メジャースカウトも熱視線! 村上宗隆のバットが呼ぶ“100億円超契約”の可能性
メジャースカウトも熱視線! 村上宗隆のバットが呼ぶ“100億円超契約”の可能性
ツーボールからインハイに来たツーシームにバットを一閃すると、高々と舞い上がった打球は切れることなく右翼ポール際のスタンドに吸い込まれた──。8月20日の巨人戦(神宮)、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(25歳)がサウスポーの森田駿哉から放った先制弾は、一軍復帰20試合目にして早くもチーム最多に並ぶ8本目のアーチとなった。
昨年は3度目の本塁打王と2度目の打点王に輝きながら、今年は上半身のコンディション不良で開幕に間に合わず、4月半ばに一軍初出場もその試合で故障が再発。前半戦はわずか1試合の出場に終わっていた「令和の三冠王」が満を持して一軍の舞台に帰ってきたのは、シーズン後半戦がスタートして間もない7月29日のことだった。
「いいところで打てるのが一番ですし、打点を挙げられることだったり、出塁することだったり、すべてにおいて頑張りたいなと思います」
その日のDeNA戦(横浜)を前に抱負を語った村上は、一軍では103日ぶりとなる2回の第1打席で、相手のエース東克樹からレフトに先制のソロ本塁打。チームの連勝を3年ぶりの「7」に伸ばす決勝弾に、試合後のヒーローインタビューでは「チームも連勝してたので、僕が帰ってきて負けたら何を言われるかわかんないんで、必死に頑張りました」と笑顔を浮かべた。
まさに令和初の三冠王となった2022年当時を彷彿とさせるような一発だったが、村上のバッティングは決してその頃に戻ったわけではない。この試合の後でそう指摘したのは、村上のルーキーイヤーはヤクルトの現役選手としてファームで共に汗を流し、二軍コーチを経て2022年からは一軍コーチを務める大松尚逸チーフ打撃コーチである。
「(当時よりも)進化してます。全然違うと思います。動き自体もシンプルになってますし、ボールに向かっていくというより、今はしっかりボールを呼び込んで打つっていうところなんで。今日のホームランなんかもね、横(ベンチ)から見てると普通のバッターだったら打てるタイミングじゃないと思うんですけど、それぐらいボールを(手元に)呼び込んで打てる状態にある。もともとスイングスピードも速いですし、それを従来の打ち方じゃなくてもうちょっと動きを小さくして、よりボールを長く見れる状態にあると思うので、その中でハードスイングができるというのは非常に見てて頼もしい」
この日を皮切りに、村上は先述のとおり8月20日までの20試合で8本とホームランを量産。2.5試合に1本塁打というペースは、日本選手のシーズン新記録となる56本塁打をマークした2022年に匹敵する。8月12日のDeNA戦(神宮)でサヨナラ2ラン、8月15日の広島戦(マツダ)では決勝ソロと価値ある一発も多く、ヤクルトは村上に本塁打が出た試合ではここまで(8月20日時点、以下同)7勝1敗と高い勝率を誇る。
それでもチームは首位の阪神と22・5ゲーム差、5位の中日とも4ゲーム差の最下位。髙津監督が「けっこう雰囲気があるというか、相手(投手)にもプレッシャーがかかるだろうし、こちらからしても期待感を持てる。本人はどう思ってるかわかんないですけども、なんとかしてくれるんじゃないかなという感じでこっちは見てます」と話しているように、巻き返しに向けて村上のバットにかかる期待は大きい。
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