地球滅亡から救ったのは30年前に解散したロックバンドの1曲だった。【フィッシュストーリー/伊坂幸太郎】
今回紹介するのは 孝太郎さんのフィッシュストーリーです。 この小説は4つの独立した短編となってい ます。今回はその中の兄大作でもある フィッシュストーリーを紹介します。 [音楽] その無音によって思いがけない出来事を 呼び起こし、それは数十年後の世界を救う ことになる。といったロマンの詰まった 物語です。もっと広げて長編としても十分 成立するほどとてもよく狙た設定です。 次にこの小説の魅力です。僕が感じた魅力 は気軽に読めるんですけど深いメッセージ があることです。フィッシュストーリー 自体は約70ページで 必殺全体でも300ページなので本当気軽 に読めます。ですけど、独語にはこの物語 のテーマについて考えさせられました。 そして僕が思ったのはきっと何かにつがっ ていること。僕たちの日常でも何したこと でも真剣に取り組んだことでもそれは きっとどこかで何かにつがっていると思い ました。その時は大したことではなくても 一見何の変哲のないことでも誰かにとって はとても大きなことだったりします。 そんなことを思わせてくれる物語でした。 そして大体さ、正義なんて主観だからさ、 そんなものを振りかすなんてのは恐ろしい よといった一分が出てきます。僕はこの 言葉がとても印象に残っています。正義 って聞くとどうしても自分たちは正しい、 相手は間違っている。だから悪は倒すって いう風になると思うんですよね。上から 目線でなんだか自分に酔っているような 相手の気持ちや立場を考えていないような だからこそ正義なんて主観という言葉が とてもしっくりきました。 次にお勧めできる人です。1自分の努力が 無駄に思える人。この物の主人公は報われ ない側の人たちでもその意味がないと思わ れた行動が巡り巡って誰かを救う。に地味 でも誠実に行きたい人。作品に多いかっこ 悪いけど正直な人。フィッシュストーリー もまさにそれです。名誉も小賛いらない けど誰かの役に立てたらいいなと思える人 に寄り添ってくれます。3音楽や文化が 人生の背景にある人。ロックレコード 1970年代の空気感。音楽が誰かの人生 を支えるというテーマがとても良いです。 バンド経験者や音楽好きならあの フィッシュストーリーという虚に何か 感じるはずです。4派手な奇跡じゃなくて 小さな希望を求める人。この物語に ドラマチックな救済はありません。でも たった1曲が時代を超えて誰かの背中を 押す。 最後にフィッシュストーリーは時代を超え たストーリー展開。個性的なキャラクター 、意外な結末、深いメッセージ性など様々 な魅力が詰まっている一です。そして僕は 今回紹介したフィッシュストーリーと ポテチという短編が大好きでとても お気に入りです。またどちらも映画されて いるのでそちらも是非。 孝太郎長フィッシュストーリー。 [音楽]
ご視聴ありがとうございます!
「たった一曲が、世界を救う。」
売れないバンドが残した一曲「フィッシュストーリー」。
誰も聴いていないその曲が、
数十年の時を超えて、世界を救う“奇跡”へとつながっていく——。
伊坂幸太郎が描く、伏線と偶然が美しく交差する物語。
「意味のないことなんて、何ひとつない」
そんな言葉を信じたくなる、連作短編集です。
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【原作情報】
• タイトル:フィッシュストーリー
• 著者:伊坂幸太郎
• 出版社:新潮社
• 刊行年:2007年(単行本)/2009年(新潮文庫)
• 収録作:
1. 動物園のエンジン
2. サクリファイス
3. フィッシュストーリー
4. ポテチ
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【 映画情報】
• タイトル:フィッシュストーリー
• 公開年:2009年
• 監督:中村義洋
• 脚本:伊坂幸太郎・中村義洋
• 出演:伊藤淳史 / 高良健吾 / 濱田岳 / 森山未來 / 多部未華子 ほか
• 原作第3話「フィッシュストーリー」を中心に、
伊坂作品らしい時系列の交錯と“つながる奇跡”が描かれる。
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【こんな人におすすめ】
• 伏線回収や意外な繋がりにワクワクする人
• 「小さな行動が誰かを救う」物語が好きな人
• 映画と小説の両方で伊坂作品を楽しみたい人
• 感動より“希望”を感じたい夜に
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