#落語 #宮迫博之 #平祐奈#若槻千夏 「闇営業駐車場」「年収問答」

[音楽] [拍手] 闇営業駐車場でお立ち合いをいただきまし て世の中ってのは表と裏はくっついて1つ になってるもんで昼間に見れば営業だけど 夜にやれば闇営業 同じネタやっても照明の当たり具合で名前 が変わる芸人の世界ってのは実に 薄っぺらいものですな。で、闇営業騒動。 あれで芸人が一斉に謹慎になった。いやも 吉本の芸人は祭りだわしいぐらいドイツも こいつも休業状態。世間は反射勢力がどう のこうのって言うけどね。芸人から見りゃ ギャラの払いが早いか遅いかぐらいの違い でさ。事務所だって払わねえんだから そりゃ芸人も考えるよ。で今回の主人公は ガリット中の福島って人 歳。47歳って言えばもう中年ですよ。油 も乗らないかと言って枯れてもいない。 芸人で1番やこしい時期。この人が YouTubeで告白したんだ。宮さ子 さんから出演オファーがあったけど断っ たって。いや、これがね、なかなかの ドラマなんだ。鬼声と魔法の2人にこの後 宮さ子さんとコラボしますって言われたら 福島さんが嘘でしょ?会わないよね。て 立ち上がった。怯えてるのか、腹立ってる のか。半々ですよ。芸人の感情が1番複雑 なとこをついてくる。だって考えてみ なさいよ。先輩の言うことを聞いたら会社 を裏切った。そしたら先輩は後輩を裏切っ て会社に着いた。これ落語の落ちにしたら できすぎだろ。チッツアんとくまさんの 会話にしたらこうなるよ。おいくま、公園 で宴会しようぜ。酒もつまみも全部あっち の人が出してくれるんだ。そりゃ ありがてえや。でもあの人ちょっと柄が 悪くねえか。細けえこと言うな。おめえ。 芸人は笑いさえ取れりゃいいんだ。で、 翌日、女将からおしかりが来て、おい、 くま、どうしてくれるんだ?兄ニーが言っ たからやったんだろ?いや、俺は止めたん だよ。なあ、俺は会社の言うことを聞く。 裏切ったな、兄。おめえも裏切ったろ。お 客さん笑ってますけどね。これは笑えない 話ですよ。芸人の技そのものなんだ。でね 、福島さん1度だけ宮さ子さんに会ったん だって。場所は駐車場。香水の匂いで 分かったって言うんだからすごいよね。 普通はアイドルの出待ちで香水の匂いだっ て気づくんだ。でも芸人同士で香水で 分かったってのは珍しいよ。芸人の香水 ってのはもっと焼き鳥のタレットか居酒屋 の油じゃなきゃで駐車場で宮さ子さんが 近づいてきてよう頑張っとるな。見てるで 。今度食べに来てや。牛宮。あの人は何を しても宣伝になるんだな。駐車場でも営業 。これじゃ闇営業どころか駐車場営業だよ 。それで福島さんわって答えたんだって。 芸人って悲しいね。心の中じゃ絶対合わ ねえと思ってても身体はわいって言っ ちゃう。これが吉本芸人の悲しいせさ。 はい。て返事は給料迷彩より早いで結局 オファーも来た。でも丁長に断ったって。 長に断ったって言葉がすごいよね。普通は 断ったでいいじゃん。でも芸人の世界じゃ 成長がつく。なぜか裏切った先輩でも迎歴 の上下関係だけは生きてるんだ。あの業界 江戸時代の武士より上下関係が厳しいんだ から切られてもお世話になりました。闇 営業で謹慎してもありがとうございました 。結局ね、この騒動ってのは芸人は誰の ために芸をやるのかって話なんだ。会社の ためか先輩のためか客のためか。でも1番 忘れちゃいけないのは自分のためなんだよ な。男子がよく言ってた。落語は人間の豪 の皇帝だって。この話はまさにそれだよ。 後輩は先輩を信じてご承。先輩は会社を 守るために後輩を置いていく。駐車場で 香水の匂いに気づくのも豪。オファーを 断るのも行。最後に1つ闇営業がバレて 謹慎する芸人。光営業でバラエティに出て も数字が取れずに消える芸人。どっちも 結局同じ闇に消えていくんだよ。でも駐車 場にだけは香水の匂いが残る。おが よろしいようで。2幕目年収問答。いや、 皆さん世のっての羽。昔から金か愛かって のが永遠のテーマなんですよ。ところが 最近は妙な番組があってね、婚活 リアリティ賞なんてやってんだ。 結婚相手を探すんだから、まあ時代に合っ てるっちゃ合ってるんだが、スタジオで アイドルだ、女優だが口を揃えて年収は なんて聞いてんだ?若い娘さんが私は出身 地が知りたいとか言ってる横で30代の お姉さんがいやまずは年収でしょ。そりゃ まあ年収ってのはリアルよ。でもいきなり おい、お前給料いくらだってのは昔の江戸 で言えばお前クに何票あるって聞くような もんだ。色気も減ったくれもない。でね、 番組の中で削い出てきたカードがまた すごい。数者の会社役員年収3000万。 すごいなと思ったら次はフェンシングの コーチ900万 で極めつけが歯者5000万から1億。 もう女たちがキャーってね。あの リアクションの速さ、あれこそ人間の本音 ってやつだな。間の夢座の口では言うけど さの音に履かないやしない。そこへ若い 平ナちゃんが言ったんだ。もし好きな人と 一緒ならもやし生活になってもいいって。 これだよ。男子ならおいいこと言ったって 膝くね。だって考えてご覧なさい。結婚 生活で毎日深ヒレ食ってたら芋たれするん だ。たまに食うからありがたい。毎日 カップラーメンでも好きな人と習うまい。 こういうのを人生の味付けって言うんだよ 。ところが横にいた若つ夏が最高だよ なんて叫んで手のひ返し。さっきまで年収 カードだ。早く削れって言ってたのに金ね 言いやがってなって。おいおい、さっき まで1番金に食いついてたのお前だろうと ツっコみ入れた藤森がまともに見えたよ。 でもね、こういう番組ってのは現代の 似合い茶や何ですよ。江戸の昔はナコード がいて、この人は大棚の若旦那でね、クが 3つありますなんて言った。今はテレビ曲 がなコ度で、この人は会社役員で年収 3000万でした。時代が変わっても人間 は変わらない。ただ違うのは江戸の 名コードは企業良しで料理もできるって 付け出したんだよ。今はインスタの フォロワー5万人だからね。どっちが幸せ か分かりゃしない。そもそも理想の年収 なんて聞くけどこれが何物でね500万 なら安心か?1000万なら幸せか? いやいや、年収はスタート地点でしかない 。 3000万あっても使い切るやはいるし、 200万でも笑いながら暮らす夫婦もいる 。要は金の額じゃなく金の使い方。そして 金がなくても笑えるかが肝心なんだ。で、 平ナのもやし生活発言。あれを聞いて歯者 の1億よりこっちの方が価値あるんだよ。 だって結婚って共同生活だからね。何を 食うかより誰と食うか。味噌汁の味噌より 隣にいる奴の顔が肝心なんだ。ただしだよ 。女の子が私はお金なんかいらないと言う と男はすぐ調子に乗る。うちの嫁は年収期 にしないからなって安心してパチンコ行っ て帰ってこない。結局嫁さんが1人で働い て食わせてる。で、その時嫁が思い出すの 。あの時やっぱり歯医者にしときゃよかっ たって。だから私はこう言いたい。結婚に 必要な年収はって聞かれたら2人で生きて いけるだけなんだよ。死体じゃなくて やりくりできるだけ。でもそれを数字 で言っちゃうからおかしくなる。年収 1000万って言えば夢があるけど実際に 貯金残高見てみな。子供の教育費論。親の 介護であっという間に消える。数字は幻よ 。江戸時代の長屋なんか亭主の稼ぎは 日雇いで毎日ちょろっと。でも夫婦は 茶ブ台過で笑ってた。隣の家から今日の 夕飯は芋にっ転がしですなんて聞こえて くる。種じゃなくて声と匂いで安心してた んだよ。今は隣から聞こえるのはリボハが どうのだ。匂ってくるのはコンビニ弁当。 そりゃ人間が凄んでくるよ。だから若つ夏 が最高って叫んだのは案外正しいんだ。 人間最後に残るのは一緒にいる時間に笑え たかどうか。そう考えると歯医者の1億 よりもやし生活を楽しめる夫婦が勝ち。 番組の店場はスクラッチカードじゃなく 夫婦でスーパー行って今日はもやし10円 だ。やったねって喜ぶところにあるんだ。 結論結婚に必要な年収は愛が覚めない程度 の金逆に言うと金で覚める愛 じゃない。私はそう思うんですよ。 [音楽] [拍手] [音楽] ສ

@落語 #宮迫博之 #平祐奈#若槻千夏 「闇営業駐車場」「年収問答」
「闇営業駐車場」
えー、お立ち会いをいただきまして。世の中ってのは、表と裏がくっついてひとつになってるもんで。
昼間に見れば「営業」だけど、夜にやれば「闇営業」。同じネタやっても、照明の当たり具合で名前が変わる。芸人の世界ってのは、実に薄っぺらいものですな。
で、闇営業騒動。あれで芸人が一斉に謹慎になった。いやもう、吉本の芸人は「祭りだワッショイ!」ってぐらい、どいつもこいつも休業状態。
世間は「反社会勢力がどうのこうの」って言うけどね、芸人から見りゃ「ギャラの払いが早いか遅いか」ぐらいの違いでさ。事務所だって払わねぇんだから、そりゃ芸人も考えるよ。
で、今回の主人公は、ガリットチュウの福島って人。47歳。47歳っていえば、もう中年ですよ。脂も乗らない、かといって枯れてもいない。芸人でいちばんややこしい時期。
この人がYouTubeで告白したんだ。「宮迫さんから出演オファーがあったけど断った」って。
──いや、これがね、なかなかのドラマなんだ。
鬼越トマホークの二人に「この後、宮迫さんとコラボします」って言われたら、福島さんが「嘘でしょ!? 会わないよね?」って立ち上がった。
怯えてるのか、腹立ってるのか。「半々ですよ!」。芸人の感情が一番複雑なとこを突いてくる。
だって考えてみなさいよ。
「先輩の言うことを聞いたら、会社を裏切った」
「そしたら先輩は、後輩を裏切って会社についた」
これ、落語のオチにしたら出来すぎだろ? 八っつぁんと熊さんの会話にしたらこうなるよ。
「おい熊、公園で宴会しようぜ。酒もつまみも、全部あっちの人が出してくれるんだ」
「そりゃありがてぇや! でもあの人、ちょっと柄が悪くねぇか?」
「細けぇこと言うな! おめぇ、芸人は笑いさえ取れりゃいいんだ!」
──で、翌日。お上からお叱りが来て。
「おい熊! どうしてくれるんだ!」
「兄ぃが言ったからやったんだろ!」
「いや俺は止めたんだよ。なぁ? 俺は会社の言うことを聞く」
「裏切ったな兄ぃ!」
「おめぇも裏切ったろ!」
……お客さん笑ってますけどね、これは笑えない話ですよ。芸人の業そのものなんだ。
でね、福島さん、一度だけ宮迫さんに会ったんだって。場所は駐車場。香水の匂いで分かったっていうんだから、すごいよね。
普通はアイドルの出待ちで「香水の匂いだ!」って気づくんだ。でも芸人同士で「香水で分かった」ってのは珍しいよ。芸人の香水ってのは、もっと「焼き鳥のタレ」とか「居酒屋の油」じゃなきゃ。
で、駐車場で宮迫さんが近づいてきて、「よう頑張っとるな。見てるで。今度食べに来てや、牛宮城」。
──あの人は何をしても宣伝になるんだな。駐車場でも営業。これじゃ闇営業どころか「駐車場営業」だよ。
それで福島さん、「はいっ」って答えたんだって。芸人って悲しいね。心の中じゃ「絶対会わねぇ!」と思ってても、身体は「はいっ」って言っちゃう。
これが吉本芸人の悲しい性(さが)。「はいっ」って返事は、給料明細より早い。
で、結局オファーも来た。でも丁重に断ったって。
「丁重に断った」って言葉がすごいよね。普通は「断った」でいいじゃん。でも芸人の世界じゃ「丁重」がつく。
なぜか? 裏切った先輩でも、芸歴の上下関係だけは生きてるんだ。
あの業界、江戸時代の武士道より上下関係が厳しいんだから。斬られても「お世話になりました」。闇営業で謹慎しても「ありがとうございました」。
結局ね、この騒動ってのは「芸人は誰のために芸をやるのか?」って話なんだ。
会社のためか、先輩のためか、客のためか。
でも一番忘れちゃいけないのは「自分のため」なんだよな。
談志がよく言ってた。「落語は人間の業の肯定だ」って。
この話はまさにそれだよ。
後輩は先輩を信じて業を背負う。先輩は会社を守るために後輩を置いていく。駐車場で香水の匂いに気づくのも業。オファーを断るのも業。
──最後に一つ。
闇営業がバレて謹慎する芸人。
光営業でバラエティに出ても、数字が取れずに消える芸人。
どっちも結局、同じ闇に消えていくんだよ。
でも駐車場にだけは、香水の匂いが残る。
おあとがよろしいようで──。

2幕目

「年収問答」
いやあ皆さん、世の中ってのはね、昔から“カネか愛か”ってのが永遠のテーマなんですよ。
ところが最近は妙な番組があってね、婚活リアリティーショーなんてやってんだ。結婚相手を探すんだから、まあ時代に合ってるっちゃ合ってるんだが――スタジオでアイドルだ女優だが口をそろえて「年収は?」なんて聞いてんだ。
若い娘さんが「私は出身地が知りたい」とか言ってる横で、30代のオネエさんが「いやまずは年収でしょ!」。そりゃまあ年収ってのはリアルよ。でもいきなり「おいお前、給料いくらだ?」ってのは、昔の江戸でいえば「お前、蔵に何俵ある?」って聞くようなもんだ。色気もへったくれもない。
でね、番組の中で削り出てきたカードがまたすごい。「数社の会社役員、年収三千万」。おお、すごいなと思ったら次は「フェンシングのコーチ、九百万」。で、極めつけが「歯医者、五千万から一億」。
もう女たちが「キャー!」ってね。あのリアクションの速さ、あれこそ人間の本音ってやつだな。愛だの夢だの口では言うけど、札束の音にはかないゃしない。
そこへ若い平祐奈ちゃんが言ったんだ。「もし好きな人と一緒なら、もやし生活になってもいい」って。
これだよ。談志なら「おう、いいこと言った!」って膝叩くね。
だって考えてごらんなさい。結婚生活で毎日フカヒレ食ってたら胃もたれするんだ。たまに食うからありがたい。毎日カップラーメンでも、好きな人とならうまい。そういうのを“人生の味付け”っていうんだよ。
ところが横にいた若槻千夏が「最高だよ!」なんて叫んで手のひら返し。さっきまで「年収カードだ!早く削れ!」って言ってたのに、「カネカネ言いやがってな!」って。おいおい、さっきまで一番カネに食いついてたのお前だろう、とツッコミ入れた藤森がまともに見えたよ。
でもねえ、こういう番組ってのは現代の“見合い茶屋”なんですよ。江戸の昔は仲人がいて「この人は大店の若旦那でね、蔵が三つあります」なんて言った。今はテレビ局が仲人で「この人は会社役員で年収三千万です」だ。時代が変わっても人間は変わらない。
ただ違うのは、江戸の仲人は「器量よしで料理もできる」って付け足したんだよ。今は「インスタのフォロワー五万人」だからね。どっちが幸せか、わかりゃしない。
そもそも“理想の年収”なんて聞くけど、これが難物でね。五百万なら安心か?一千万なら幸せか?
いやいや、年収はスタート地点でしかない。三千万あっても使い切るやつはいるし、二百万でも笑いながら暮らす夫婦もいる。要は“カネの額”じゃなく“カネの使い方”。そして“カネがなくても笑えるか”が肝心なんだ。
で、平祐奈の「もやし生活」発言。あれを聞いて、歯医者の一億よりこっちの方が価値あるんだよ。だって結婚って“共同生活”だからね。何を食うかより、誰と食うか。味噌汁の味噌より、隣にいるやつの顔が肝心なんだ。
ただし――だよ。女の子が「私はお金なんかいらない」と言うと、男はすぐ調子に乗る。
「うちの嫁は年収気にしないからな」って安心してパチンコ行って帰ってこない。結局、嫁さんが一人で働いて食わせてる。で、そのとき嫁が思い出すの。「あの時、やっぱり歯医者にしときゃよかった」って。
だから私はこう言いたい。
「結婚に必要な年収は?」って聞かれたら――「二人で生きていけるだけ」なんだよ。額じゃなくて、やりくりできるだけ。
でもそれを数字で言っちゃうからおかしくなる。「年収一千万」って言えば夢があるけど、実際に貯金残高見てみな、子どもの教育費、ローン、親の介護であっという間に消える。数字は幻よ。
江戸時代の長屋なんか、亭主の稼ぎは日雇いで毎日ちょろっと。でも夫婦はちゃぶ台囲んで笑ってた。隣の家から「今日の夕飯は芋の煮っころがしです」なんて聞こえてくる。金じゃなくて声と匂いで安心してたんだよ。
今は隣から聞こえるのは「リボ払いがどうの」だ。匂ってくるのはコンビニ弁当。そりゃ人間がすさんでくるよ。
だから若槻千夏が「最高!」って叫んだのは案外正しいんだ。人間、最後に残るのは「一緒にいる時間に笑えたかどうか」。
そう考えると、歯医者の一億より、もやし生活を楽しめる夫婦が勝ち。番組の見せ場はスクラッチカードじゃなく、夫婦でスーパー行って「今日はもやし十円だ!」「やったね!」って喜ぶところにあるんだ。
――結論?
結婚に必要な年収は、愛が冷めない程度の金。
逆に言うと、金で冷める愛なら最初から愛じゃない。
あたしゃそう思うんですよ。

2 Comments

Pin