松本清張の『西海道談綺』(字幕付き)第4話 松平健 古手川祐子 風祭ゆき 三波豊和 中村敦夫 宮内洋
やめてくさいやくやく見える このままは村の悪いをことく消滅して死んでるのじゃ。 お白けな [音楽] お島さん。この女だ。おや、 [拍手] お島さん。 [拍手] [拍手] ダガマのこれは一体何のだ? 待て。間 さん、そう大きな声を出すなよ。 [音楽] 何? この騒ぎが芝居えじゃよ。大田への助をおびき出す手段じゃよ。 [拍手] [音楽] [拍手] 中間貴ま [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] おああ。 [拍手] [音楽] だからよ。はっきりしたことが死にてんだよ。おさんとお島さんがどうなったのか、逃げのみたのか、焼け死んだのか、そいつら死にてんだって。 あんな神兵さん、 どうした?なぜこんなとこにいる?ナさんのその怪我が実は水家の帰り道に落席に会いしてきそぼに転して川に流されたところを土地の人に助けられましたんで。 それ危なかったな。しかしかスさんほどもの素ばしく人が高が落石ぐれ。 え、それとぺさんただの落石じゃねえんだよ。 こっちかきを調べた死人を目に来る連中も おそらく山ぶどである の殺された村が異常な行動を取ったのも山 も見てから なしかも村上の死体 はしっかりと荒れを握っていた。 もしかし たらもしかしたらいやいや迂闊なことは 申しません が足の水教その死体やつ は鉱山のじゃねえかと。水人 旦那もご存知のように鉱山の脇水を 書き出しておりやと1年も経たないうち にけに当てられて頭や体はおかしくなり ます。 水がその名は知れ渡っておりますからね。だったら度々死人が多く出ても不思議じゃござい。旦那が村上さんと一緒に山節にあった時に奴らなんか重そうなつを運んでるとおしれたね。そいつはひょっとして旦那が死に見せてくれた花吹き子小かも。 [音楽] [音楽] では村上平はそれを知っていやそれならついつもがうな。 [音楽] じゃあ隠し金山ってのはあの山節どが うん。肝心の旅と消して証拠をもあれば金を折りさくのですけどもおそらく鈴木殿の友はそれを鍵つけたので消された。かけ [音楽] えすがこの足で森杯向かってる。 [音楽] その広いものを助 えヨガスが旦那これからどちらへ? [音楽] 私はこれから人と共に像に 逃谷に [音楽] [拍手] [音楽] [音楽] おかしな人命。 これはどういうことだ? ここが山口の宿地だったらの2 つやつは炊いてあるはずってことですかね。役所の浜島が確かにここだと教えてくれたんだが嘘ついたんであるわ。なんだ? 嘘じゃねえや。やっぱり山節たちはここにいやということはすでに引き払った後か。 こらなんだ。 [音楽] [拍手] 静妙て [音楽] なぜこれがこの感ざしが奴らの手 [音楽] 我らに会いたくはこの谷を出てた光原の事蔵にてこの笛を吹け。旦那実は旦那に謝らなくちゃいけねえんだ。 [音楽] [音楽] 何のことだ? その神差しのことでござ覚えといてですか?昔山班おじの道産で旦だもを燃やしますた。しい堀の中からその姿を見てたんでございますよ。 人命跡から神ざしを拾った足はその時の旦那のご様子からもしやと思って後内に入り奥様のお様 何を図を助けたというのかつているのか 申し訳ござの友達の尿房だと言っておさんに完備をお願いし あの島って人がしかし山節武どがこのことを知ってるはずはござせん。こいつはてっきりおしず様が向こうへ願ったんだすよ。 しかしお前の連れていた女は神が神の色がまるで 人の髪の毛ってもな死ぬほど怖い目に会うと一晩で真っ白に変わるというやつで自し元々おず様の方に落ち戸道があったんでございますからそうなったのも当然の報いと諦めて足と 2 人不きで人知れず静かに山ん中で暮らそうと決心したんでござですかね。 おさんを目の前にし てどうにもならねえ質の炎が燃え上がった んですよ 。ご様が今だっ て新旦那に惚れておりやすからね [音楽] 。 旦那全部は死のせいだ。旦那からお話が あった時にお断りした。 んだことには足が甘かったんだな。 [音楽] いや、人べ、それは違う。こうなったのは天の采敗というやつだ。なんだろう? [音楽] 私が行く。この誘いは静か誘いなのだ。 [音楽] [拍手] [音楽] 私は決着をつける。け、もう手紙の返事を持って 1刻も早く戻ってきてもらいたい。 [拍手] え 、これきつい 。何の因ガで?俺もう江戸がこいしいよ、 俺 。お。 [拍手] ええ、こらすげえや。 [音楽] た系の助の小物だ どこへ行く?なんだこれ? 旦 検 おかしいな。ああ、確かにこの辺で吹いていたと思うが。 よいしょ。 神べ、あれは何だ [音楽] ?これ はマ宗ごとってやつで ございまった金銀のせいが山頂に光渡ると いうこれは金山の証す。 金山だ。 [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] 確かは時のひの1人千原や してたるあの金の侍 [音楽] はい。はい。 [音楽] 危ないところであった。もしもこの手紙が相手に届いていればよ。今わしの首なんかねえわ。武蔵体権源はこの世から消えせるわ。 おお。それほどの いや物のあなたは知る前がな。ひこさんの山節といえば最道ではなくこも黙る。天尊降臨の伝説を持ち総前。 平乱の際は各から放じ戦国大明党と肩を並べている。彼らにとっては物のことうさ源などみ柄を潰すほどのこともござるまよ。 ああ、クワ原バラ。クワ原バ原。彦こさんの山節もに力を借りようなど。大たけの好きなや。とんでもないことを思いつきやる。 [音楽] しかし江戸物といえば之助も同じこと。 奴1人の知恵とは思えんが。せ 言え。けの助の背後には誰だ?この手紙を書いた佐の本は何者だ? [音楽] 家って言われてすんなり喋るバカいるもん。 ああ、切ってくれ。切ってくれ。そんな大事な手紙ても知らねえで。おいおめ。てめえらに捕まった王子だよ。てめでてめにけがさ。さあ、思い切ってやってくれよ。 こいつ様は行て。 [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] よし。穴中へんどけ。 [音楽] そらけ。 うらいああ。 [拍手] 誰だ 誰だてめは?向の旦 [音楽] お、俺を知ってんのか?大たの介様の子のスけでござすよ。井さん一体どうしてこんなところに山の貸でやられなったんすね。 もう長くある前身から出た錆というやつだ。 ガさん、かき、 俺は騙されていた 。集官 や吉田や浜島にだ。だけどわしはてっきり 無様もあの連中 の踊らされていただけだ。 愚かにもな。 筆を持つしか脳がない生きと思い込んでい た葉ちまりだ 。 かつけ鉱山を見たであろう。へ 、あれが 学の高林は江戸だから知らんな。 質研究と は大感しぐるみで甘い [音楽] シだけではない そうを通じ て遠く江戸にまで売りておる。 そうだ 。白いか。 [音楽]
《ストーリー》
秀観(刈谷俊介)率いる山伏集団は 悪霊を調伏し邪霊を焼滅して進ぜようと村に護摩を焚いた 燃え盛る炎に 村人たちは怯え「おやめ下さい」と止めに入ったが それでも止めなかった 実は 騒ぎに乗じておえん(古手川祐子)を連れ出し 恵之助をおびき出すという作戦だった 驚いた向井(宮内洋)は 秀観に「一体何の真似だ」と怒鳴り散らし 頭から水をかぶり おえんを救出しようと炎の中に飛び込んだ
―― これより先は ネタバレに注意 ――
翌日嘉助(三波豊和)は焼け跡に おえんとお島の消息を尋ねたが 誰も知らないという 嘉助の報告を聞いて恵之助は 西山に死体を埋めに来る連中とは 山伏集団ではないか 殺された村上平八が異常な行動をとったのも山伏集団を目撃してから しかも手には粗金を握っていた
埋められた死体は おそらく鉱山の水替え人足 ならば鉱毒の影響で多数の死者が出ても不思議ではない 恵之助と村上が見たという山伏集団が背負っていたつづらというのも中身は花吹黄金 それを背負って 勧進の旅と称して諸国を回れば 金を売りさばくのも容易い 鈴木と村上はその秘密を嗅ぎつけたので次々と殺害されたのではないか
恵之助は 嘉助に 森藩の佐野廣右衛門殿(信欣三)を尋ねてくれと告げ 甚兵衛(中村敦夫)とともに山伏集団のねぐらの藤蔵谷へ向かった 坑内に入ると書付があり 見覚えのあるかんざしが添えられていた それは志津が付けていたもの 書付には「我らと会いたくば 峠の石地蔵でこの笛を鳴らせ」とあった
甚兵衛は恵之助に詫びた 以前小童谷の銅山で 恵之助が志津の持ち物を燃やしていたところを見てしまい その焼け跡の中のかんざしを見て坑内に入り 倒れている志津を助けてしまった そしておえんに看病を頼んだお島が 実は志津で おえんに対して女の嫉妬の炎が燃え上がり 仕返しをするために山伏集団に寝返ったのではと
その頃嘉助は 廣右衛門に会い すぐにこの手紙を届けてくれと手渡されたが その途中 山伏集団に捕らえられてしまう 一方 石地蔵で 笛を鳴らして様子を伺っていた二人は 土中に集まった金銀の精が 山頂に光渡る現象を目の当たりにして これこそ隠し金山の証し 眼下には 山伏と人足たちが樽を背負い その先頭に日田七軒衆の一人千原屋が 後方には頭巾をした侍の姿が見えた
手代の吉田(堀礼文)は嘉助が懐に隠していた手紙を見て愕然とした それは彦山の山伏への依頼状だった 彼らは僧坊3,000 戦国大名と肩を並べるほどの山伏集団で 宇佐石体権現などとても敵わない最強組織だった 一方 坑内へ押し込められた嘉助は 奥から人の気配を感じた ふと見るとそれは向井だった 火傷で負傷して見るも無残な姿から「おれは 秀観や吉田や浜島に騙されていた 日田七軒衆と代官所ぐるみで甘い汁を 九州だけではない 備前屋を通じて遠く江戸にまで売りさばいておる」と 息も絶え絶え その内幕を暴露した
【調伏】ちょうぶく
仏教用語で 自己の心身を制御し 悪を排除したり 怨霊や敵を降伏させたりする行為
【尋ねる】たずねる
問うこと 尋問すること 聞きたすこと を意味する
また所在のわからないものを探したり 物事の根源を調べたり 人に質問したりする際にも使われる