病や挫折を経て得たもの
かつてスピードスケート、自転車競技の選手としてオリンピックに7回出場しましたが、体格や健康に恵まれていたわけではありません。
腎臓病、B型肝炎、呼吸筋不全症を患い、一時は命を危ぶまれたこともあります。幸い、命は助かりましたが、アスリートとしての活躍など考えられない状況でした。子どもの頃からオリンピック出場が夢でしたが、もう夢は叶うことはないのだろうと絶望しました。
しかし、絶望の中で泣きながらもがいているうちに、治らない病気なら共存しようと思うようになりました。治らないことを焦るのではなく、一生背負っていけばいいと考えることで、気持ちが楽になりました。
それからは、今生きていること、好きなスポーツができること、誰かのために働くことができること、幸運だったことのみならず不運だったことや試練も、感謝の心で受け止められるようになっていきました。
病や挫折があったからこそ、今の自分があると思っています。