井上尚弥vsスーパーライト級 井上尚弥がやられるパターンとなぜやられてるか

井上選手は相手の反応を利用します。 こんにちは。ボクシングアカデミーのつネ です。今回は井上尚弥vs4階級上の ボクサーのスパーリングを見ていきます。 もうなんかこのくらいの階級差の選手と やってても驚かなくなってる僕たちの方が おかしくなってるような気がします。普通 ならよほどの実力差がない限り2回級差で も普通ではないんですが井上選手ともなる と3回差も当たり前になってしまってい ます。今回の相手はスーパーライト級でも 試合経験があるアルネルバコナヘです。 戦績は28戦18勝10敗の選手です。 ここだけを聞くと正直大した選手ではない ように見えます。でも実際の映像では そんな選手には正直見えないし、耐久は ありますし、スランプや調子の吉足に左右 されるので分からない部分もありますが、 このラウンドだけ見るとほぼ互角の勝負を しています。4階級も上で互角というのも 意味が分からないですが、いつもの井上 選手のスパーリングからは考えられない ことです。時期的にはバコナヘがスーパー フェザー級、井上選手がスーパーフライ級 で試合をしている時の映像だと思います。 井上選手が階級を上げてもパワーや スピードが通用しているのは上の階級の 選手との経験が多いからだと思います。 経験が多いからこそ試合になっても相手の 耐久性や自分のパンチ力を疑わない。そう いうボクシングができるんだと思います。 では今回そんな井上選手がなぜ18勝10 敗の選手にやられているのかというのを見 ていきたいと思いますので是非最後まで ご覧ください。 [音楽] まず相手の電身に合わせてジャブを打ち ます。これを相手はスウェーでかわします 。この時右手もわずかに動かしています。 また全身に合わせて攻撃をしようとして くると予測する相手は前に行きながら右手 でパリングする動作をします。井上選手は この相手の反応を利用します。ジャブを 打てば右手でパリングする相手の動きを見 てジャブのフェイントを出しながら右の ショートストレートを打ちます。ジャブを 打てば相手がパリングをしにくるので フェイントを使って早いタイミングで右を 当てます。 しっかり餌を巻いて相手の反応を見た上で 右を効かせています。そしてここで相手が 突っ込んでくるんですが相手の足は今井上 選手がいた方向に向いています。さらに前 重心になる相手が行ける方向は井上選手が いる方向にしか進むことはできません。 ここで井上選手は左足をしっかり右足に 引きつけながら右に移動していきます。 足を引きつけた分、次の1歩の幅がでかく なって大きく移動できます。 [音楽] そして次も同じように全身に合わせて ジャブを打ちます。 先ほどは相手にジャブを払わせてそこから ストレートを当てました。次はジャブで 相手の反応をしっかり見てみると右に スウェーしながら右手でパリングをして いるのがよくわかります。最初の時も同じ 反応の仕方をしていたので、これがこの 選手の反応の仕方なんだと思います。相手 の反応の仕方。ジャブに対して右手で パリングをするのか、スウェーをするのか 、バックステップでかわすのか、どういう 反応の仕方をするのかを見て次の手を考え ます。ジャブを打てば右手でパリングする 。このジャブへの右手の反応を使って相手 の右手を畑き落としてパンチを当てたり 早いタイミングでワンツを打ったりジャブ のフェイントから左フックを打ったりこの 相手の癖を1つ掴むことで次の自分の手札 がどんどん増えていきます。これが 駆け引きをするということです。そして この右を打った後相手もすぐ打ち返して いきます。これを井上選手は右を打った後 、さらに体を右にひねってダッキングをし てパンチをかわします。でもここ本当は 井上選手は右を打った後足を横に開いてい ます。なので本当は右に移動するつもり だったんだと思います。でもそこから左に ダッキングするように反応して左フック まで返します。普通の選手なら右を打った 後右にかわします。 これをしっかり左に交わせるのは練習の 玉物だと思います。これは避け方さえ 分かってしまえばできない動きではないん ですが、日本人でこの動き方を苦手な選手 は多いと思います。単純に日本では右を 打ったら右にかわす、左を打ったら左に かわすという練習をすることがほとんどな ので、右を打って左にかわすとか、左を 打って右にかわすとかできない人や苦手な 人はかなり多いと思います。もちろん基本 はそうなんだと思いますが、ディフェンス は避けられないと意味がないです。だから こうしたらこう動くという決めというか パターン化はボクシングではいい面もあり ますが、ボクシングがうまくいかなくなる 原因にもなると思います。現にさっき説明 したジャブを右手でパリングするという パターン化した動きは相手がうまければ逆 に利用されます。パターンというのは自分 からしたら得意な動きですが相手からする とただの癖になり下がるからです。だから いろんな打ち方や避け方ができるようにし ておくことが攻撃やディフェンスがうまく なる上では大事だと僕は思います。 相手がジャブ、右のショート、左ボディ、 右ボディを打ちます。この右ボディは足が つく瞬間にもらっていてタイミング的に 悪いタイミングで避断しているので効いて いるように見えます。ただそこよりもこの 右のショートの方が僕は気になります。 井上選手はガードを上げている時にこの右 のショートをもらうことが多いんじゃない かなと思います。そもそもガードを上げ てるので見えにくいパンチになると思い ますが最近の試合で言えばカルデナス戦に 関してはこの右で聞かされてると思います 。昔からこのパターンの避弾があるという ことは井上選手のまだ気づかれてない避弾 のパターンの1つだと思うのでこのガード を上げてる時の右のショートには僕は気を つけた方がいいと思います。そして相手の このコンビネーションの後の横に1歩行く 動き。 つ、この右を打った後に横に回るなら右足 を横に出してサイドに回り込むのが普通だ と思いますが、左足で1本インサイドに 踏み込んでアッパーを当てるのは読み にくい、いい動きだと思います。 [音楽] このジャブの差し合いで避弾するのも井上 選手の避弾のパターンの1つです。井上 選手は前に行きながらジャブを打つので、 相打ちのタイミングでジャブが来ると避弾 をします。これは最近は対応してきている 部分ではありますが、絶対避弾をしない わけではないので狙われる1つのポイント になると思います。 そしてその次はジャブのカウンターを予測 して相手が左手を伸ばした瞬間に左手を 叩き落とし右を当てます。この辺りの1回 のミスを次に活かすまでのスピード感や 駆け引きへの持ち込み方がズば抜けて早い のが井上選手の素晴らしいポイントの1つ だと思います。さっき右を打った後右の カウンターが来ました。この右を打った後 もまた右のカウンターが来ることを井上 選手は予測して打った瞬間に顎を引いて下 にダッキングしています。素晴らしい判断 だと思います。次のシーンです。 [音楽] 相手が右クロスを打ちます。してジャブ から低い姿勢を取って右ボディを打つよう に見せて上に打ちます。そして左ボディを 打つ。これはさっき見せた コンビネーションと同じ流れです。次は右 ボディを予測して守ろうとする井上選手。 でも相手はここで右アッパーを打ちます。 下を意識して頭を低い位置に持ってきた 井上選手はちょっと嫌な避弾の仕方をし ます。最近の試合でも相手が大きくなって きたことでフィジカル的な優意性が なくなってきた井上選手は相手が近づくと 頭を低く下げるようになってきました。体 を下に入れて相手の体を起こさせて 押し返しやすくするというテクニックです 。フィジカル的に上の選手がこれから増え ていくのでこれは必要なテクニックですが 下からのアッパーには気をつけないといけ ないと思います。 中谷線でもそれは同じことです。 [音楽] そして相手は左に頭を振って右を出します 。これは体を先に左にひねって右手を出す というノーモーションに近い打ち方をして います。ビービングをして1泊置いて左、 1泊置いて右。ちょっと避けづらい タイミングでパンチを打っているなと思い ます。上選手であっても反応が少し難しい リズムです。そしてまた同じ コンビネーションを出します。ジャブ、右 のショート、左ボディ。ここまでは同じ ですが、ここから今度はアッパーではなく 右ボディを打ちます。こうやって散らさ れるとなかなか対応が難しいです。そして 打ち終わりのカウンターも相手にかわされ てしまいます。正直本当にこの18勝10 敗の戦績の選手なのかと思うレベルです。 スパーリングは強くて試合では力を出せ ないタイプなのかなと思います。 [音楽] 次はいきなり右ストレートを打ちます。 してそこから右に移動して井上選手を左に 行かせないようにしてアッパーからフック 。 そこから右ストレートでここも井上選手が サイドに移動するのを封鎖して左ボディ。 ここはわざと右を相手の横に打って相手の 動きを当選しています。うまいテクニック です。 [音楽] 次は井上選手が懐を深くして構えます。 両手を大きく前に出して構えます。そう することで相手がこの手の中に入りにくい ようにしつつボディにパンチが届きにくく なるようにしています。この構えの井上 選手に対して相手はオーバーハンドのよう なパンチを打ちます。相手が大きく手を前 に出している時は相手の動きに合わせて手 を下ろしたりする場合が多いのでこの相手 の沈み込んでのオーバーハンドはかなり 有効な攻撃だと思います。でもこれに対し て井上選手は少し引いてカウンターを 合わせます。井上選手が得意なパターンの 1つです。そして次も井上選手が得意な パターンの1つを出していきます。井上 選手がジャブを打ちます。その手の引きに 合わせて後ろ足を引きつけて一歩踏み込み ます。そこからストレートを打ちます。 こうすることで本来届かなかった距離感に パンチが届くようになります。この動き 自体は別に難しい動きではないですが、 この足のタイミングがめちゃくちゃ早いの で普通の選手の1.5倍ぐらいの速さに なっています。このステップは試合でも 多様していますが、これがタイミングや 距離を読ませない1つのポイントになって います。 [音楽] 相手が井上選手のジャブをかわしてジャブ の相打ちワツ を打っていきます。今回なぜ井上選手の 避弾が多いのかと言うと反応が少し悪いの もありますが距離感が同じところにあるの かなと思います。相手のリーチは 172cmで井上選手とほぼ同じ。今まで もそういう選手はいましたが、みんな 踏み込みが浅かったり、パンチが伸びない 打ち方をしていたり、パンチの距離的に 短い選手が多かったです。でも今回の相手 はめちゃくちゃ踏み込んでくるし、階級が 上だけあって筋力も多いので踏み込む幅も でかい。井上選手と変わらないパンチの 距離感だからこそここまで避弾をしている のかなと思います。そりゃ1ラウンド くらいやられる時もあるだろうっていう風 に思うのも分かりますが、この人は ほとんど試合で1ラウンドすら取られて ない選手です。だから少しやられてると いうこと自体が珍しいことなわけです。 今後この井上選手の避弾パターンを研究し てくる選手が出てきます。そして階級が 上がれば井上選手だけパンチが届くという 距離はほぼなくなっていきます。 この動画のスタイルは割と今のスタイルに 近いと思います。なのでそうなった時に 避弾も増えるし弱点もどんどん研究されて いきます。年齢的な衰えもそのうち出て くると思います。そういう懸念をぶっ壊し て今後も活躍する姿を見たいなと思います 。それではこの動画が面白かったと思う方 はチャンネル登録と高評価コメントをお 待ちしております。それではまたお会いし ましょう。

#井上尚弥 #boxing #格闘技 #最強

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14 Comments

  1. そういえばフルトン戦でもガードの隙間から右貰って首はねてたもんなぁ

  2. スマホの小さい画面で見てる分には、何年も前のスーパーフライ級の頃の映像ではなく、フルトン線以降のもの見間違えますね。
    戦闘スタイル的に。

  3. 14:44 ツネさんどうした?wそりゃ4階級も違えばそうなってもおかしくないやろ。井上は試合で4階級上の奴とやったことあるの?技術を無効化できるのが体格のアドバンテージ。普段なら当たらないパンチが当たるようになる。ドーピングもそうだね。「ドーピングしてなくても勝ってたんじゃね?」とか。素人が見ると、いや、経験ある奴が見ても技術で負けているかのように錯覚する。まあ、この事実は悪魔の証明みたいなものだから、中々理解できる奴はそう多くないが。

  4. サブチャンネル登録しに行ったら、本当にまだ作りたてで39人しか登録してなかったですが、登録しておきます👍

  5. 階級上のパンチ力に慣れさせようとしてわざと被弾してるんじゃないかと思うけど。試合中もたまにパンチ避けずにガードして受けてる場面あるし

  6. 体格が大きくなるとリーチと踏み込みの距離が長くなる、という物理的な事実があるのは当然としてそれ以上に貰っても大丈夫という耐久性、精神的な余裕が相手に生まれることが大きな要因かと思います。ましてスパーリングとなるとヘッドギアを付けグローブもでかい。この状態で相手に何もさせず一方的にボコるとなると本当に人間ではない他の生命体になってしまいますね笑 ですが今後階級をあげるとスパーほどではないにせよこのネガ要素が出てくる。それを本人と陣営も懸念しているのではないでしょうか

  7. 素人目ですが、井上選手は相手を誘うためなのか、意図的にガードして打たせる場面が多いですが、もうこの階級になれば相手にチャンスを与えているだけになっている気がしますが、ツネさん的にはどうですか、、?

  8. 普通にある程度足止めて打ち合うつもりだったんじゃね?階級上の選手とスパーリングするってことはパワー差がどこまであるのかとか試したかったってことやろうし。

  9. 結局は痛くないから余裕があるって感じに見えますなあ
    バンタムの頃はまるで初めて殴られた人みたいなリアクションさせてたよね
    わし素人だけどフェザーはだいぶきつい気がしてきた

  10. ガードに頼るようになったよな
    ステップが使えなくなったのと反射神経が衰えた
    次のアフマダリエフ戦もいいパンチをもらうと思う。正直負けても驚かない

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