主演・黒木華、共演・寛一郎、池松壮亮、監督・阪本順治による映画『せかいのおきく』(公開中)より、黒木、寛一郎、池松、阪本監督、そして、本企画・プロデューサーを務めた美術監督の原田満生のインタビュー特別映像が公開された。
日本が世界の大きな渦に飲み込まれていった江戸末期が舞台の本作。武家育ちでありながら、今は貧乏長屋で質素な生活を送り、寺子屋で子どもたちに読み書きを教えていたおきくは、ある悲惨な出来事に巻き込まれ、喉を切られて声を失ってしまう。
おきくを演じた黒木は「おきゃんというか、親にも他人にも思ったことをズバズバ言える元気な人。なので声を失ったことで後ろ向きにならないように」と意識したことを話し、声を失ってからのシーンについては「この時代には手話がないから、ジェスチャーをするにしても、この時代に合ったジェスチャーって何だろう?ってまず考えましたし、 “わたし”や“あなた”は(手で示して)伝えられても、何かの“もの”を表現するのが難しかった」と役作りの苦労を打ち明けている。
ある雨の日におきくが出会う、紙屑拾いの中次を演じる寛一郎は、池松との初共演について「楽しかったです。(池松は)僕が尊敬する数少ない役者さんのひとりですから、役のことはそんなに話さなくても、一緒に時を過ごすことでバティ感が出てきた。僕にとっては幸せな時間でした」と、撮影時の心境を語る。
下肥買いの矢亮を演じた池松は「カンとは(寛一郎が)俳優を始める前に出会っていて。俳優になってからもずっと見ていたので、やっぱり特別な気持ちがあったんですよね。そういう気持ちを利用して空気感を作っていけたらと思いました」と、初共演ながらすでに二人の間に “特別な絆”が生まれていたことを語った。
また、本作で遺したいもの、伝えたいことについて問われた阪本監督は「映画は月日が経って古くなるほど“自由”になっていく。だから見続けられることが大事で、どこかで暗闇に消えたとしても、誰かが発見して、発掘してもらえる映画でありたい」と、映画の命が次の世代へと受け継がれることへの希望を語っている。
美術監督であり本作の企画・プロデューサーを務めた原田も「映画が百何十年無くならずに生きているように、このプロジェクト(=YOIHI PROJECT※)も100年後の世代の人たちが見て『当時はこんなこと考えてたのか』って話してくれたらすごくいいと思うし、作ってよかったなと思います」と、作品に願いを託した。
さらに黒木が「何かを伝える。それが愛でもいいし、SDGsや循環型社会など(見る人に)何か受け取ってもらえるものがあるのが映画。『伝えたいことがある』というのは、すごく重要なことじゃないかなと思います」と、映画に込めた熱い思いを語っている。
脚本・監督:阪本順治
出演:黒木華 寛一郎 池松壮亮 眞木蔵人 佐藤浩市 石橋蓮司
製作:FANTASIAInc./YOIHI PROJECT
制作プロダクション:ACCA
配給:東京テアトル/U-NEXT/リトルモア
(C)2023 FANTASIA
公式サイト:http://sekainookiku.jp/
3 Comments
江戸の佇まいの時代感と普遍的な情感が心地よかった。
声を失ってからのおきくは 可憐でしたー
神戸シネ・リーブルで🎥せかいのおきく観ました。良かった。castの皆さんのファンだし、何より阪本順治監督の映画🎥ファンです❤
🎥人類資金、この世の外クラブ進駐軍
派です