【東京国立博物館】佐々木蔵之介さんと巡る!東博コレクション展【リニューアルした展示ケース編】

こちらにあるガラス製の展示ケースを今回リニューアルいたしました。ガラスの高い透明度・透過性があるガラスを用いまして 例えばご覧いただく際に自分自身が映り込んでしまう、ガラスに反射して映り込んでしまうっていうのを極力抑えた 特殊なガラスとなっております はい 今回は展示ケース内に照明を設置することによって、上だけではなくて例えば左右から または下から照明が当てられるような形になりました こちらの像、菩薩立像と言いまして 鎌倉時代13世紀に作られた像です こういった表面の金色ですとか、彩色の部分、衣の彩色ですね、それが非常に綺麗に残っている像でございます 鎌倉時代の像ですと、瞳に水晶をはめ込んで実際に輝く玉眼という技法があるんですが 下から当てたライトによって、その玉眼、水晶がきらりと光る特徴が、今回皆様にご覧いただけるように工夫した点でございます ああね、光ってますね
ここからの間はLEDで これ色も変えられるんですよね そうですね、色も明るさも調整できます 明るさも調整できますしね またこの像の場合は、特に唇にも実は水晶の板をはめ込んでいるんですね 本当だ、目と唇 私たちもこれまでこの像の特徴は目や唇に水晶がはめて、実際の人と同じように輝くというのを紹介していたんですが なかなかこれまでの展示ケースや照明などではそういった見せ方をすることができなかった むしろそのなんて言うんですか、ガラスの障害も感じないぐらい、照明によって非常に身近にリアルに近く感じますよね 東博に来て初めて彫刻をご覧いただく方も、これまで何度もご覧いただいた方も、初めての見え方をされるんではないかなと思います これですね、例えばこう見てて、裏側に入って はい。
こうやって見ることもできるんですか はい、裏側もご覧いただけます。こうやって見ることができますね 今までの展示ケースですと、裏側この真裏というのは見ることができなかったんですね やっぱり彫刻という立体のものをご覧いただくには、やっぱり正面からだけではなくて 左右また背中側からも見ていただきたいということで、このように背中側もご覧いただけるように今回工夫いたしました

東京国立博物館は、2025年4月1日より、総合文化展(平常展)の名称を「東博コレクション展」に変更。俳優の佐々木蔵之介さんが東博コレクション展のスペシャルサポーターに就任しました!

■東京国立博物館ウェブサイト 「東博コレクション展」ページ
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2698

「リニューアルした展示ケース編」では、佐々木蔵之介さんを東京国立博物館 彫刻担当の増田政史研究員がナビゲート。本館11室のリニューアルに合わせて新しくなった展示ケースについて解説します。

#東京国立博物館 #東博コレクション展 #TokyoNationalMuseum

1 Comment

  1. 鑑賞のために心砕いてくださる本当にありがたいです。
    新しい展示、見に行きたいと思います。楽しみです。

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