『しあわせは食べて寝て待て』“司”宮沢氷魚が団地を旅立つ 直面する“介護”という問題
他人同士だからその寂しさと温かさが胸に 迫った。幸せは食べて寝て待て。NHK 総合第8話司さ宮沢ひが我だ地を旅立って いく写真。胸がギュっと締めつけられる ような3人の最後の晩餐鈴か子から今の 部屋を将来譲り受けることになった里子 桜井その矢鈴の 娘子池子が遠方から大慌てで団地にやって くる。資産価値がないと思っていた部屋が 立替えで進築になるかもしれないと聞き、 手放すのが惜しくなったのだ。ところが 管理組合の理事長の話から工事費用の高等 や所持事場により立替えになった場合は 膨大な追加費用がかかると知る。もし払え なければ団地を出ていくしかなかった。 結果的に譲渡が成立する一方でようやく追 の住が見つかったと思っていた里子は少し だけ落胆するが当福祉政治の団地の価値を 高めるという言葉ですぐに気持ちを 立て直す何らかの工夫で立替えなしでも 長く快適に住み続けることができるかも しれない。病を発症し、頑張りたくても 頑張れなくなってしまった里子は移住と いう選択肢に出会った時、まだ自分にも 挑戦できることがあると分かって嬉しかっ たのだと思う。だから余計に移住を断念し なければならないのがやるせなかったの だろう。でも諦めるの語言はあらむ。 つまり諦めるとは何かを断念することでは なく事実を明らかに見ることである。悟子 は自分には移住が難しいという事実が 分かった。そしておそらく団地暮らしが 自分に合っていることもではどうすれば今 の場所に住み続けることができるか。そう 考えた時にまた新しい可能性が開けた。 そんな風にできない自分を受け入れ始めた 里子を受け入れられないのが母親である 稽古朝まゆだ。現病の中でもが発症した シェムレン商群は何病に指定されており、 現時点では根知的な治療法が確立されてい ないけれど稽古は治ると信じてやまず里子 が納得して諦めたことに対して希望を持た せてくる。里子にとっては食べられない ご馳をわざわざ目の前に並べられてるよう なものだがそこには稽古なりの葛藤もあっ た。稽古が忘れたスマホをこっそり実家に 届けた メモに書いてあったごめの文字を見た瞬間 、稽古子が涙尻りの声で丈夫に産んであげ られなくてとこぼす。シェブレン商校軍の 根本的な原因はまだ解明されていない。 それでも子供が病気になってしまった時、 真っ先に自分を責めてしまうのが親という ものなのだろう。きっと稽古はやりがいを 持って働き、自分の稼いだお金で マンションを購入することも夢見ていた 里子を誇りに思っていたに違いない。それ を諦めさせてしまったことが申し訳なくて 苦しくて許されたくて今もさ子に期待を かけてしまうのではないだろうか。里子は 里子でその期待に答えられないことが 苦しかった。だからどうしたって一緒に いると傷つけ合ってしまう。け子がうず さん、こみ、宮崎義子のような気まな 1人暮らしよりも息子夫婦との同居を選ん だのも体の自由が効かなくなった時に迷惑 をかけないためかもしれない。何度も見て きた光景なのに胸がぎゅっと締めつけ られる。鈴とこが離れて暮らしているのも 同じような理由なのだろう。里宮沢ひと いる時は天身ランマンでチャーミングな鈴 もとはついお互いにトのある言葉をかけて しまう。親子だから分かり合えるなんての は幻想でむしろ親子だからこそ自分の 気持ちを押し付けてしまいすれ違って しまうことも多く物理的な距離がある方が 案外うまくいくことも多い。ただ介護を どうするかという問題もある。子は鈴老人 ホームへの入居を進めるが、鈴は 生まれ育った団地で予を過ごしたいと願っ ていた。そこで司さにここで母の面倒を見 て欲しいのと封筒に包まれた体金を渡す とこ。そのお金があれば司さは働かなくて も済み鈴とも一緒に暮らしていける。でも 司さは鈴との暮らしを義務にしたくは なかったのだろう。の申し出を断った司さ だが、元気に見えても鈴は90歳。誰かの 助けを借りることもこれから増えてくる。 無償ならばいいという問題でもないだろう 。司さはもちろん鈴とってもそれは気持ち の上で苦しみが伴う。だから今がその タイミングだった。里子は部屋の取り決め 成立を祝って首すと食事をする。深さが 何か言ったわけではないが、これが3人で の最後の晩餐になることを誰もが分かって いた。いつもと同じ場所、普段と変わら ないご飯に安心感のあるやり取り。この ドラマで何度も見てきた光景なのに胸が ぎゅっと締めつけられるのは3人の言葉に ならない寂しさが充満しているからだ。で も里子も鈴も司さを引き止めようとはし なかった。引き止める理由がなかった。除 他人同士だからお互いを縛ることはでき ない。そう言うと冷たく聞こえるかもしれ ないが他人同士だからこその良さもまた ある。自分をりながら誰かをるちょうど いい安売の距離感にさ子もまた救われてき た。他人同士は寂しくて温かい。その良さ が詰まった団地暮らしお里子はどのように 守っていくのだろうか。