舞台『ヴォイツェック』小川絵梨子(上演台本・演出)
PARCO STAGEをご覧の皆さん、
こんにちは。小川絵梨子です。 とても挑戦的な本ではありまして、
元々の原作のものから劇作家の方が とても現代的に直されてるんですけれども
その中でもやはりヴォイツェックが追い詰め られてってその精神世界に入ってくところ
ていうのは非常に演劇的でもありながら 非常に挑戦的なところもあるのでそこが
あまり自分がやったことがないところでも あるので楽しみであると共に
緊張もしてます。 登場人物たちはみんな基本的にとても善良な
これは冷戦時代の話ですけれども とても1人1人善良な常識を持った人間たち
なんですけれど、1つずつのボタン の書き違いで、最後ヴォイツェックが、
ラストのあのような 結末になってってしまうというこの
掛け違っていく様っていうのをすごく丁寧 に書きたいなと思ってますし、それによって
ヴォイツェックっていう、まだどこかの 誰かの話ではなく、私たちの1人1人
の物語になるんじゃないかなと思っています。 彼が抱えている恐怖だったり不安
っていうのは、彼が独特に持ってる ものじゃなくて、実は私たちの心の奥に
お腹の中に絶対あるようなものでして、 それが普段だったらなんとかこれを毎日
暮らしていける中でそれが掛け違ってってしまう。 それが1つの悲劇につがっていく様っていうのは
できる限り人間を丁寧に書きたいなと思ってます。 とても1人1人の登場人物たち素敵な もちろんキャストの方に集まって
いただけたっていう喜びもあるんですけれども、 台本自体でもとても魅力的に
非常にこう1つの側面だけじゃなくて とても立体的に人物像を書いてくださって
いるので、ご自身が見ていただいた時に、 あ、私この人に感情移入できるなとか、
こういう人そばにいるなとかいう風に 1人1人の人間像を一緒に
楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています。 私の勝手なイメージですけれども、
とってもとってもこうお腹に 強い思いとあの熱い魂
みたいなものを持ってらっしゃる方 だなと思っていて、それがすごく
ヴォイツェックにぴったりだなと思っていて、 今回この作品でご一緒できるって
いうのはすごく贅沢だなと思って ますし、森田さんと一緒に今回の
現代のヴォイツェック、しかも今の日本でやる ヴォイツェックを作っていけるということが
とても嬉しくそして楽しみであります。 とても善良な1人の人間が1つ1つの
ちょっとしたき違いによって、 とても大きな決断と、
悲劇につがっていく物語ですけれど、 人間のあの魅力にも溢れている
作品だと思っています。 是非あの劇場にて、
ヴォイツェックと一緒に心の旅を お客様とできたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いいたします。
2025年9月23日(火祝)~28日(日) /11月7日(金)〜16日(日)(リターン公演)
東京芸術劇場 プレイハウス
https://stage.parco.jp/program/woyzeck/
原作=ゲオルク・ビューヒナー
翻案=ジャク・ソーン
翻訳=髙田曜子
上演台本・演出=小川絵梨子
出演=森田剛 伊原六花 伊勢佳世 浜田信也/中上サツキ 須藤瑞己 石井舜 片岡蒼哉/冨家ノリマサ 栗原英雄
ジャック・ソーン(ハリーポッター)の脚色で現代に蘇る、19世紀ゲオルク・ビューヒナーの未完の戯曲「ヴォイツェック」。
新国立劇場の芸術監督を務めると同時に意欲的な作品を世に問い続けている小川絵梨子が、現代にリンクするニューアダプテーションを元に待望の日本初演!
ヴォイツェック役 森田剛をはじめ、豪華キャストが結集して贈る意欲作!
東京:2025年9月23日(火祝)~28日(日) /11月7日(金)~16日(日)(リターン公演) 東京芸術劇場 プレイハウス
岡山:10月3日(金) 〜5日(日) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
広島:10月8日(水)・9日(木) 広島JMSアステールプラザ 大ホール
福岡:10月18日(土)・19日(日) J:COM北九州芸術劇場 大ホール
兵庫:10月23日(木) 〜26日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
愛知:10月31日(金) 〜11月2日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール