マリウス葉「わからないから怖いという壁を越えたい」 スペインの大学で多様性のなかで学んで感じたこと

11歳という若さでアイドルとして社会に 出たマリウス洋さんは華やかな舞台の中心 に立ちながらも常に世界を知りたい人を 理解したいといううちなる問を抱え続けて きた活動という大きな決断を経て彼が選ん だのはスペインの大学での学びだった。 哲学、政治、法律、経済学を横断的に学ぶ PPLEコースでの日々は単なる知識の 習得にとまらず人間そのものを深く 見つめ直す時間となったという。シリア ペルー、ブラジルといった南米、ソマリア や中央アジアの国々など多様なルーツを 持つ学生たちと肩を並べ、食卓を囲み、 語り合う中で彼は教科書では触れられない 現実と向き合った。人工増加や経済成長を 背景にした若者たちの情熱、祖国が抱える 課題、そして未来への切実な願い。それら は1つとして同じものはなく、しかし確か に人間の尊厳という一点で結ばれていた。 特にパレスチナとイスラエルという対立の 歴史を背負う友人たちと過ごした時間は彼 に戦争の重さを突きつけた。ニュースの 向こう側にあるのは抽象的な国家ではなく 世代を超えた記憶と痛みを抱える隣にいる 誰かなのだと知った瞬間世界は一気に 近づいた。自分に家族を持つもの、難民と して生き延びてきたもの、それぞれの人生 の物語に耳を傾ける中で彼の中に芽えたの は他者の感情や苦しみを知り理解しようと する強い意思だった。日本で過ごしていた 頃には想像しなかった現実に触れ続けた 経験は彼をより柔らか。

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