したのであっ た寄せのイさんとの婚約も取り消しにし ます私にはまだ妻を持つ資格はございませ んきっぱりお断り申しますから としてしょんぼりと下がっていった モヘロは勘の虫が起こり5日ばかり前速の 発作で苦しんだ [音楽] 今日は初でございますよ塩焼きにいたし ましたの骨をお取りしましょうね の桃がこんな風に言って塩焼きのあの骨を 取ってくれた 桃などと言うと色っぽいが彼女はもう52 歳であるこの之助の聖母が弱かったため彼 は桃世の父で育ち母が16の年に亡くなる 前も亡くなってからの後も彼の身の周りの ことは一切桃が世話をしてくれた 彼女は防府の台から勤めているソ田蒼太と いう侍の妻で之助と同じ頃に産んだ子に 死なれその後1人もできなかったせもある かもしれないがそえ門が生きていた頃は3 日に挙げず怒られるほど之助を出来合いし たこういうところへそう田蒼太が客を 取り継ぎに来た使い番の時には侍がいたが 現在では相太がカフと侍を兼ねている彼は 57歳なのにもう腰が曲がり加減で痛風の 寿病があったヨセ様のお嬢様です外は ボソボそっとした声でこう取り着いた 来ていたのはもちろんいくである 時は美しく化粧をしてちょっと目の覚める くらい汗やかであったが 顔には何か思い詰めたような色があり目も 少しばかり上っているかに見えた 私 しばらくこの家にかまっていただきに参り ましたいきなりである 之助はすぐにはその言葉が飲み込めずんと した目つきではあというように相手を見た 私見っておりますの はというと その 何かお分かりになりませんの娘は突然両手 で顔を覆った耳のところまで染めたように 赤くなりそして覆った手の影ではっきりと 言った私赤ちゃんができましたのよ そして相手はあなたですの 続けのである暗がりでいきなり殴られた ように小之助はポカンとしてしかしすぐに 愕然と座り直した もちろん本当はあなたではございません 本当の相手は他にいますわでもあなたとは 一度ご婚約のお逆好きもしてますし他の人 よりは親たちが許してくれるかと思いまし たそれであなたのお名を出したんですわ とんでもないことをおっしゃるそんな乱暴 なこと断りもなしにそんなで もあなたにも罪のないことはございません のよ は顔から手を下ろし今度はやや青ざめた 表情でこちらを見たお逆きをかわした時 あなたはこうおっしゃいましたわ 私はどうでもいいもし好きなものができ たら遠慮なく言ってくれ決して文句は言わ ないからっ て覚えていらっしゃいますでしょうそれは 覚えていますけれどもそれはえ分かってい ますわ私だってこんなことになるとは思い ませんでしたちゃんと結婚するつもりでし たわでも相手の人に事情があってすぐには 結婚ができませんの こんな体にはなるし結婚は伸びますし どうにも仕方がなくなって母にだけそっと あなたのオを告げてこうして家を出てきた のでございますの もしかまってくださらなければ私死ぬばかりでございますわ ここまで聞くちに之助の気持ちに一種の決意とふん切りがついたらしい彼は腹をえたという顔になりいいでしょう承知しましたこう言って頷いた [音楽] この出来事は完全に隠蔽された いくは病気のため出場にやったということ になり世間はそれを信じた それは梅の降る日から始まった モヘ郎が記録書で霊のように小事を言って いると所員版の若侍いが青くなって飛んで きてすぐには下が動かず目を白黒させ口を した旅びパクパクやりそしてごくりと唾を 飲んで大変ですと言った何をうておるか何 が大変だ無事が大変などという言葉を 軽がるちしくギアマンのお壺が壊れており ますロはうっと言って顎を出したに何が どうしたとお城所員のとこのギマのお壺が 粉々に壊れております モロは笑い出したいやそうではない笑う ように見えたが笑ったのではないそれは 素人の観察であって実はもっと複雑深刻な 一種の言いわしがい感情の表現だったので ある ローは直線を引いて白所員まで走った そして木前にその事実を認めてもう1度 うっと言って顎を出した 反種川の神の愛するオランダトライの見事 なギアマンの壺が白所員のところまで めちゃめちゃに砕けていた 今日の登板は誰だその方か登板は島ず太地 です今爪所で禁止しております俺が来いと いえ は触れる拳で汗を吹きこうなって自分の 役部屋へ入った もう噂が広がったのだろう廊下の あちらこちらに人がより何かひそひそ 話し合っていた 部屋へ入るとそこにた平之助がいた親妙 な何かしら諦めたという顔で座っている ロは気が上がっているので 何をがってきた?俺は今忙しい何か知らんが後にしてくれ お壺の件について申し上げに参りましたお壺?お壺がどうした?実はあれは私が壊したのです約 10秒へ路は石のようになった 全身のあらゆる機能が止まりかつ硬直した 風であるそしてやがってそれらが一時に 活動を始め火のように燃え上がったロは どういうわけか右手で自分の頭を抑え左手 で膝を殴りつけそして和き立てた謹慎 だ下がれ縛りくにしてくる お沙汰をお待ち申しております 大之助は嫌に冷静にそう言って一例し 当て付けのように沈着な足取りで出ていっ た モヘロはすぐさま重心開業この助には巨託 差し控えを命じておいて江戸反種へ大伺い の九州を飛ばした幸ちの神という人が いくらか物の分かった人物と 見え高ギアマンの壺1つで騒ぐには及ば ない当人には金身20日くらいで許して やれという感大なサがあった その謹慎が解けて之助が途上し始めて半月 と立たなかったの感生業の収納型の侍が 50両というな金を紛出し武業から過労に 申し出て厳しく調べられているという噂が 焚き火のまで話題になっていた 和主太郎だろうあいつこのものを茶屋町の 女に登せているというから噴出したなどと 言って実は着服したに違いないぞトは役所 の机の上に置き忘れたと言っているそうだ そんなせなことがあるものか収老型に7 年もいて50 均っていう金を机の上に置き忘れる言い訳にしても下手すぎるよ 黙って話を聞いていた之助はさりげなく立って出ていったそして約 2 時間ほどして現れると焚き火の前は入らずそのまま平郎の薬部屋へ行ったは 1人だった 勘生業と和田口はもういなかった調べても 拉チが開かないのでひまず打ち切りにした ところであるなんだないがようかモ兵ロは こう言ってそこへ座る之助を見たが後で老 が告白したところによるとその途端に ゾっと早けだったということだ ご心配をかけて申し訳ありません小之助は こう言って25両の包みを2つそこへ 差し出して静かにろを見た 私がお預かりしていて今し方話を聞いて 思い出したのですつい忘れておりましたの でどうぞお許しを願いますあああずあ 預かったローはども思ったお前がこの収納 の金をどうして何のためにだってこの金は 机の上に置いてあったのです 通りがかりに見てこれは武用人だと思い まし ての人は低でも言っていたのでしょう 誰もおりませんし毎日のことがあってはと思いまして私がお前は何だ?お前はお前は型の人間か 老は和めき出した問題は金でしょう之助は嗜めるような声で落ち着き払っていったモヘロはまたしても右手で自分の頭を抑えた そして喉の方から残地に上くなり額まで 赤くなるとともに果たして左手で膝を叩き ながら叫たえ の下がり下がりよい貴様がくそ消えてなく なれ お里をお待ち申しております [音楽] 今の若いものはどうしてこう腹が座らない のか肝が小さくておオドしてセパネの シャンとしたやつは1人も嫌やしね 友ぐモ兵ロが常々にこう嘆いていたそれは もう年物のようなもので3日に1度ぐらい 聞かないと物足りないなどというものを いるほどであるがそれが不思議にぴたりと 病んだ 理由は犯としないが1つには之助の存在が 関係していたかもしれないおをお待ち申し ております このセリフを秋9月までに5回わずか 1030日の間にモロは5回も彼から 聞かされたのである 第1と第2 は壺の件と金50両の件そして第3は半祖 の活中の件第4はシー馬先祖の娘の件第5 は茶屋町金江の県といった具合である ここではその外略を記すにとめるが第3の 件というのはこうである川の神の上去の間 にはいつも半祖の活中が飾ってある関祖の 家つぐという人は大操名君だったそうで その特を伝えその風格を忍ぶために飾って あるということだがその活中が倒れカブト の小金作りの龍とクガが折れて取れて しまった そこへ之助が磁弱として名乗って出たので ある 私です私の骨ですという 彼の自白によると警母のあまり密かに廃れ に行ったところも半祖の生きておわが ごとく見えお懐かしさに前後暴却つい知ら ずすがりついたということであっ た刑母のあまり廃例に行ったということは まあいいそれは主君の状況のまどへ入った 申し訳になるがつい知らずすがりついたと いう点でモヘ路は顔面がムズムずしてきた ロは真っ赤になって怒りこの助 はお沙汰をお待ち申すという挨拶をして 下がった 第4は風場の問題である人年よりのシ馬 戦争に松という娘がいるが悪い代わりには 子立ちなどの上手なもう27になる男さり な女性だった が友人を尋ねて遅くなり夜の9時過ぎに 1人で木に着いたそういう女性だから夜の 1人歩きくらいへとも思わない まさか死はやらなかったのが俺から闇の道 をゆゆと帰ってくると大門工事という広い 辻で向こうから来た男に抱きつかれた相手 は酔っていたらしくいきなり抱きついた上 この町からの動作に及びながらこの町から ぬことを言った 問というものは時々竹竿を通して掃除し ないと詰まったものが臭くなってしまいに は腐ってしまう こんな意味合いのことだそうである 松代女子は相手の腕を逆に取り対活一斉 羽越しにかけて投げ飛ばしたは悲鳴をあげ 取るものもとりあえず逃げ去った すなわちその取り損じた持ち物を置いて 行ったわけで女子が帰宅して調べてみると 安倍神戸という馬回りの侍の日打袋であっ た反の規則として手回りの品には名を記し てあるそれが動かぬ証拠になったのだが 呼び出された神戸は数日前にどこかで噴出 しましたと主張した 松女子はこれを聞いてそれなら裸にして みるように震した 投げ飛ばした時腰を打ったともおそらく 打木症かあるに違いないもちろん安倍神戸 は射説した裸にして調べられては武士の 面木が立たる 伏をすると答えたそれではすまないいや腹 を切るこう押し問答をしているところ へ私ですそれは私がやりました がまた有然と名乗って出た この時は面白かった彼は日袋をどこかで 拾ったというどこで拾ったか忘れるほど 酔っていたそして道でばったり女子にあっ たがあまりも女子が美しいそれは闇である にもかわらず思わずあっと言ったくらい それはもう光輝く美しさであった よってもいたしあまりの美しさに割れ ながらしてまた前後を暴却したか モヘ郎は先手を打って叫んだ第5は無飲食 関係であって茶屋町の金という料理ジャヤ に多台で急財門なる侍が上がり5日5 5人あげ詰めで飲んだり食ったり代大々的 勇教をやったそして屋敷はどこそこだから 感情は屋敷へ取りに来いと言って帰った それで早速どこそこを尋ねたところそこに はそんな屋敷はなかった日ばかり待ったが 店へも来ないので所へ訴えたものであった で門などという侍は過中にはいなかったが ここに1つ証拠があるというそれはゲ子 たちの中にその男を特別に解放した子がい てその子の証言によるといような箇所が 極めていないようであってだが俺は ちょん切れでもあの方面の技にかけては 引けは取らぬとりまた事実その通りだった と言ってその証人は赤い顔をしたそうで ある 当時ちょん切れといえば過中でほとんど 知らぬものはなかった その言葉の意味は今つまびらかではないが それは彼氏という物頭のあだ名である彼は 32になるのに独身体操な酒好きでその ために貧乏で時々ひどく脱線するあれに そう言いないたならやりそうだ みんなの意見がそこへ集中したその時に また之助が私です私がその本人ですと 名乗って出たのであるそして有教大8両2 部一種というものを支払ったので表沙汰に はならずに住んだが10日間の謹慎を命じ られた この時はモ兵郎は竜院を下げたらしいは 謹慎を申し渡した後さ快層に鼻をぐめかし ほうお前さんちょん切れかほおそれは知ら なかったちょん切れか お前こう空笑いをした大之助が帰宅して みると客が来ていたそれも女客でもう1 時間も前から行くと話し込んでいるという まあこれはオルスに伺いまして 松代女子はたましい体を滑らせ肉好きの 言い日焼けの下張り切った顔を赤くして肩 を突っぱらかして挨拶したいかにも たましいそのままジ部と言った風格である そして之助にからかうような流しめをくれ かなり目立ってきた福部を袖隠すようにし ながら優雅な身振りで出ていった 誠にあのお恥ずかしございますけれどあの あの番のあのことだけは内緒にして いただきたいのですけれどあの番のあの こととおっしゃると嫌ですわ知らない顔な すって松女子は周知に耐えぬ風に見えをし た 小之助は気のなような気持ちになってああ あのことですかと頷いて見せた あのことですの女子は目を伏せた 恥を申しますけれど私も27にもなります でしょへな男はこちらがごめんですし こちらの望む相手はもらってくださいませ んし女も27になりますとそこはやっぱり あれでございましょうそれでついあんな あのあら恥ずかしいどうしましょう そして教習の見りをしたがそれは一種 ものすごいような印象のものであった またその日和田口太郎が訪ねてきた 謹慎中だから表からは入れない裏から来て 是非会いたいという断ったがどうしてもと いうので客前へ通してあった塚太郎は感情 美の収納型へ勤めている 顔を知っている程度の男であるが座ると黙っていきなりそこへ 25両の金包みを2 つ差し出しその説は誠に誠に こう言って膝へ両手を突っ張り目からポロポロ涙をこぼした之助は黙っていた別に言うことはないらしい 塚太郎も言葉では共中の考えは表現でき ないと 見え何も申し上げませんありがとうござい ました武資1人死なずに進みましたこの幸 は忘れませんありがとうございました そしてややしばらくお越え越していたが やがて涙を吹いて帰って行った茶を運んで きた場合の桃は客がいないのでびっくりし そこにある金包にもう1度びっくりした その翌日は2人来た午前中に島ず太一夕方 には安倍神兵 が島ずは所員版で年はようやく20歳 味噌漬けの樽をばあに渡しこれは自分の母 がつけたもので大変うまいから平さんに あげてくださいお口にあったらこれから 時々届けると言ったそうである この助には別に何も言わなかった逆まで 滞在すると少年のように頬を赤くしじっと こちらを見 て私はあのことは一生がいいこう言いかけ てそこで言葉が切れてしまったそして ペコりと大きなお辞儀をして失礼しました と言って帰って行った 安倍神戸が来たのは夕方で明りを入れる ちょっと前だった あれは全然安倍神戸です安倍神はこう主張 したそれは酔っていましたから少しばかり からかったのは事実ですそれは認めます しかし炊きついたのは向こうです彼女は私 のからかったのを聞くとそんなら竹竿で問 の掃除をしてくれと言いいきなり私に 抱きついたんです誓いますがこれが真層 です神に誓っていますそして私が逃げよう としたら彼女は私の竹座を侮辱した 上法にも私を投げ飛ばしたんですこれが 全く真層です ほう竹を侮辱したのですか こ之助がそう聞き返した時どこかでプっと 吹き出す声がした 神戸は興奮しているので気づかなかった らしいなお色々と申しきをし一方では年頃 に霊を述べ そして今後は慎しむから どうかこのことはご内密にとがして帰って いった 安倍神戸が去るとすぐが火を入れた安を 持って今へ来た彼女は部屋へ入るが稲や 笑い出し安くより早くそこへ座り自分の 大きな服部を抑えそして霧りもなく笑い 続けた 以上のようなことがあってそうして いよいよ献心が満期になり明日から途上 するという全夜のことであるが バヤの桃が珍しく改まった顔で之助の前に きちんと座って今夜は 坊っちゃまの正直な気持ちを聞きたいと 言い出した 前はこれまで度々のご謹慎もぼっちゃまが お若くて世間知らずのためだと思ってい ました男はこうして大人になっていくの でしょうやがて五老にもおなりなさるんだ から若いうちの謝ちは帰ってお薬になる そう思って何にも申し上げませんでした その通りさそれでいいじゃないかいえ違い ますバはすっかり聞きました5回が5回 ともおっちゃまは他人の代わりにおなり なすったご自分は何にも罪がないのに縁も ない方の罪を引き受けていらしたんです どうしてでございますか 桃は涙のいっぱい溜まった目でこちらを見 た 之助はしばらく黙っていた それから目を防い低い声で罪を告白する ような調子でポツりぽつりと言った 誰にも言わなかったのだが 俺はね バや使い番で江戸へ行った 時終わりのある宿屋で大変なそ骨をしたん だよ ど骨とはどんなことでございますの [音楽] [音楽] それがね口では言えないくらい恥ずかしいことなんだよ彼はさくように言ったつまんで紹介すればその宿へく前に綺麗な 旅の女と道連れになった1 人旅で寂しいから連れになってくれという 彼は正直のところ多少ドキドキしかなり 嬉しいような気持ちだった女も大変 いそいそし宿屋ではご夫婦ということにし ましょうねなどと言い驚いたことには風呂 も一緒に入った そこへ身な男が現れたのである背中に 逃げやかしい入れ済みのある男が鼻のぎに なって風呂場へ入ってきて 俺の尿房を寝とったカツだなどと馬鹿げた 声で和めき出し2人を武業所へ引きずって いくこんなことまで言っ たごく安直な包筒というやつらしい小之助 はそんな知識はないから青くなりこれは伏 だと覚悟を決めたところがそこへ救いの神 が出てきたのである老人もらしい278に なる失素なみりをした男でその話は俺が つけてやろうこう言って割り込み之助には ここは自分が引き受けたあなたは主人持ち らしいが自分は浪人であるどこで死んでも 悔いのない体である心配はいらないから そのここを立ちくように男はそう言っ て之助を押し出すようにした 迫服と思った命をこうして救われた それで役目は無事に果たして帰ったが俺は つくづく自分が情けなかったそこの抜けた ド瓶その通りだと思った 彼はそっと自分の手のひを見た それから考えたのだ 自分はお役に立つ脳がないだから自分が あの浪人に助けてもらったようにせめて 過出をした人間の身代わりになろう 1度は死ぬと覚悟を決めた体だあの時説服 したと思えばどんな戸を受けても惜しくは ない こう考えたのだ やっぱりぼっちゃまはバヤの思った通り です立派でございます旦那様も奥様も きっとご満足でございましょう本当にお 立っぱでございます これを褒めるのは皮肉だよバやいえ違い ますわ桃はきっとした姿勢で言ったぼっ ちゃまはお人柄が変わりましたご自分では お気づきならないでしょうけれどももう 以前のぼっちゃまではございません人の 過質の身代わりそれも大門工事のことや ちょん切れあごめんあませそんな町まで 堂々とご自分の罪にお引きけなすそれが 生きてきたのですわ人にはできない修行を なすってそれがぽっちゃまを変えたのです わ 今はもういつ老になっても大丈夫誰にも 引きを取らない立派な五老色でございます わ 老色なんかとんでもないそれはまだこっち でごめんこ無りよこの助は手出たように 苦傷しただがそんなに褒めるなら何か褒美 が出そうなもんじゃないかバヤのくれる 褒美ならもらうよえへ差し上げますの誤が なくても差し上げようかと思っていたの ですから バヤは涙を吹いて立っていった本当に何か くれるつもりなんだろうかそう思っている とやがてバ家はいくを連れて戻ってきた そしていくを彼の正面へ座らせ自分は2人 の中間にきちんと座ったさあお受け取り くださいご褒美でございますよ どうしたんだどれがご褒美って いく様ですわ お美しさも置き立ての良さも三国一の花嫁 様これ以上のご褒美はございませんですよ それはいけない違うんだバやいいえぽっ ちゃまの方が違いますの桃がそう言うとさ も心えたように育児は前で合わせていた 両袖を左右に開いたなんとそこは ペちゃんこであったつい昼間では海月に 近いほどの大きくし重もしく張り出してい た福部が娘らしい形のいい丸さにへこんで いるのであるどどうしたんです 大之助はギッとしたらしいもしや竜山でも 初めから赤ちゃんなどなかったんですの はた高かという顔をしたそしてえっと いう之助を上から見るような風に続けた バヤは女ですからお預かりしてすぐに 気づきましたそれで少し立ってから訳けを 伺いました は隠しておいででしたがそのうちにやっとバ屋さん言わないてくはパッと顔を染めその顔を元で覆った [音楽] 私恥ずかしい官してちょうだい どこに恥ずかしいことがございましょうか坊っちゃまいい様はぼっちゃまとの婚約のお逆好きをした時から坊っちゃまの妻だと思っていらしたのですよ [音楽] それを断られ肌になってしまったそうなん であんな思い切ったことをなすったんです 歴としたご大身のお嬢様自分のお口から 見ったなどということがどんな勇気を 要するかはぼっちゃまにはお分かりになり ませんでしょうでもバやは分かりますまや に は麻やは泣きました 様もご存知ないでしょうけれどもは泣きましたのよ するとなんですか?あの時の好きな人というのは坊っちゃまこ自身のことでございますのよするとこれどうなるのかね友つぐ様に申し上げ様へ改めてお話ししてご結婚遊ばすのでございますわ [音楽] [音楽] とつぐさんに言うのかね 大之助は渋を舐めたような顔をし て言うのはいいがあの人はまた勘の虫を 起こすだろうなそれから前速 もはそんなことは聞いていなかった そして2人は結婚しただがそれで モフェローの難が終わったと思うのは早 すぎるそれから約20日ほどして大之助は 有然と老色部屋へ現れたそしてモヘロの前 へ静かに座っていった 私ですあれは私の底骨ですローは目を抜き 赤くなっていったまたかまたそれかまた それでわしをちょろかすきか おに行くだがもういかんそ手は食わんぞ 私だから私だと申し上げるのですでは聞くがなんだお前は何をしたというんだ?それはあれですこ之助はちょっと詰まるだが平然と続ける今焚き火のでどうした門太郎が男泣きに泣いていましたがです あれが実は私の鎖骨なのです だからそれはなんだと聞くんだどんな骨をしたのかその資を家と言うんだそれはもちろんあなたいやご郎がご存知ではありませんか 俺が知ってるのは当たり前だ モロはついに叫び乱出した ご天手で日をひっくり返し早く家事に なろうとしていたことは俺は知っている 知っているからこそ重心会議を証集しよう としているのだしかしお前は知るはずが ない知るはずのないことを私ですと知って おります5天手で日けをひっくり返し ダブルを言うな俺は今おろは片方の手で頭 を押さえ片方の手で膝を叩き ながらめき出したそれ今俺が言ったこと じゃないじゃお前は焚き火の間にいたその お前が午後電手で火をひっくり返せるか お前は化け物がお前はまあカの虫が誇って から前速だ 俺は断元そのガチ職だお前可能になれ ほらもう真っぴらだ俺は自職だ [音楽] 小之助は静かに一例していったおをお待ち申しております [音楽] 今回の朗読はいかがでしたかそれで はまた次回お楽しみに [音楽] [音楽] パパ
💬群を抜く美男であるが取り柄はなく、“底の抜けたどびん” と言われる👦🏻孝之助。
城内で起こる騒ぎに “わたくしです” と名のり出るのは孝之助ばかり。
彼はなぜ、自ら進んで😨過失をした人の身代わりになるのか!?
🐸青空文庫 ~ 山本周五郎「わたくしです物語」
👉作業中(校正待ち)
【主な登場人物】
松平河内守康秀 --- 多治見藩主。
椎間千造 ------ 筆頭年寄。
松代 -------- 千造の娘。
知次茂平 ------ 国家老。親友の子の考之助を何とか一人前にしようと画策する。
おかよ ------- 茂平の妻。
与瀬弥一 ------ 勘定奉行。
伊久 -------- 弥一の娘。考之助の許婚者。
忠平考之助 ----- 使番になるが辞職し、焚火の間取締になる。
忠平存右衛門 ---- 考之助の父。茂平の親友。
左右田宗太 ----- 忠平家の家士。桃代の夫。
桃代 -------- 忠平家のばあや。考之助の相談相手。
忠出久左衛門 ---- 加梨左馬太。物頭。
安部幸兵衛 ----- 馬廻り。
角下勝太 ------ 扈従組。
仙波又助 ------ 記録所総務。
島津太市 ------ 白書院の当番。
和田櫛束太郎 ---- 収納方の侍。
沢駒太郎 ------ 甲冑の係。
堂下紋太郎 ----- ?
📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:28『メイン』
00:46:53『エンディング』
👦🏻山本周五郎(やまもと しゅうごろう, 1903年 – 1967年)
山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、亡くなる直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。
人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。
中でも『青べか物語』は著者畢生の名作として名高い。
1920年『廣野の落日』
1926年『須磨寺附近』でデビュー。
1934年『明和絵暦』
1938年『風雲海南記(旧題:浪人時代及び武士道春秋)』
1942年『日本婦道記』
1943年『新潮記』
1946年『柳橋物語』
1948年『寝ぼけ署長』
1950年『楽天旅日記』
1951年『山彦乙女』
1951年『火の杯』
1952年『風流太平記』
1953年『栄花物語』
1953-54年,1956年『正雪記』
1954-58年『樅ノ木は残った』
1958年『赤ひげ診療譚』
1959年『天地静大』
1959年『五瓣の椿』
1959年『彦左衛門外記(旧題:ご意見番に候)』
1960年『青べか物語』
1961年『おさん』
1962年『季節のない街』
1963年『さぶ』
1963年『虚空遍歴』
1966年『ながい坂』
【関連ワード】
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【関連リスト】
🖊️山本周五郎
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🖊️藤沢周平
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🖊️宮部みゆき
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWy_iVbjgmCy8EjYhIBSuvU
🖊️司馬遼太郎
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWWgSXaY6TCH9lw_aNZ28aO
🖊️平岩弓枝
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usXZJy_iEmLdo6upI2tntH8m
🖊️柴田錬三郎
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWr0xNy9OG0CjbWRTXgYcIQ
🖊️岡本綺堂
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWTovWp2IQ3dLBvMOPuq6-B
🖊️野村胡堂
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usXVg1P0oy931SUey2wZvm4O
🖊️谷崎潤一郎
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usVbXrRSxyfMTTvwdZAEHZDz
🖊️井上ひさし
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWStNzbQ6QzDaqCLhXs7rup
🖊️中島敦
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWX3kcxOBUbofW0-mj-kK94
🖊️菊池寛
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usVEWAmYwiw_55cinmwes3l_
🖊️水上勉
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usXKqcx0tKKVs7Sp-UXUvJNN
🖊️宮本武蔵
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usV1x4UFE28OUZRMELcdLKLk
🖊️山田風太郎
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usUgDUmSAbZPxjph2IvOTsj_
【作成した再生リスト】
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【作成したポッドキャスト】
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#朗読 #わたくしです物語 #山本周五郎