俺、心の底から感謝してる 秀坊の言葉と、乙松のグッとこらえる姿に泣かされる 【鉄道員 ぽっぽや】1999年 高倉健 吉岡秀隆
おじちゃんには、心の底から感謝してる。俺、うまく言えんけど、おじちゃんに頑張らせてもらったけん。
廃線時期が早まったことを、内示の前に知らせたかったと電話をくれた秀坊。
廃止される駅を守り続けてきてくれた乙松に気持ちを伝える秀坊の言葉に泣かされる。
佐藤乙松(高倉健)は、道央にある廃止寸前のローカル線「幌舞線(ほろまいせん)」の終着駅・幌舞駅の駅長である。鉄道員一筋に生きてきた彼も定年退職の年を迎え、また同時に彼が働く幌舞駅も路線とともに廃止の時を迎えようとしていた。
彼は生まれたばかりの一人娘を病気で失い、また妻にも先立たれ、孤独な生活を送っていた。
ある雪の正月、そんな彼の前に起こった優しい奇跡の物語。
映画版は原作のイメージを損なうことなく、より幻想的に創りあげた。
本編上の時間軸は、幌舞線の廃止と乙松が退職を迎える寸前の現代の歳末から正月明けにかけてで、加えて乙松が回想する形式で、かつて炭坑の町だった幌舞に暮らしてきた人々にもスポットを当てている。
高倉は、「3月で廃線にする」と聞かされた後、土足で走り回ったり、帽子を叩きつけたりする演出にしたいと監督に頼んだが却下されたと話している。
「それまでやった200本のうちの100本以上は、最後は本性を出して、刺青出して、刀を振り回す役で、それが自分には慣れているから、今回の感情を表に出せない役は何か気持ち悪かった」とも述べている。
1999年06月05日(土)公開
上映時間:112分 / 製作:1999年(日本) / 配給:東映=「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会
佐藤乙松:高倉健
佐藤静枝:大竹しのぶ
佐藤雪子:広末涼子
加藤敏行:安藤政信
杉浦秀男:吉岡秀隆
加藤ムネ:奈良岡朋子
杉浦仙次:小林稔侍
吉岡肇:志村けん
杉浦明子:田中好子