“異例の事態”を乗り越えた7年間の軌跡 『King&Prince』の“これまで”を振り返る「守ってくれてありがとう」
“異例の事態”を乗り越えた7年間の軌跡
『King & Prince』の“これまで”を振り返る――「守ってくれてありがとう」
2018年5月23日、ジャニーズ事務所から華々しくデビューを果たした6人組グループ『King & Prince』。堂々たるスタートを切った彼らは、名実ともに「王道アイドル」として一世を風靡していった。しかし、その輝かしい軌跡の裏には、数々の困難や“異例の事態”があった。ファンと共に歩んだ7年間の道のりを、いま改めて振り返る――。
■デビューと大旋風
2018年、Mr.KING(平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人)とPrince(岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹)から成る6人で構成された『King & Prince』が「シンデレラガール」で鮮烈なデビューを飾った。王子様のようなルックス、華やかなパフォーマンス、そしてメンバーそれぞれの個性が見事に融合し、まさに“現代の王道アイドル”として注目を集めた。
デビュー曲「シンデレラガール」は、TBSドラマ『花のち晴れ』の主題歌として使用され、主演の平野紫耀の人気とともに大ヒット。オリコン初週売上は57.7万枚、同年の新人としては異例の記録となった。
以降も「Memorial」「koi-wazurai」「I promise」などヒット曲を連発し、紅白歌合戦への出場や冠番組『King & Princeる。』のスタートなど、グループとしての地盤を固めていった。
■岩橋玄樹の活動休止、そして脱退
順調に見えたKing & Princeの船出だったが、早くも“異例の事態”が彼らを襲う。2018年10月、メンバーの岩橋玄樹が「パニック障害」を理由に活動を休止。本人の強い意志と事務所の支援により復帰を目指していたが、2021年3月末、正式にグループを脱退、そしてジャニーズ事務所を退所することが発表された。
岩橋はファンに向けて、「自分のペースで前に進んでいきたい」と語り、その後は海外での音楽活動など新たなステージへと歩みを進めた。彼の存在は今もなお、King & Princeの原点として心に残っている。
■コロナ禍と葛藤の中での活動
2020年、新型コロナウイルスの影響で芸能界全体が活動の制限を余儀なくされた。King & Princeも例外ではなく、ライブの延期や中止、リモート収録、感染対策下での限られたプロモーション活動など、想定外の状況に対応し続ける日々が続いた。
それでも彼らは「ファンの笑顔を守るためにできることを」と前向きに活動を続けた。オンラインでのライブ配信、SNSやYouTubeでの動画公開など、制限された中でも工夫と努力を重ね、ファンとの絆を深めていった。
■“衝撃”の発表――メンバー脱退
2022年11月、世間を揺るがす衝撃的なニュースが発表された。2023年5月22日をもって、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人がKing & Princeを脱退、さらに神宮寺と平野は事務所からも退所するという内容だった。理由は「方向性の違い」。
絶頂期にあったグループからの脱退発表は多くのファンにとってショックそのものであった。SNSには悲しみ、困惑、怒り、そして感謝の声があふれた。しかし、メンバー自身が何度も誠実に説明を重ね、涙ながらに語る姿が「本気でKing & Princeを守りたかった」という信念を証明した。
残された永瀬廉と髙橋海人の2人は「King & Princeはなくさない」と宣言し、グループの継続を決意。世間の関心とプレッシャーの中、新たな“二人体制”でのスタートを切ることとなった。
■「二人のキンプリ」――継承と進化
2023年5月23日、King & Princeは“2人体制”となって新たな章をスタートさせた。かつての“王子様像”を継承しつつも、より個の強さや内面の深さを表現する楽曲やビジュアルを展開。新体制での初シングル「なにもの」は、2人の覚悟と未来への決意が詰まった一曲となった。
永瀬は俳優としてもドラマ・映画で活躍、髙橋は音楽・バラエティを中心にマルチな才能を発揮しており、それぞれが自分の得意分野でグループを牽引。King & Princeは「減った」のではなく、「進化」している――そう感じさせる活動を続けている。
ファンの間では「2人になっても応援し続ける」「彼らの選択を信じたい」と、信頼と温かさが広がっている。そして何より、“元”メンバーとの絆も途切れていないことが、彼らの人柄と関係性の深さを物語っている。
■「守ってくれてありがとう」――ファンと共に築いた7年
King & Princeの7年間は、決して順風満帆な道ではなかった。異例のデビュー、予想外の脱退、感染症による活動制限、そしてグループ体制の大きな変化――。それでも彼らは歩みを止めず、いつも“アイドルであり続けること”に誠実だった。
ファンに向けて見せた笑顔の裏に、どれだけの覚悟や葛藤があっただろうか。それでも彼らは言葉にした。「応援してくれてありがとう」「King & Princeを守ってくれてありがとう」。
同時に、ファンもまた彼らにこう伝えたい。「夢を見せてくれてありがとう」「離れずにいてくれてありがとう」。
■これからも、物語は続く
King & Princeの物語は、今なお現在進行形で続いている。たとえ形が変わっても、その芯にある“ファンへの愛”と“音楽への情熱”は決して揺るがない。これまでの7年、そしてこれからの未来――すべての瞬間が彼らにとってかけがえのない「King & Prince」であり続ける。
そして、きっとこの先も。私たちは彼らの軌跡を見守り、支え、共に歩んでいくだろう。
「ありがとう。そして、これからもよろしく。」