🟧地学「8大気現象」🎥 授業現場
<停滞前線>
(1)寒気と暖気が押し合ってできる(動かない=停滞)前線
(2)梅雨前線、秋雨前線など
(3)いずれもオホーツク海気団 VS 小笠原気団
(4)毎日のように雨が降る
(5)雨域は寒気の地域(寒冷前線と同じ)
(6)2024年現在、停滞前線は見られないことが多くなった
(7)寒冷前線、温暖前線、閉塞前線の3つとは成因が異なる
※上記3つは温帯低気圧によってできる前線
※温帯低気圧に関する動画
<参考資料:寒冷前線、温暖前線の比較>
(1)原因:寒気 VS 暖気
(2)(前線が)進む速さ:速い VS 遅い
(3)雨の強さ:激しい VS 穏やか
(4)雨の時間:短い VS 長い
(5)雨雲の名前:積乱雲 VS 乱層雲
(6)その他:雷あり VS 6種類の雲をつくる
<平面図:前線(点として表現される)を示す図>
(1)前線の記号:三角 VS 半円
(2)雨域:前線の手前 VS 前線の後
<断面図:前線面(線として表現される)を示す図>
(1)前線面の角度:大(急角度) VS 小(なだらか)
(2)上昇気流ができる位置:(比較的涼しい地域) VS 寒気
(3)雨域:寒気 VS (比較的涼しい地域)
<授業note>
本動画の学級は進度を間違えていました。本来なら寒冷前線と温暖前線を学習した後に行うのですが…。当日は5時間目で疲れていることもあり、反応がさらに緩やかになってしまいましたが、なんとか乗り切ることができたように思います。
さて、授業は前半「春と夏の天気」、後半「梅雨と停滞前線」に分けられます。メインは後半の停滞前線(梅雨前線、秋雨前線)です。
毎時間、朝刊の切り抜き「天気図」を使った作業を行うのですが、今日は作業時間を長くしました。春に特徴的な揚子江気団がバッチリあったからです。その後、夏の天気を決定づける小笠原気団ですが、春と夏の天気は半分復習なのでサラサラと行きます。
停滞前線は寒気と暖気が押し合ってできるものですが、ここで登場するのが寒冷湿潤な「オホーツク海気団」です。ちょっとしたポイントは「オホーツク」ではなく「オホーツク海」なので、しっかり押さえたいところですが動画(本授業)は復習なのでさらさらです。それに対するのは温暖湿潤な「小笠原気団」で、いずれも海上にできた湿り気たっぷりの気団です。この2つが押し合うのですから、雨がしっかり降るのは当然ですね。
さて、学校の先生に見て欲しいのは、前線と前線面の説明部分です。教室の床にチョークで線(前線)を書くところです。この前線は、黒板の説明図の前線を示す「点」からぐぐぐぐぐッと書いていきます。生徒たちは意外な展開に驚くと思いますが、こうでもしなければ「点が線」を示すことは理解できないでしょう。チョークで汚れた床は理科係に掃除させてくださいね。理科係がしっかり仕事をすることで、先生もしっかり仕事ができるのですから。
教室の床に書かれた前線によって、寒気と暖気の2つに分かれることがイメージできたら、その次は比較的簡単です。前線面は、前線から立ち上がる面です。その面が傾くのは、押し合っている気団の性質が違うからです。寒気と暖気の押し合いですから、寒気は下、暖気は上になってしまいます。暖気は上昇気流となり、雲を作り、雨を降らせます。雨が降るのは寒気側になります。これは寒冷前線と同じです。違いは暖気と押し合っているかどうかです。
<関連するYouTube>
<関連するHP>
観測11 日本の四季をつくる4つの気団、季節の変わり目にできる停滞前線(2017年度)
http://www.ons.ne.jp/~taka1997/education/2017/geology/63/index.html
観測13 2つの前線(寒冷前線、温暖前線)(2017年度)
http://www.ons.ne.jp/~taka1997/education/2017/geology/65/index.html
<参考書籍>
実践ビジュアル教科書『中学理科の地学/第2版/2023年』p.146~p.147