「奇跡すぎる…堂本光一くんとカラオケで“まさかのデュエット”。この日から人生が変わった」
カラオケなんてただの休日の気分転換。 まさかその日自分の人生を変えてしまう ような奇跡が起きるなんて誰が想像できる だろう。友人に誘われて入った都内の少し 高級感のあるカラオケラウンジ。平日の夜 ということもあって人は少なく落ち着いた 雰囲気が流れていた。ここ芸能人とか たまに来るらしいよ。こんな軽い一言を 友人が言ったけれど、まさか本当に遭遇 するとは思っていなかった。ラウンジの奥 はVIPルームにつがっていて、普段は 一般のお客が通ることはない。その奥の扉 がふと開いた。視線が自然とそちらに向い た瞬間、そこからひょっこり顔を出したの はあの近畿キッズのど本高一君だった。 現実とは思えない。あまりにも自然体で あまりにも美しくて光が差し込んだみたい に周囲が明るくなる。何が起きているのか 理解する間もなくスタッフらしき人と話し ながら彼はこちら側に歩いてきた。すみ ません。隣の部屋機材トラブルでちょっと だけ移動してもいいですか?そう言って 微笑えんだ顔が衝撃で息が止まりそうに なった。竜人は固まり、自分も声が出ない けれど、高一君はまるで普通の人と話す ようにフランクでついと頷いてしまった。 気づけば同じ部屋にいる奇跡みたいな状況 があまりに静かに自然に始まった。 スタッフと打ち合わせをしていた高一君は ふとこちらを見ていった。せっかくだし 一局歌っとく。君を疑ったどもと高一が カラオケでしかも自分たちの前で歌う。 そんなことがあり得るのか?友人と顔を 見合わせる。でも高一君は軽くリモコンを 取ると慣れた手付きで曲を選んだ。選ばれ た曲は金キッズの名曲。流れ始めた イントロに心臓が暴れ出した。歌い出しの 瞬間部屋が一気にライブ会場みたいな空気 に変わる。声が音が熱が全てプロそのもの 。カラオケとは思えないほどのクオリティ に取り肌が立った。そして曲が終わると 高一君は笑いながらこちらにマイクを 差し出した。次誰か行く。いやいやそんな と思いながらも空気に押されて自分が手 を上げてしまった。高一君がお行くと言う からもう逃げられない。緊張で手が震える 。でも目の前で光一君が大丈夫大丈夫と 優しく頷いてくれた。その一言が不思議と 勇気をくれた。自分が選んだ曲は金キッズ のバラード。イントロが流れマイクを 握りしめる。高一君がまるで仲間のように 頷きながら見守っている。歌い始めると 緊張は残っているもののなんとか声は出た 。途中、高一君が口ずむようにハモりを 入れてくれた。その瞬間、背中に電流が 走った。まさか自分の声と高一君の声が 同じ空間で重なるなんて。夢でも見ている のかと思った。曲が終わると高一君は拍手 しながらめっちゃ良かったよと笑ってくれ た。その言葉が胸に刺さって泣きそうに なった。そして奇跡はさらに続く。じゃあ 次はデュエットしようか。信じられなかっ たども高一とビュエット。そんなことを 人生で経験する人がどれほどいるだろう。 選ばれた曲は近畿キッズのなデュエット ソ部。イントロが流れた瞬間心臓が本当に 止まるかと思った。高一君が俺ハモり 入れるからリード頼んだよと肩に手を置い た。その手の温かさが現実を強引に教えて くれる。歌い始めると光一君の声が重なっ てきた。優しくでも真のある声。音定が 合うたびに体が震える。自分の歌を 引き立てるように高一君が絶妙な タイミングでハってくれる。もう言葉では 表せないほどの幸福だった。曲が終わると 高一君は笑いながらありがとう。楽しかっ たわと言った。いや、こちらこそだ。何度 でもそう言いたくなるほどの奇跡だった。 スタッフが戻り、光一君は仕事へ戻ら なければいけなくなった。でも帰りは こちらを振り向き手を振ってくれた。また 歌おうな。その一言が人生で1番の宝物に なった。扉が閉まった後、方針状態のまま しばらく動けなかった。さっきまでいた 空気の温度すら変わってしまったように 感じた。あの日の出来事はまるで夢のよう で、でも確かに現実だった。その後何度も カラオケに行ったけれどあの奇跡を超える 瞬間は1度もない。でもいい。あの日確か に自分はどうもと高一と歌った。同じ空気 の中で同じリズムで同じメロディを一生 忘れられない奇跡の時間だった。高一君が 去った後部屋のしけさが妙に現実に帯びて きた。ついさっきまであの歩き方であの声 であの笑顔ですぐ目の前にいたのだと思う と胸が熱くなる。友人もまだ呆然としてい て2人で顔を見合わせたまま笑ってしまっ た。夢じゃないよな。何度も同じ言葉を つく壁にかかった鏡に移る自分は興奮で頬 が真っ赤になっていた。あんな経験をして 冷静でいられる人なんてきっといない。で もここからさらに奇跡の余因が続いていく 。スマホを開くと声が震えていたせいか手 が震えてスクリーンをうまく操作できない けれど録音していた音声ファイルを再生 すると確かに自分の声に高一君のハモりが 重なっていた。その音を聞いた瞬間涙が 込み上げた。あの時間は幻でも夢でもなく 触れられるほど現実だったのだ。これから 数日間、何をしていても心がふわふわして いた。仕事の休憩中もふとあのハモりが頭 の中で再生される。街で近畿キッズの曲が 流れると胸の奥が温かくなる。また歌おう な。その言葉だけが何度思い返しても しっかりと心に刺さったままだ。もちろん 本当にまた歌う機会があるなんて思ってい ない。あれは人生で1度切りの奇跡。でも その奇跡だけで十分すぎるほど幸せだった 。しかしその奇跡の続きを予感させる 出来事が数週間後に起きる。ある日 仕事帰りにコンビニへ寄った店内のBGM として近畿キッズの曲が流れていた。 聞き慣れた曲のはずなのにその日は特別に 胸に響いた。すると突然隣の棚から誰かの 声がした。その曲やっぱええな。その声に 鼓動が跳ね上がった。聞き間違えるわけが ない。あの声は1度聞いたら忘れられない 。振り返るとマスクをつけて帽子を深く かぶった男性が立っていた。目があった 瞬間、彼は軽く笑った。この間ぶり言葉が 出ない。まさかこんな形で再開するなんて 。完全にプライベートの様子でスタッフの 姿もない。あの時のこと楽しかったよ。 ほんまに彼は小さな声でもまっすぐにそう 言った。こちらは同様で震えてしまう。 また歌ってくれてありがとうな。そんな 一言をわざわざ覚えていてくれたことが 信じられなかった。ほんまはさ、あの日 あんな風に一般のお客さんと歌うこと なんてめったにないんよ。そう言って照れ たように笑った。続いて彼はためらい ながら言った。実花次の番組の企画で ファンの人とデュエットする案があるんよ 。まだ決まってないけど心臓が飛び出し そうだった。もしかして自分のあの日の ことが影響しているのか。もし実現したら 真っ先に声かけるわ。そう言って彼は店の 奥へ歩いていった。息もできないほどの 衝撃だった。その一言だけで世界が少し 明るくなった気がした。その日の夜眠れ なかった。期待しすぎてはいけないと思い ながらも胸の奥がずっとざわざわしていた 。あの日の歌声と笑顔が心の中で何度も 再生される。それからまた月日が経った。 テレビの情報番組で近畿キッツの特別企画 が発表された。リスナーと作る特別音楽 企画。その文字を見た瞬間鳥肌が立った。 これかあの日光高一君が言っていたやつか 。しかし自分に連絡はなかった。企画には 多くの応募があったようで自分が特別扱い されることなんてあるわけがない。そう 思っていた。でもその日スマホに見知らぬ 番号着信が入った。恐る恐る出るとあの 事務所のスタッフの声だった。ど本がお 呼びしています。が真っ白になった。指定 されたスタジオに行くとそこにはあの時と 同じ笑顔の子一君がいた。よう来てくれた がその言葉にまた胸が詰まった。今日の 収録俺と歌ってくれへん。その台本を見た 瞬間自分の名前が記載されていた。あの 日オケで歌った曲。あの日の思い出がその ままテレビの企画に変わっていた。収録が 始まるとスタジオ全体が温かい空気に包ま れた。カメラが回っていようが今いが高一 君の歌声は変わらない。優しくて丁寧で心 の奥に届く。そしてデュエットの瞬間、 あの日と同じように光一君がハモりを入れ てくれる。あの日よりも落ち着いて歌えた けれど感動は何倍にも膨れ上がっていた。 曲が終わると光一君は言った。また歌えて 嬉しかったわ。その言葉を聞いた瞬間、涙 がこぼれた。収録後、彼は小さく微縁で手 を差し出してきた。これからも音楽楽しん でな、あの日みたいにその握手は温かく しっかりと現実を伝えてくれるものだった 。帰り道夜風が頬を撫でる。空を見上げる と星が1つだけ強く光っていた。あの日の 奇跡は偶然じゃなかった。として今日 さらに深まった人生には思いもよらない 瞬間がある。夢だと思っていたことが現実 に変わる瞬間がある。その一歩はほんの 小さな選択から始まる。あの日人に誘われ てカラオケに行かなければ今日の奇跡は なかった。1度の歌、1度の出会いが未来 を変えることだってある。これが近畿キッ ど本高一君とカラオケでデュエットした 奇跡。その先に続いたもう1つの物語だっ た。
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