確かな演技力と圧倒的な存在感で幅広い世代から人気を博している俳優、加瀬亮。7歳までアメリカで過ごし、2000年にスクリーンデビュー。『アンテナ』(04年)で映画初主演を果たすと、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』(06年)に大抜てき。『それでもボクはやってない』(07年)では裁判で戦う主人公を熱演し、第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、第32回報知映画賞最優秀主演男優賞、第50回ブルーリボン賞最優秀主演男優賞と数々の賞を総なめにした。大ヒットTVシリーズ『SPEC』では、戸田恵梨香とW主演を務め、元SIT(警視庁特殊部隊)の刑事、瀬文を演じ、その独特な演技に熱狂するファンが続出した。その後、『アウトレイジ』(10年)、『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12年)、『自由が丘で』(14年)、『沈黙 -サイレンス-』(16年)と国内外多くの映画に出演。
本作では水俣病患者であり、チッソに補償を求める若きカメラマン、キヨシ役を演じた。本作のプロデューサーは「かなり衝撃的なシーンもいくつかあるが、それを亮は非常に繊細に演じてくれた」と加瀬の演技を絶賛。
加瀬は、初共演を果たしたジョニー・デップについて、「最初にジョニーさんがユージン・スミスに扮した写真を見たときに驚くほど似ていて、とてもびっくりしました。世界中の人が知っている人なのに、全然緊張させないですし、現場でも誰に対しても礼儀正しいし優しい。そういうジョニーさんの態度や姿勢にすごく感銘を受けました」と語る。
続けて、この映画から伝えたいことについて、「ユージン・スミスの言葉を借りれば、『写真は小さな声である』ということ。今まで言いたいことがある、伝えたいことがあるのに声を拾ってもらえない人、聞いてもらえない人、そこにユージン・スミスと言う人は光を当てていったわけで。現代社会の中で、しわ寄せがきているところに、光をあてる、耳を傾けることの意義、意味ということがこの映画から伝わるといいなと思っています」と本作にかける思いを語った。
監督:アンドリュー・レヴィタス 脚本:デヴィッド・ケスラー
出演:ジョニー・デップ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子、キャサリン・ジェンキンス and ビル・ナイ
音楽:坂本龍一
アメリカ/115分
公式サイト:longride.jp/minamata/
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提供:ニューセレクト株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ、ロングライド
配給:ロングライド、アルバトロス・フィルム