江戸時代、視覚障害を持つ人々は「当道座(とうどうざ)」という組織に属し、鍼灸や按摩、音楽などで生計を立てていました。
でも、あなたは知っていましたか?
彼らが実は――貸金業で莫大な財を築いていたということを。

この仕組みは「座頭金(ざとうがね)」と呼ばれ、単なる福祉や助け合いの枠を超えて、町人や武士、さらには大名にまで金を貸す巨大な金融ネットワークとして機能していたのです。

中でも有名なのが鳥山検校(とりやまけんぎょう)。
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で、市原隼人さんが演じられていますが、盲目のはずの彼は、座頭金を巧みに操って巨万の富を得て、吉原で人気の花魁・瀬川を1400両で身請けするという豪遊ぶり。
けれどその裏では、年利100%超の高利貸し、取り立ての嫌がらせ、借金に苦しむ武士の切腹事件まで起きていました。

そして、ある旗本の失踪事件がきっかけとなり、ついに幕府が動きます。
当道座の検校たちは一斉に検挙され、なんと没収された財産は680億円以上。
当時最大の大名・加賀前田家すら上回る規模でした。

でも――
その12年後、彼らは当道座に復帰します。
なぜ? どうやって?
そこには、徳川政権と盲人組織の深い結びつきが垣間見えるのです。

あなたは「福祉」と「金融」が結びついたこの仕組み、どう思いますか?

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